ブラボーな商談

レクサスを検討していた者の商談を請け負った。
私のお節介が功を奏したわけではありませんが、ISは半導体不足でオーダーを入れられず、9月以降のオーダーで最速としても納車は来年でしょう。
せっかちな彼は、縁がなかったのかもと諦めました。

私が提案する必要もなく、彼は次の車種を決めていた。
BMW320ⅰである。
そう、彼は車好きであり、車を愛してやまない猛者である。
しかし、彼はきれい好きで、面倒なUsed探しなど好きなタイプではない。
しかし今回、ISが買えないという2番手であるので、新車を買うか迷ったのです。
私がお手伝いすれば、新車でもお得に買えますので、狙うUsedの年式にもよるのでしょうと伝えました。
できれば1万キロ以内の新車登録から2年経っていないものを希望していました。
これくらいのものとなると、新車を購入しての目減りを考えると、お得さは微妙な塩梅である。
できたらF30型をお得にと勧めましたが、ペケでした。
当然にこれくらいの年式の物となると、5点モノを探すことになります。
装備が良くて、5点モノとなって、これくらいの走行距離と年式となりますと、ディーラーの試乗車が多い。
認定中古車の試乗車上がりは、ほとんどの店で素性が知れており、その整備もしっかりとしたもので安心と強気のプライスも多い。
もちろんある部分そうなのですが、試乗車は代車にも出ます。
相当な人数が乗ることになりますから、一概に良いとも言えないのだろうとも思います。
探すのは難しいですが、私は大事に大事に扱ったワンオーナーモノが一番好きです。

今回、気楽に乗れるUsedを試してみたいと言い、私に白羽の矢が立ったのです。
この様に球数がある車は、何気に絞りにくい。
現車確認のすぐにできる地域で絞り、5点モノ3台を選びました。
試乗車上がり2台と、1オーナーモノ1台でした。
その試乗車上がりのうちの1台が、彼の仕事先から至近距離にあり、彼は縁を感じると言いました。(笑)
1オーナーモノは、私がよく使う店にあり、この2台のうちのどちらかになるだろうと予測していました。
最初に1オーナーモノ→試乗車2→試乗車1という順番を考えルートを組みました。
1オーナーモノを見て、思っていたよりも程度が良いことに幸先のよさを感じました。
他の2台よりも年式が1年ほど古いので、当然にプライスもお得でした。
しかし試乗車2は、電話での交渉で既に20万の値引きを取り付けていた。
今の時代、普通の価格帯のUsedで、20万のディスカウントは難しいことが多い。
お店に行ってから更に詰めさせてもらうと話しましたので、きっと25はいったでしょうか。
それを加味して、1オーナーモノの商談にあたったのです。
同じくらいの気概を感じなければ次に行きたいと、今日中に決めたいと買う気満々モードに突入した。
すると、24万ほどの値引きでお願いできませんかと、人のいい営業さんが提示した。
それでは次の店に行きますと伝え、支払額のキリの良かった数字まで33万ほどでしたので、その値引きができたら有り難いとお願いしました。
上長決済に走ったが居らず、熱い彼は役員に相談をしてくれました。
そして戻ってきた彼は、次のお店に行かずに決めてもらえるならば受けますと。。

当然、次の車両を見てみたいのはやまやまであるが、狙っている車両は5点モノであるがホイール2本にガリ傷が入っている。
こればかりは直さないと買えないし、この部分は確実に載せられます。
となると、明らかに1オーナーモノの購入価格は魅力でした。
気楽に乗りたいという彼の言葉を信じ、彼に事情を話しました。
私ならばコレに決めるという確信があると伝えたところ、彼も同意してくれその車両に決めたのです。
一目も見ないで決めた友人、信頼してくれてありがとう。
頑張ってくれた営業さん、気持ちの良い商談をありがとう。
新車でも中古でも、これくらいさっぱり爽快な商談はそうそうないもの。
今週に迫った納車、気に入ってくれますように。