２００キロ乗って

納車が近いような雰囲気で、随分と更新を開けてしまいました。
無事に納車は済んでおります。

何故書かないか？
それは、驚きに満ちた体験でないことが大きいと思います。（それと珍しく公私ともに忙しい）
ひとえに、まだ１４ヶ月でありましたし、「ＧＴＩ」の感覚を随分と美化してしまっているからかもしれません。
兎にも角にも、ゴルフであります。
馬鹿がつくほどの剛性感の高さ、小気味の良い走り、使い勝手の抜群な大きさ。。
「Ｒ」と言えども、普通に乗っていれば、ＧＴＩと大して変わらんのかもしれません。
いや、低速では１００Ｋｇ以上も軽いＧＴＩの方が小気味いい部分もありましょうか。

色々な方が話をされておりますが、実際の速度は別とした軽快感はＧＴＩの方が感じやすいのかと思います。
低回転でのトルク特性はGTIの方が軽い分ツキが良いようにも思います。
しかし、Sモードを使ったり、踏んでしまえば別世界が待っているのは想像のとおりです。
GTIなどは、低速のトルクまでも計算され尽したエンジンでありますから、昔のターボの様な加速は無縁です。
しかしこのRに関しては、若干ながらどっかんターボの片鱗を見せます。
やはりMAX POWERを稼ぐため、多少の低速トルクを犠牲にしているのだと思います。
33.7kgmのトルクが、2400-5200rpmで生まれる事が証明しています。

誤解を恐れずに申しましょう。
普通に使うにおいて、乗りやすいのは圧倒的に「GTI」なのだと思います。
トルク特性しかり、燃費しかり、価格しかり。
で「R」は、それを凌ぐ魅力を持っているかと聞かれれば、あるのだと思います。
アイドリングから低く轟くサウンド、爆発的な中速域からの伸びとシフトアップ時の排気音は間違いなくGTIではない。
この車両が特別であることを、外観ではなくエンジンでのみ主張しているのです。
やはりこれが、マニア心をくすぐるのでしょう。
高速の安定性において、横風を感じないというのは大げさではありません。
後ろ姿、ゴルフでありゴルフではないのです。
凄まじいオーラを漂わせていると申しましょう。

ネガな部分ももちろんあります。
まず評判の悪いナビはダメ、誤差は大きいし反応も悪い。
BMW純正ナビが素晴らしかったので、その落差は大きい。
オーディオについても、大分物足りない音であります。
ハンドルも軽すぎて、気持ちが悪いくらいですが、これは慣れてしまうのでしょう。

買って正解かと聞かれれば、無論正解であると答えます。
GTIの時もそうでしたが、乗っていくうちにコレでなければならない車両になっていくタイプです。
遠出をして、またインプレします。

このメータ、うちの車両ではありませんが、この青がR専用色です。