えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

アルファードV6

2016-10-24 | 車関連
アルファードのステアリングを初めて握ってきました。
兄弟が乗っていた関係で、後席には何度も乗ったことがありましたが、運転席でアクセルを踏んでみれば、そこにはまた違った感覚があるのでした。
正直なところ、後席に乗って運転手が至極当たり前なスピードで走れば、乗り心地の良いタクシーのようでした。
しかし、ステアリングを握りアクセルを煽れば、そこにはV6のサウンドときめの細かいフィールを感じ取れるのです。
HVがどれ程の走りをするか分かりませんが、買うならば3.5Lが欲しいと思いました。

重さを上質の一部と考えるならば、こいつにはそれがあるのでしょう。
ただ、この車は運転を積極的にしたくなるものではないのでしょう。
何方も言いますが、やはりセカンドシートが特等席で、そこに子供を座らせるなど、まったく馬鹿馬鹿しいと思うもの。
マネージャーさんが運転して、ご主人様が乗るという絵図が正しいと思います。
好ましいことに、子供にはセカンドシートの肉厚さや豪華さにより、視覚的にスペースを取られているように見えるらしい。
なんとステップワゴンのほうが、広々していて良いらしいのです。(スカスカ感がいいのだろう)
大人としてみれば、ある程度の包まれ感が安らぐのだが、子供にはあれでいいのだ。
これは好都合で、万が一買うことになった際の予算が100万円以上削れるのは嬉しい。
合格したならば、走る楽しさを3年間捨てて、チャリを積んで色んなところへ走りに行きたい。

アルファードを試乗した帰り道、F20を走らせてみれば、そこにまた驚きが。
アルファードの2tを超える車重とV6フィールのマッチングは悪くなかったが、それ以上の落ち着き感を見せるF20のハンドリング。
4発でありながら肌理を細かさを感じるフィールと、その落ち着いた乗り味。
末弟ながら、心底バイエルン魂を感じるのでした。
また、これくらいハンドルを回さないと曲がらない車に乗ると、アクディブステアリングの便利さにすっかりと慣れていることを思い知るのです。
アルファのステアリング比は、あまりにもダルなので、走りたい車からの乗り換えは要注意でしょう。
それにしても、あのグリルはひどい。あれほど下品なマスクをモデリスタとかでなく標準とする感覚が分からない。
モリゾー社長がプリウスをカッコ悪いと言っていたが、こちらも分かっていて発売している確信犯でありましょう。
間近で見たあのグリル、手段選ばずといった姿勢に、少しがっかりしているというのが本心です。

その帰り、プジョーにお邪魔した。
2008が出ているので見に来ませんかと誘われて、覗いてみたのです
2008は、乗り込んでみれば全然開放感がなく、わざわざ背の高い車種を選ぶ意味が分からないもの。
ボルテージの落ちたところへ、308のディーゼルはどうでしょうと誘われた。
ちょっと見るだけと思っていたが、時間があれば一回りと聞かれれば、断れない性格である。
2Lバージョンに乗せていただきました。
走り出し、もうこの車に半年も乗っていたのではと思う程に乗りやすい。
見切り、アクセルの付き感、ハンドルの切れ角など、何をとっても抜群に乗りやすいのです。
これは素晴らしいことで、こういった車が人間工学に触れてできているのでしょう。
それはそれとして、普通にトルクフルな2.0Lディーゼルを走らせていれば、スポーツモードにしてみましょうと勝手にモードの変更。
サウンドジェネレーターが付いていて、踏み込むとスピーカーからどすのきいた低音が溢れる。
なかなか前が空かずに我慢を強いられたが、一瞬空いた隙に鞭を入れたならば、そこには「痛快」と思える加速感があったのです。
文句なしに素晴らしい。
BMWに負けず劣らず、スカッとした加速がありまして、思わず頬がほころんだ。
120とてこのくらいの加速はするのだが、それは回転でトルクを稼ぐもの。
こいつはやはりDの加速でありますから、ほんの低速からでもラグなくトルクをつかみ込む。
誰が乗っても速いのです。たまらないほどに。
こんなにいい車はそうそうないのです。
1.6L版のものはある程度予想のできる範疇でしょうけれど、この2.0は好き者にはタマラナイ。
ハッチバックだけでなく、ワゴンにも搭載されているのですから、そのターゲット層は広い。
国産のステーションワゴン市場が縮み上がり、星のついた会社だけみたいな雰囲気ですが、ここに健在。
ダウンサイジングなど「くそくらえ」と思う程に痛快で使いやすいコイツ、紛れもなく3つ星である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする