世界中が待ちわびていた、ワーゲンバスの現代版アイディーバズが発売となって早ひと月。
どれくらいの数、受注できているのだろうか。
そのID Buzzの試乗車も、数は限られるが配備されているようです。
試乗とは、買う可能性がある車に限って乗るというのが信条である私。
この現代版ワーゲンバスに乗っていいものか、考えております。
1Box型に興味はなく、現時点EVを欲してもいない。
とは言え、ステップワゴンを検討したこともあるのだから、パワートレーンが違いキャラの立ちすぎているこれをどう感じるか。
きっと乗ってみたら、凡そ2Mある全幅以外気になるところはなく乗りやすいのでしょう。
低重心で重石の効いている乗り味は悪くないのだろうと予想します。
それがラグなく動く様がなんとも心地よいのかもしれない。
しかし、ID4に乗っているのと大して違わないのではないか、とも思うのです。
もちろん背丈が違い、重心によるものの違いはあるのでしょうけれど、重いバッテリーを積むEVの場合、内燃機関車ほど違わないのではないだろうか。(特に試乗程度では)
ID4のように乗れることが嬉しいのかどうかさえ分からない。
この車が買えるかどうかって、ある意味EVを買えるかというところなのでしょう。
まぁ目立ちはしますし、羨望のまなざしで見られもするでしょうから、そういった意味で価値のあるものと考える事もできるでしょう。
888万円からのID Buzz、相談をされたなら何と答えるだろうか。
正直なところ、コンセプトモデルが出てから随分と見たせいか、この姿に慣れ過ぎました。
私としては、もう新しくもなく、新しさよりもクセを感じてしまうほど目に馴染む。
レンタカーとしては乗りたいが、自身が買いたいかと聞かれたら、ノーと即答します。
じゃぁ仮に2Lディーゼルを積んで650万なら買うか?それでもノーです。
もっと未来に寄ってくれるか、はたまたレトロなテイストを残してくれるかと思う程、このデザインに洗練を感じなくなった。
それでも試乗してみたいって、困ったものです。