くるたのしき・・・スカイランナーへの道<復活!>

走ることは「苦しいけど、かくも楽しいこと」つまりは『くるたのしいこと・・・』と、高山を走るスカイランナーを目指した手記。

静岡県市町村対抗駅伝大会に参加した!

2007-12-04 22:49:04 | 陸上競技

12月1日 まさに駅伝日和・・・風も無くいい天気だった!

Imgp1608今日は待ちに待った静岡県市町村対抗駅伝大会の日だ。 先週の天気は不安定で雨が降ったりもして、今日の天気がすごく心配だった。だけど今朝の空は気持ちよく晴れわたった。寒気もちょいと遠ざかって朝から暖かいほどの日和となった。

三島市体育館に6時集合&出発。真っ暗の中、ちょっと気負って5時半過ぎに到着したけどまたImgp1449バスとちょっとした関係者だけ。少し待つと選手がぽつぽつと到着。嬉しかったのは陸上クラブの子供とお母さんが見送りに着てくれた。彼は今ちょっと故障中で静岡まで遥々応援に行けないからと、こんなにも朝早くに見送りだ。この時頂いた暖かいお茶が美味しかった!(ありがとうございました)

定刻過ぎにバスは出発。予定通りにゴールの静岡県草薙陸Imgp1410_2 上競技場に到着。あきれるほどの多くの人が、それぞれの市町村のジャージやユニフォームで闊歩している。バスから降りてその渦にちょっと緊張してなだれ込む。

最初のコールは競技場横の県体育館の中。 47チームの選手とサポートで体育館は一杯。ここで暫しコールを待つ体験はこの駅伝大会に参加した方でないと判らない。初めての子供達はドキドキものだろう。何度か体験している大人の私でも緊張する。見渡すとみんなすごく速そうに思える。子どもだったらなおさらだろう!ここから各区Imgp1407ごとに分かれてそれぞれのバスに分かれていく。 このバスの中にも選手の座席が決まっていて、ここに着席することで2回目のコールとなる。バスに乗って20分ほどで駿府公園に到着した。

今回の私の仕事は2区と3区の三島市小学生選手のウォーミングアップと出Imgp1438発までのサポート。2区は小学生男子、約1.8km。3区は小学生女子約1.5km。7月から彼らと一緒に毎週土曜日の午後は駅伝練習で共に走 ってきた仲。最高のコンディションとなるように十分にメニューや注意点などを考え抜いていた。この2区3区は1区の高校生女子の走りから1区→2区→3区の襷渡しが見れる絶好の応援ポイントと駅伝の結果を占う前半の様子がわかる場所。だから各市町村の関係者やら応援者などが多く、凄い人出だ。ここでの今日の私のウォーミングアッププランは、兎に角選手の彼らが場に  飲まれないように、無駄な緊張なんかしないように、この大舞台を楽しく自信を持ってスタートできるようにすること。シートは少し大騒ぎの場所から離れて、でも襷渡し場所の動きが判る所、またトイレも近く暖かい場Imgp1415所。気温も高く暖かだったのでアップはほどほどに、でもストレッチは十分にを心がけた。練習や大会で面倒をみるMさんの負荷加減は判るのだけど、難しいのはN君。サッカー少年で陸上大会は初めての彼はすごく気負うところがあったのでウォーミングアップで遮二無に頑張り過ぎないように・・・注意した。走るコースの半分を歩き、「こんな多くの人垣の中を走れることを喜こぼう!」「選ばれし選手となったことをまずは楽しもうゼッ」って言い聞かせた。

Imgp1418緊張なんかさせないようにジョグ&流しまで喧騒から離れた場所で静かに行なってるのに、体操をやってる横から監督が「絶対頑張れ、あきらめるな、初めが肝心だ・・・」などと言う。それは判るがここまで来て「わざわざ彼らを緊張させるようなことをしないでよう・・・」とちょっとムッとなった。そうこうしてたらN君の仲間のサッカー軍団が大挙して応援にきたり、写真を撮ったり・・・。これもまた楽しいもんなんあ、なあ!って思えるようにもなった。

Imgp1413N君、Mさんの走りは良かったナ。実力以上の頑張りが出来たといえる。まずは、順位を落とさない走りができたことを褒めてあげたいもんだ。Mさんは5年生ながら、よく頑張ったと思う。N君は三島市の小学生の走りの中で区間内でもっとも順位が良かった。秒単位の襷渡しの中で順位を下げないことがどれだけ大変か!これは駅伝を走ったことのある人じゃないと判らない!最後までけしてあきらめないで走れたこと、半年の苦労Imgp1425が報われた気がする・・・。

私のもう1つの仕事、・・・それは小学生区の補員の1500m走のウォーミングアップ。実は彼らには別にサポート役を1人配していたけど、やっぱり日頃から一緒に走る彼らのことは人に任せることが出来ず、コーチを買って出た。Y倉さんには悪かったけど、そんなことよりも、彼らのコンディション作りが心配なのだ。長距離のアップは20分以上も長く走る・・・。でも普段の彼らはそんなアップを行なってないし、今までその調整でいい結果を残していない。小学生には小学生なりの方法があるのだ。三島陸上で一緒に走る彼らの出場はImgp1432力が入る。特にクラブキャプテンのO君。付き合いも長い。彼 は今まで1500mで5分を切ったことがないので、6年生最後のチャンスに5分を切らせてあげたいのだ。彼は実力は十分 なのだけど慎重に走りすぎて実力の全てを出し切れていない、レースを見ていても歯がゆい場面も多い。最後の最後にガッツポーズをさせてあげたい。先週の選考レースでのデットヒートの末に破れたYさんにも頑張ってもらいたい。気持ちにムラImgp1440が多いので、ここ一番、集中して走ることが出来れば結果はついてくるはず。

1500m走結果、なんとO君は自己ベストを9秒も縮めた4分51秒の素晴らしい記録で3位入賞を果たした。もう1人抜けたか?!っていう場面もあったけど、最初から攻めて攻めていった走りは一皮剥けた成長を遂げたような気もする。Yさんはやっぱりムラがある性格のネガティブな面が出てしまったようでちょっと残念な結果。

Imgp1460市町村対抗駅伝では、三島市は3年間入賞を果たしていたが今年は惨敗の17位。「入賞めざして!」の掛け声だったけど、やはり駅伝の難しさを実感したものになった。スタートの失速がそのまま2区3区・・・と上昇しないまま、後半区も伸びずに終った。インカレ入賞や実業団、都大路を走る選手を配した他の市には及ばないところは仕方のない結果だろう。私はImgp1487駅伝の結果については何も言わない。半年間、この日のために走り、好きなことも少し犠牲にして頑張り、兎に角あきらめないことに徹底した日々。ある人が言っていた・・・「勝つことよりも素晴らしいのは、あきらめないことだ!」と。そんな苦しくも楽しい練習を、地域の方々の期待を背負って、小学生から大学生&社会人まで、皆で走れたことは良かった。たくさんの感動をありがとうと言いたい。今年は早くからコーチ役に専念したけど、来年こそは選手として期待されるような立場に立ってみたいもんだ・・・と思う。もう今週から、来年Imgp1492のための練習は始まっている!