久しぶりに、感想の述べ難い映画でありました。
ここのところラジオなどでよく耳にしますし、ベストセラー小説からのものですから興味を持ったのです。
そして多くの方が、情景が美しい、世界観に圧倒されたなど、話自体は単純でありがながらも肯定的な意見がほとんどでした。
私は、「ザリガニの鳴くところ」というタイトルが魅力的には感じませんでしたが、ちょうどよい時間に見れるタイミングであったので、ポチっとしてささっと出掛けて観てみました。
その舞台は、戦後間もない1950年代から70年ころの話であると言いますが、湿地が舞台であることと、登場人物が少ない関係で、よくよく見て考えないとそういった時代であることが分かり難いと感じました。
映画を見て時代を感じるに、車や家の造り、服装などが分かりやすいものかと思います。
湿地にある家は質素ではあるものの、5人が暮らしていただけのことはあり狭そうでもなく、アトリエ風であるのがさらに貧しく見せません。
本当ならば、タオルケットなどのベッド回りはジメジメしダニだらけであるのでしょうけれど、主人公のカイアは美しい娘でダニに刺された跡も当然ありません。
学校に行ってない(行けていない)とはいえ、地頭の良さと親切な彼のおかげで本を出版するほどまでに成長する。
可愛そうな生い立ちであるにもかかわらず、あまり可哀そうに見えない映画であるのです。
もちろんその方が映画としては良いものでしょう、その通りの描写をしたならば、後味の悪い映画となってしまうでしょうから。
現代と当時を交互に描写する映画でありますが、ストーリーの割に退屈をさせない映画であると思います。
と言いますか、一時たりとも退屈をしなかったのは原作よりも監督なのでしょう。
どれくらい原作に忠実に作っているかは知りませんが、原作を読んでみようという気はなくなったのです。
とても良く出来た映画でありますが、この映画の世界観が私には伝わりにくいものであると感じたからです。
全米ベストセラーを皮切りに、世界でもヒットを飛ばしたというこの小説、読めば何かを見つけられるのかもしれません。
しかし私は、この映画を見てドメスティックバイオレンスというものについて、考え直しただけで十分でした。
主人公のカイアが、あの父親に育てられた過去を持っていなければ起こらなかった恋であり、そして事件であったと思うのです。
最後に、この映画にザリガニは一度たりとも出てきませんので、嫌いな方も安心です。
ここのところラジオなどでよく耳にしますし、ベストセラー小説からのものですから興味を持ったのです。
そして多くの方が、情景が美しい、世界観に圧倒されたなど、話自体は単純でありがながらも肯定的な意見がほとんどでした。
私は、「ザリガニの鳴くところ」というタイトルが魅力的には感じませんでしたが、ちょうどよい時間に見れるタイミングであったので、ポチっとしてささっと出掛けて観てみました。
その舞台は、戦後間もない1950年代から70年ころの話であると言いますが、湿地が舞台であることと、登場人物が少ない関係で、よくよく見て考えないとそういった時代であることが分かり難いと感じました。
映画を見て時代を感じるに、車や家の造り、服装などが分かりやすいものかと思います。
湿地にある家は質素ではあるものの、5人が暮らしていただけのことはあり狭そうでもなく、アトリエ風であるのがさらに貧しく見せません。
本当ならば、タオルケットなどのベッド回りはジメジメしダニだらけであるのでしょうけれど、主人公のカイアは美しい娘でダニに刺された跡も当然ありません。
学校に行ってない(行けていない)とはいえ、地頭の良さと親切な彼のおかげで本を出版するほどまでに成長する。
可愛そうな生い立ちであるにもかかわらず、あまり可哀そうに見えない映画であるのです。
もちろんその方が映画としては良いものでしょう、その通りの描写をしたならば、後味の悪い映画となってしまうでしょうから。
現代と当時を交互に描写する映画でありますが、ストーリーの割に退屈をさせない映画であると思います。
と言いますか、一時たりとも退屈をしなかったのは原作よりも監督なのでしょう。
どれくらい原作に忠実に作っているかは知りませんが、原作を読んでみようという気はなくなったのです。
とても良く出来た映画でありますが、この映画の世界観が私には伝わりにくいものであると感じたからです。
全米ベストセラーを皮切りに、世界でもヒットを飛ばしたというこの小説、読めば何かを見つけられるのかもしれません。
しかし私は、この映画を見てドメスティックバイオレンスというものについて、考え直しただけで十分でした。
主人公のカイアが、あの父親に育てられた過去を持っていなければ起こらなかった恋であり、そして事件であったと思うのです。
最後に、この映画にザリガニは一度たりとも出てきませんので、嫌いな方も安心です。
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