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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「幻想の肖像」(澁澤龍彦)から

2017年01月23日 22時25分07秒 | 読書
   

 この書には36人の36作品の論考が納められている。いづれも5頁ほどの短いものである。
このうち、「ユディット」(クラナッハ)、「春」(ボッティチェリ)、「死せる恋人」(グリュネワルト)、「悦楽の園」(ヒエロニムス・ボッス)、「鏡の前のウェヌス」(ベラスケス)、「スザンナと老人たち」(グイド・レーニ)、「女友達」(クリムト)、「花嫁の衣装」(エルンスト)、「黄金の階段」(バーン・ジョーンズ)、「一つ眼巨人」(オリドン・ルドン)、「みずからの純潔性に姦淫された若い処女」(ダリ)、「トルコ風呂」(アングル)の12編を読んだ。
 1970年1月から1972年12月まで36カ月間「婦人公論」の巻頭に書かれた解説である。澁澤龍彦の文章は1970年初めに幾度か挑戦したが、よくわからなかった。読解力が追い付かなかった。また西洋の絵画についての知識もほとんどなかった。
 最近はようやく分かるようになってきた。
 「ユディット」(クラナッハ)に描かれたホロフェルネスの生々しく切断された頭部が男根の消長であるとの指摘から読み解く鍵は与えられたが、回答は読者に委ねられている。
 特にルドン、ダリ、エルンスト、ヒエロニムス・ボッスについて興味深く読んだ。
 これから展覧会で見る作品を読み解き鍵として、利用してみる。すべてを読み解く鍵ではないが‥。残りはまたボチボチと読んでいく予定。

ようやく読書再開

2017年01月23日 18時34分30秒 | 読書
 昔の職場に今年度末の退職予定の組合員が在籍しているので、退職者会への加入のお願いの文書一式を届けに関内まで。残念ながら仕事で本日は一日出ずっぱりとのこと。封筒を渡してもらうように同僚にお願いして戻ってきた。
 遅い昼食を摂った後、横浜駅に戻り喫茶店で読書。久しぶりに眼をとおしたのは、
1.「地球の歴史(上)」(鎌田浩毅、中公文庫)
2.「幻想の肖像」(澁澤龍彦、河出文庫)
 1.は上・中・下3巻構成だが、ようやく上の半ばまで。ようやく著者の専門領域に近くなってきた。
 2.は36人の36作品についての論考だが、いくつかを拾い読み。


データのバックアップ作業

2017年01月23日 11時48分45秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨晩はここ2~3カ月に作成した諸データを二つの外付けハードディスクに移した。一応内臓ハードディスクを2分割してデータ保管用に確保した領域とあわせて3つの保管である。
 外付けハードディスクは10年近く前に購入した300ギガと3年ほど前に購入した3テラバイトのハードディスクである。問題は古い300ギガのものへの書き込み速度が遅いこと。とはいっても購入した当時はとても早く感じた。新しい3テラバイトの書き込み速度が格段に速いので余計にその遅さが気になる。
 何も三段階もの用心を重ねる必要がないとは思うが、以前にパソコンの内部ハードが壊れたことがあった。そのためなくなってしまって困る組合用のデータは、持ち運び用USBメモリーと内部ハードに同時に保管していた。時を置かずそのUSBメモリーがカバンの中で破損してしまったことがあった。
 またヤフーのメールシステムの不具合で一時アドレス帳が壊れたかも知れないという事態に遭遇し、自分のデータの安全な保管により慎重を期す必要性を感じた。またハードディスクの駆動装置への信頼感も過大ではいけないと感じている。

 写真や絵画の画像とそのデータ量がどんどん増えており、300ギガの方はあと2年くらいで満杯になりそうである。

 外付けハードディスクは常時電源は入れていない。データを2~3カ月ごとに書き込む時だけコンセントを差し込んで、電源を入れる。これは雷等の電源異常への対策。

 こんなにしてまでバックアップをしなくてもよさそうなもの、と思いつついつの間にかこれが日常になっている。