Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

関戸勇写真展「よみがえる大坊珈琲店」

2017年01月27日 21時53分16秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 築地まで「「関戸勇写真展『よみがえる大坊珈琲店』」を見に行った。
 私は入ったことがない喫茶店であるが、雰囲気もマスターの人柄もこだわりもよく分かるような写真であった。懐かしい感じがよく伝わり、自分がその喫茶店の常連だったような気分にもなった。
 黒光りする材木を使った内装、少し傾いたカウンターも魅力的だったが、豆の焙煎からドリップまでの一連のこだわりのある淹れ方が目の前で繰り広げられているようだった。珈琲の香りが漂ってくるような気になった。
 このような喫茶店はもう全国どこにもなくなってしまったのではないだろうか。人がくつろげる場所、私たちの世代の人間が「あぁ、そういえばこんなところがあったなぁ」と肩の力が抜けていくような懐かしい場所というのが、どこかにあったはずだ。とてもいい写真を見せてもらった気がする。




南西からの強い風

2017年01月27日 12時59分14秒 | 天気と自然災害
 横浜は強い風が朝から吹いている。気象庁のデータによると約12メートルの南西の風邪である。南側のベランダに吹き込むように生暖かい風が待っている。東西に胸が並んでいる団地なので、ほとんどの風は東西に吹く。それでも若干の向きの違いや、号棟の合間から北風や南風が吹いてきて、複雑に音を立てて舞うことがある。
 本日も欅の木の枝が、煽られて悲鳴を上げている。窓越しからは暖かい陽射しがさしており、音がなければ心地よい春の感じである。
 横浜では南西の風ですでに13℃を超えているらしいが、都内は北風で横浜よりは5℃も低いとのこと。わずか20キロしか離れていないところでこんなにも差があるのは不思議である。

 我が家のセキセイインコは朝籠を覆っている風呂敷を取り除くと、ベランダに堕してもらえると察するようで一番上の止まり木に止まって支度をする。喜んでいるように見える。しかし本日のように風が強い日や、曇った冬の寒い日は外には出さない。すると不満なのか、声を出して催促する。だが、硝子戸をあけて風が舞い込んだりするのを見せるとすぐにあきらめる。風が強いと不気味な雰囲気に思えるのであろう。本能なのであろうか。以後はおとなしくしている。

 風はさらに強くなってきた。正午前には13.4mとなり、今は風の音がさらに強くなっている。出かけるには勇気がいる。頭の防護のために少し厚めの記事の野球帽を探している。

 これから「関戸勇写真展『よみがえる大坊珈琲店』に赴く。

「ふりかけ」を作る

2017年01月27日 11時05分12秒 | 料理関連&お酒
 昔から「ふりかけ」というものはほとんど使わなかった。親が好みではないようで、私の子どもの頃にはそのようなものは食卓には上らなかった。妻もふりかけを家で常備したことはなかったらしい。
 学生時代に「のり玉」を購入したが、あまりの塩辛さにびっくりして一度だけで懲りてしまった。そのまま放置したら湿気たので廃棄した。
 勤め始めてしばらくしていわゆる「のり弁」が流行り出したころに、気になったのは御飯に何やら一振りかけていたことだ。よく見ると塩であった。塩で御飯に味をつけていたのだ。みんなが「御飯が美味しい」というのを聞いたが、その「美味しさの秘密」が塩であることを知り、それとなく高血圧の人には注意をしたことがある。
 こんな敬虔もあり、最近までふりかけにはほとんど使ったことがなかった。つい先日鰹節と胡麻と海苔のふりかけをたまたまもらい、塩は使用しておらず、鰹節と海苔の味が気に入ったので小さな一袋を使い切った。
 そのふりかけがなくなってから、塩味や人工の味がないのは意外に美味しいものだな、と思って自分でふりかけを作ってみることにした。

 思いついたのは単純。乾物で利用できそうなものをミキサーで粉砕して混ぜるとというもの。
 材料はお猪口に一杯ずつの鰹節、海苔、アオサ、炒った白胡麻、乾燥大根葉、乾燥ほうれん草、乾燥ひじき、緑茶、干し蝦、煮干し(小3本)。少々高めだったがスーパーではなく乾物屋で小さな袋入りのものをそれぞれ購入した。煮干しと緑茶、白ごま、海苔、鰹節、アオサは自宅の備え付けのものを利用。残った材料は他の料理でも使える。
 これをそれぞれにミキサーにかけて、100円ショップで購入したふりかけ用の容器に入れて混ぜるだけ。
 ところがミキサーというのはあっという間にあまりに細かくしてしまった。細かすぎるので歯触りがまったくなくなってしまったのは残念であった。ただし、干しエビと乾燥大根葉はあまり細かくならない。大粒のものが残った。
 もうひとつの反省点は、干し蝦が多すぎたこと。これだけは味が濃かったので三分の一くらいで充分であった。

 妻からはミキサーよりもフードプロセッサーの方がいいのではないか、とのことを言われたが、我が家にはそのようなものはない。そしてとても細かいのだが、白胡麻の油分のためだろうか、粉同士がくっついて粉体に粘りがある。そのために容器の穴をひろげないとうまく降りかけられない。この穴を広げないといけない。ミニペンチでは広がらないので焼け火箸で挑戦することにした。これから挑戦である。

 しかし味は悪くない。それほどカロリーが高いものでもない。人生65年、ふりかけを常備するとは思いもよらなかった。
 ということで、我が家の冷蔵庫に赤いキャップのふりかけが常備されることとなった。お茶漬けにも、みそ汁にも、お粥にもいい。

 乾燥昆布や乾燥椎茸、陳皮も入れてみたかったが、量が増えすぎるので今回は断念。