くるたのしき・・・スカイランナーへの道<復活!>

走ることは「苦しいけど、かくも楽しいこと」つまりは『くるたのしいこと・・・』と、高山を走るスカイランナーを目指した手記。

第33回駿府マラソンに参加した

2008-03-04 20:23:07 | マラソン

3月2日  風もなく、暖かな日曜日・・・。

絶好のマラソン大会日和になった今日は、晴天の下で第33回駿府マラソン大会が開催された。Imgp3775

一昨年は大会会場にまで行き、アップもしたけど足の痛みがひどくて土壇場で参加せず(棄権)、昨年も右足の痛みがあってギンギンにテーピングして参加。今年はまあひどい痛みもなく無事にこの鬼門の駿府マラソンの日を迎えた。2週間前の東京マラソンの後で、体の調子はいま一つの感じはぬぐえない。足が途中で吊ったりするじゃないか?っていう一抹の不安はあるものの、なんとか参加できるコンディションにはなった。東京マラソンの後は、駿府マラソンに集う数千人のランナーの数も普通のマラソン大会のように平凡に思えることが不思議だ。気負いも興奮もあまりない自分にちょっと驚く。

Imgp3777 駿府マラソンは陸連登録と一般参加の体系が分かれる。陸連登録選手は競技会なので最前列に並べるというアドバンテージがある。今年は初めてこの陸連登録枠で参加した。私の周りは若者ばかり。おじさんランナーはあまり見かけない。いたとしても私のように筋肉質の体型のランナーはいない。みんな速そうだ。スタート前列に並ぶといつもの星野さんがいた。その横に東京女子マラソンで優勝したイギリスオリンピック代表のマーラさんもいた。

号砲とともに怒涛のスタート。今年は前半は抑えて抑えてオーバーペースとならないように走る。左側は混戦・大渋滞なので右側の人のまばらな中を走る。大体4分/kmのペースで流れる。安倍川大橋手前で中継車が行く手を遮る。このバスも意外なほどのペースで走るのでこれについて走る。少し走ると大勢の息づかいの音が迫る。後ろを振り向くとあのマーラさん一行が迫ってきた。(この彼女のための中継車だったのか!と納得。)抜かれないように安倍川大橋まで頑張ってしまった。これがオーバーペース・・・。大橋を越えてからは給水地点までポツポツと順位を落としてはしる。米久ランナーズのT口君にも、絶好調のK藤さんにも抜かれていく。東レのS野さんにもかわされていく。後半までガマンだ!・・・って思いながら耐えてはしった。

折返しから一旦盛り返してS野さんを抜いてはしる。が、15kmほどで足が思うように動かず・・・失速ぎみ。結局ラスト3kmに賭けていたけど盛り上がることなくゴール。

Imgp3792 やはり駿府マラソンは私にとっては苦しい大会となった。足が途中ピクピクして筋肉が吊る前兆みたいなときが何度かあったけど無理しない走りで完走できた。

K藤さんに大差で負けたのは悔しい。だけど、こればっかりは仕方ない。草薙の湯で行った反省会では「ハーフやフルはまぐれは無いよね!練習量が結果に反映されるんだよなあ・・・」って誰かが言ってた言葉に納得。

Imgp3794 たいていはつらい道の先に良い結果が待っている。走ってるときは「もう限界だ!」って思う。だけど走り終わると、「もっとがんばれたんじゃないか!あと10kmは走れるな・・・」なんても思ってしまう。すべての限界は事実ではなくて、実は思い込みに過ぎないのだ!誰もがどこであきらめるか、実はあらかじめどこかで決めているだけ。自分の限界を勝手に作ってしまっているだけ・・・。もっとやれたんじゃない!っていう反省。これが(いつもの)私の走った成果だった気がする。

駿府公園にて・・・なんだかわからないけどジャガーさんが夫婦でいた。すごい怖い顔だった・・・。思わず写真を撮ってみた。Imgp3770

家で駿府マラソンのテレビ中継を録画で見た。するとあのマーラ選手に追いつかれて、もがいて苦しんで走る自分がいた。約10秒?近くも画面に現れていた。自分の走り方のフォームの汚さにがっかりした。赤面だ。客観的に見て「この選手はこんな走りじゃ絶対ハーフはもたないだろう!」っていう無様な走り方だった。肩怒らせて体を左右に振る走り方は子供のお手本にはならない・・・。(監督に言われる前に)もっと真面目にフォーム改造をしないといけない。これじゃ伸びない。これが判ったのも今日の収穫だったな。でも、テレビって恥ずかしいもんだ・・・。そう思うと、テレビカメラの前で怖い顔で吼えまくるジャガーさんって、凄いな!ってちょっと思い返したりした。