チエの目日記

石川県の能登島えの目町からお届けしております。

暗い いちにち

2005-12-06 15:45:23 | 能登カフェ日記
初雪が数日前に観測され、みぞれやあられの多い今日この頃。
昨日の朝もあられが少し降り積もり、やや冬らしい風景。
空も海も鉛色で、水平線も微妙な感じです。
暗い・寒い・風強い
こんなのは冬になると日常茶飯事。

もっとすごい暗闇がこの日の夕方やってきました。
昨日夜7時から、七尾市の市民憲章を考える、10代、20代グループのワークショップを能登カフェでやることになって、かた苦しいのもなんだから鍋でもつつきながらやりましょうということになっていました。
ということで、閉店後5時過ぎからとり野菜の準備を開始。
白菜切って、ネギを切っていたところ...
電気がプツリ。
時々台所の電気を使いすぎて、台所だけ電気が落ちることがあるのですが、どうやら今回は家中の電気が消えた模様。
もちろん5時を回っているのでもう外は真っ暗。
どうやら隣の家も電気が消えている、そこでようやく停電したことが判明。

とりあえずろうそくを引っ張りだして明かりをつけました。
ろうそくのあかりの中で野菜を切るのを再開。
もし、みんなが来る時間にも電気が復旧しなかった時のために、ろうそくをたくさん出して、家のあちこちに灯しました。
まるで、“キャンドルナイト”のように。。。
電話を使おうと思ったら電話機も電気がないとかけられず、携帯を使うために外へ。というのも能登カフェでは携帯はほぼ圏外なので。
外へ出ると外灯も勿論停電中。
近所の家の明かりも全て消えていて、闇が広がります。
でも、全く電気のない暗闇にいると、暗くて何にも見えないかと思いきや、意外と明るかったです。
暗闇は意外と明るい、それが昨日の停電の一つの発見でした。

家へ戻り、ロウソクのあかりの中でとり野菜鍋の準備を進めていたら、こつっという音と共に家中が明るくなりました。
停電時間、およそ3、40分。
“文明”と”あたたかさ”を感じた一瞬でした。

ときどき停電になるのもいいかもしれません。それも夜の寒い日に。
電気の有り難さを痛感します。

雷が落ちたのか、風で電線が切れたのか、とにかくそれを急いで復旧していた方達がいて電気が復旧したということですね。
ありがたいことです。