ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
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クライモリ:デッド・エンド

2008-04-18 15:43:30 | 映画
『クライモリ デッドエンド』を観た。

前作は「サランドラ」へのオマージュに加えて、豪快な残酷グロ描写もあり大ヒット。

ってな訳でシリーズ化。
前回の奇形人喰い兄弟だったが、その続編である本作はその産みの親と更なる家族が加わり更に凶暴・凶悪化している(笑)。

前作はホラー映画の定番の山奥にキャンプに来た登場人物が襲われたが、今回は全米で流行りの「サバイバル」系のリアリティー番組の出演者とクルーが襲われる。

何かこの辺りが、今度は傑作『ハロウィン・レザラクション』を彷彿とさせる。

本作は前作以上に色んな意味でホンマにパワー・アップしている。

まず、単純に女性キャストが増えた(笑)。
それによってエロ度も格段にアップ、それだけで充分に楽しめる。

オマケに残酷グロ描写も、前作以上に悪趣味かつエグくなっている。

冒頭のシーンからいきなり登場人物の女の子を斧って真っ二つ、内臓が飛び出す人体解体シーン、奇形家族の出産シーン、露骨な人喰いシーン…この類のホラー映画が嫌いな方には気絶モノの内容だ。

それら以上に本作の特徴は、前作以上に「おバカ」な要素が倍増している。

本作のメイン・キャラクターとしてヘンリー・ロリンズ(!)扮する元軍人のホストが登場、かの『バトル・ロワイアル』のTシャツを着たいかにもヲタクっぽい監督等、こう言った人物が次々とバカをやらかしてくれる。

特にロリンズ扮する大佐は、終盤ランボー顔負けの大活躍をする…と見せかけて惨殺される(爆笑)。
コレがもう最高である!!

更に奇形家族の兄妹(姉弟?)が、欲情して近親相姦する描写も強烈。


とにかく何もかも過剰で、笑って良いのか判らない(特にやっと見つけた食料が先に惨殺された女の子の肉と知らずにみんなで「美味い!」と絶賛する)シーン等があり、ブラックかつ悪趣味の極地とも言える内容である。

しかし、ここまでやってしまえば逆に立派、悪趣味ホラーの新たな傑作とも言える。

それにしても、この奇形家族の不死身ぶりは凄い。

そして、あの後味の非常に悪いエンディング。

このシリーズはまだ続くんですかね?!


「コレって放送禁止じゃない?!」


「クライモリ:デッド・エンド』予告篇