Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

夏の星空

2018年07月31日 23時26分01秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 夏の月と夏の星々のもと、夜のウォーキングは汗だくであるが、一瞬の涼しい風もある。

★寝ころべば峰から峰へ天の川          庄司たけし
★聖戦(いくさ)とは人殺すこと星涼しきに    小佐田哲男
★なほ北に行く汽車とまり夏の月         中村汀女

双眼鏡で惑星観察会

2018年07月31日 20時55分40秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は火星の大接近ということで、妻とミニ観察会。といっても南東から南西にかけて双眼鏡で火星・土星・アンタレス・木星を双眼鏡でのぞいた程度。しかし火星にしろ、さそり座のアンタレスにしろ双眼鏡で見ると赤さが目立ってみえる。土星・木星の白さが際立つ。特に本日は星が良く見えた。みなとみらい地区の高層ビル群の明るいライトにもかかわらず、さそり座の形も認識できた。また天頂近くではこと座のヴェガと白鳥座の形も認識できた。

 双眼鏡でも点にしか見えない火星・土星・木星をのぞいてみてもつまらないらしい妻は早々に自宅へ引き上げ。私も半ズボンなので蚊に襲われて早々に妻の跡を追って帰宅。4つほどかにくわれてしまった。
 せっけん液を歯ブラシで食われたところを軽くこすって洗い流して手当は終了。これより1時間ほど休憩してから夜のウォーキングに出かける予定。

  

火星大接近

2018年07月31日 10時00分32秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨晩は近くのドラッグストアーに買い物に出かけた。行く途中で月と火星を探したが、全体に厚い雲が多く浮かび、月あかりはあるが月の姿は見えない。火星はまったく見えない。他の星も見つからなかった。
 アイスクリームを購入して急ぎ足で帰るとき、雲が移動して月が明るく見え始めた。火星も丸い窓状の雲の切れ目から見ることができた。残念ながらその他では土星と思われる星が一瞬見えただけだった。
 雲を大陸と見立てると丸い雲の切れ目が湖のように見える。そこに赤い異様に明るい火星があるととても目立つ。いわゆる窓枠効果といわれるものだ。白い雲にオレンジがかったあの色と明るさが強調される。以前の大接近のときにはこんなに明るく見えた記憶がない。目立って明るく赤い火星、むかしの人びとが不吉な印象をもって恐れた、というのが実感できる。
 本日の夜がいちばん地球に近づくらしい。【⇒http://www.astroarts.co.jp/special/2018mars/
  

手花火が懐かしい

2018年07月30日 22時55分02秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 最近は家族で花火を囲む姿も珍しくなった。打ち上げ花火があちこちで開催されているので手花火は淋しいのだろうか。煙に咽び、火薬が匂い、そしてバケツに入れたときのジュっという音と、不思議な匂い、花火の記憶よりもこちらの記憶の方が鮮明である。そして終わった時の寂しさももた忘れられない。

★枝分かれまた分かれ線香花火かな 庄司たけし
★手向くるに似たりひとりの手花火は     馬場移公子
★一瞬の闇に惹かれて手に花火        菅原 涼



花火のセット

2018年07月30日 20時44分29秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 昨晩はごく短いウォーキングをしながら、久しぶりに北側の空を見た。北斗七星と北極星がかろうじて見えた。帰りにはいつものとおりアルクトゥールスと木星、アンタレス、土星、そして火星と明るい月を眺めて歩いた。空はすんでいたのでアンタレスだけでなくさそり座のS字のカーブも見えたような気がした。天頂にはこと座のヴェガと白鳥座のデネブとも久しぶりの対面を果たした。

 近くのコンビニで900円ほどの子ども用の花火のセットを見た。とても懐かしくて購入しようかと思ったが、恥ずかしさのほかに花火を楽しむ公園が無いことに思い至り断念。30分も歩くと広い公園があるのだが、そこまで花火をしに行くのは遠すぎる。
 この歳になると音のでたり、派手で明るすぎる花火よりも線香花火をしたくなる。小さい孫がいるわけではないので団地の中で花火をするのはとても気がひける。あの匂いもまた嫌われそうである。

★手花火が昼間は見えぬもの照らす    行方克巳

  

蝉の声

2018年07月30日 13時26分10秒 | 俳句・短歌・詩等関連
★聞くうちに蝉は頭蓋の内に居る    篠原梵

 蝉の声が賑やかである。朝早くから蝉の声でいったん目が覚める。そして夜寝るときも蝉の声がする。私が寝るときだから午前1時過ぎに鳴く蝉もいる。午後遅くにボーッとしているときに蝉の声が頭の中を占領してしまうことがある。他のことをしようとしても外で鳴いている蝉の声だけでなく、同時に残像のように残っている蝉の声がともに脳の中で鳴りひびいていることがある。
 こんな現象が起きるのは、蝉の声がちょうどそのような音量と周波数を持っているためだと感じている。これがもっと大きな音量だと耳を塞ぎたくなる。様々な周波数が同居すると相応により近くなる。ガード下の煩さになるとこれは心地よくはない。頭を占領されると耳を塞ぎたくなるばかりか、思考が途切れて破壊されそうな気分になる。
 蝉しぐれの音は、この夏場のひどい暑さの中で、軽く脳の麻痺をもたらす痛み止めの役割を果たしてくれている。

 この句は、なかなか気に入った。時間の推移も込められている。蝉の声をききながらどんな思考をしようとしていたか、探りたくなる。どんな建物の中にいたのか想像したくなる。どんな服装だったのか知りたくなる。表現していない情景が不思議と浮かんでは消えていく。こんな句を作ってみたいものだ。
 ただし脳の中にいて欲しいのはあの「声」だけにしてほしい。羽を動かされたら、とおもうとそれももう脳の破壊に至る。

「落蝉」という季語

2018年07月30日 10時43分19秒 | 俳句・短歌・詩等関連
★落蝉の壁を掴んでなお鳴かん     藤井誠三
★掃かれゆく落蝉の胸厚かりき     小島淑子


 台風12号が通り過ぎてから、蝉がベランダや玄関外の階段に蝉が迷い込んで大きな声で鳴きながらもがいている。方向感覚や平衡感覚を失い、生の最後の爆発的な発音、死の直前の苦悶、といったものを連想させる。その声は幹に張り付いて鳴いている音よりも、大きな音であり、短い。蝉の種特有の定型的な音ではない。鳴くというよりも叫びである。
 壁や天井に全力でぶつかり、床に落ちて旋回しながら、仰向けになり静かになる。生を終えたかと思って見ていると、突然に飛び回理始める。ぶつかると痛いほどに勢いがいい。そしてまた床に這いつくばり、今度は突如として夜の闇の中に飛んでいってしまうことすらある。だが、大概は翌朝になると仰向けになって死んでいる。この最後の苦しみは見ていて痛々しくもある。
 しかし同時に、生を生き抜いた、というたくましさ、すがすがしさ、いさぎよさも感じる。どんな生き物であれ、その自然過程としての死にざまは人を感動させる。人工的な死であれ、人を感動させる死もある。その人の生きざまが美しければ、その死もまた人を感動させる。
 蝉は自然過程の中で、生を全うして生を終える。その苦悶の振舞いは輝いて見える。

 骸は丁寧に土に戻すことにしている。
  

日曜美術館で「田中一村」

2018年07月29日 22時02分43秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 今朝は久しぶりにNHKの日曜美術館を見た。「奄美の森に抱かれて~日本画家 田中一村~」であった。田中一村は何年も前に横浜高島屋で大きな展覧会があり、感銘を受けた。そのとき残念ながら図録を購入していなかった。今思えば残念なことをした。生き様もまた惹かれるものがあった。

 久しぶりの田中一村、じっくりと見ていたかったが、テレビ画面の展開が私の眼と合致せず、また細部も見極められず残念であった。

 どこかで画集を購入したいとあらためて思った。

台風のあと

2018年07月29日 20時56分17秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昼間はつらつら読書とウォーキング。外に出ると、台風一過の大空の太陽は強い陽射しで膚がじりじりと音を立てて焼けるようだった。ウォーキングのコースは自宅を出て新横浜駅近くの交差点まで往復14000千歩ほど。折り返し点にした交差点にコンビニがあり、スポーツドリンクと水で喉を潤した。
 以前と違いコンビニの数が減少してしまった。涼むところ、水分の補給所、トイレを兼ねたコンビニはジョギングやウォーキング、散歩の人にとっては貴重な場所であったのだが‥。数の減少と寡占化は利用者にはあまりいい結果とはならない。特に夏場は影響が大きい。
 夕方から台風の影響がないか団地の中を点検して回った。さいわいケヤキの細い枝以外は折れた枝などはなく、問題は起きていなかった。
 今回の台風、横浜市内では思ったよりも風はひどくなく、雨量もさほどではなかった。かえって三重県に上陸以後の方が雨・風ともにひどかったように思える。この台風、まだ九州あたりにあり、今度は南下するとの予報である。西日本を縦断する最悪のコースをたどっている。


台風一過

2018年07月29日 08時59分33秒 | 天気と自然災害
 朝の6時過ぎには横浜市から出ていた「避難準備・高齢者等避難開始」はすべて解除になった。また昨晩、小田原の「真鶴道路」での高波で車や人が流されたらしいという情報は、人は無事だったようだ。
 現在、横浜市域で発令されているのは「大雨・洪水・雷注意報」となった。私の住む団地ではミンミンゼミが明るい陽射しの中で競い合って泣いている。風も弱い。ケヤキの細枝の動きは、リズミカル、軽やか、という表現が浮かんできた。

 しかし台風12号は中国地方を西進中、被害が拡がらないことを祈りたい。  

神奈川県内でも被害か?

2018年07月28日 22時39分52秒 | 天気と自然災害
 現在雨の区域は南東から北西に向かって移動している。時間雨量換算で50ミリの区域もあるが、区域は狭まっている。我が家のあたりでも時々弱い雨が降る程度で推移している。
 風もそれほど強くは感じない。南の空に十六夜の月がときどき顔を出す。高潮に対する警戒をするよう気象庁でも発表になっていたし、ニュースでも云われていたが、小田原の「真鶴道路」が冠水し、被害が出た模様。詳細はまだ伝わっていない。
【⇒https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00000088-asahi-soci

 横浜市域に出ていた「暴風・洪水・波浪警報」は解除された。現在は「大雨(土砂災害、浸水害)警報」と「洪水・強風・波浪・雷注意報」となった。暴風域は静岡県に移った。しかしまだまだ雨に対する警戒と海の高波に対する警戒とが必要のようだ。
 

台風と蝋燭の炎

2018年07月28日 19時43分08秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日はウォーキングも取りやめ、買い物にも出かけず、団地内を所用で1500歩ほど歩いただけである。
 その上、15時過ぎにベッドで読書をしようとよこになったら、そのままぐっすりと寝てしまった。

★颱風の心支ふべき灯を点ず     加藤楸邨

 台風の句の中では私はこの句がいちばん惹かれる。

 幼い時、木造の平屋に住んでいたが、台風が来るというのでラジオをつけたままにして昼間から雨戸を閉めて用心をしたことを記憶している。何回もそんなことをしたのではないと思うが、昼なのに暗い部屋は子ども心に怖かった。夜には停電になり、蝋燭をつけたのも覚えている。
 昼間に用心のために仏壇に供える蝋燭よりももっと太く長いものが用意していたようだ。箪笥の上部の棚から太い蝋燭が出て来た時にはわくわくしたものである。子どもにとっては花火でも期待するようなものだ。どんなに明るいのか、興味があった。そしてずっとその蝋燭の炎を眺めていた。ときどき揺れる炎の形や、青・黄・橙の複雑にもかかわらず整然とした炎の芯に近い部分にみとれていた。
 そしてもうひとつ印象に残っているのは、この蝋燭の光に照らされる畳の上に置かれた金盥や金属製のバケツ、或いは陶器の丼の輝きである。天井からの雨漏りを受ける大事な防災用具でもあった。蝋燭の炎の揺らめきに合わせてそれらの器もなんとなく動いて見えた。

 今から思えば明るくはない蝋燭の光は、風と雨の音に対する恐怖や、暗さに対する怖れをいったものを忘れさせてくれた。家の外の暴風雨の怖い大きな音と、金盥にボタンボタンと落ちる小さな音が、同じ大きさに聞こえた。外の荒れた世界と、木造の家の中、光があることでかろうじて拮抗していた。

 これほど戦後の世の中では台風というものは怖いものであった。いまでこそ木造住宅も頑丈になり、雨漏りもほとんどなくなった。今やマンションなどの高層の建物に住む人の方が多いのではないかと錯覚するほどにマンションなどがおおくなった。
 それでもやはり台風は人の力を超えた巨大な力を見せつけて通り過ぎて行く。

関東地方が暴風域へ

2018年07月28日 18時21分42秒 | 天気と自然災害
 一時は50ミリ近い時間雨量の雨が降っていたが、今は蝉が鳴きはじめるほど弱い雨になった。朝から変わらずに東から西に雨の区域は動いている。だが、樹木の音からすると、確実に風は強まっている。
 横浜よりも東に位置する千葉県の方向には今のところ雨の区域は見えない。雨は小康状態といったところか。雨の強い区域は埼玉県南部、東京都奥多摩方面、山梨県にあり西に移動している。横浜市域に氾濫の危険を表示となっている河川はないようだ。
【⇒http://mizubousaiyokohama.jp/suii_area.cgi
 ウェザーニュース社によると関東地方の一部は暴風域に入ったらしい。【⇒http://www.jma.go.jp/jp/typh/181224l.html

横浜市の防災メールでは「避難準備・高齢者等避難開始」が発令されている。
詳細は【⇒http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/kinkyuu/oshirase.html】。
 早めの非難が有効なのは、西日本豪雨被害からも明らかだと思われる。同時に確実な情報の確保が必要である。悪意あるデマ、根拠のない風評、無責任な噂に惑わされないこともまた必要。

 すでに東海道線などでこの台風の影響のため遅れも出ている。


台風第12号の気象庁発表

2018年07月28日 15時04分23秒 | 天気と自然災害
 本日10時30分の気象庁予報部の発表は次のとおりである。

強い台風第12号は、勢力を維持して28日夜遅くから29日未明にかけて東海地方に上陸する可能性が高くなっています。東日本や西日本では暴風、高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、高潮にも警戒してください。
[台風の現況と予想]
 強い台風第12号は、28日9時には八丈島の東南東の海上を、1時間におよそ45キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心の北東側130キロ以内と南西側90キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は今後次第に進路を西よりに変え、28日夕方から夜のはじめ頃に伊豆諸島に最も接近した後、強い勢力を保ったまま28日夜遅くから29日未明に東海地方に上陸する可能性が高くなっています。
 その後、台風は次第に速度を落としながら30日にかけて西日本を西に進む見込みです。

[防災事項]
[暴風・高波・高潮]
 東日本や西日本の太平洋側では、台風の接近に伴い急に風が強まり、海上を中心に猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなる見込みです。
 29日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
  伊豆諸島、東海地方、近畿地方 35メートル(50メートル)
  関東地方           30メートル(45メートル)
  中国地方、四国地方      25メートル(35メートル)
  北陸地方、九州北部地方    20メートル(30メートル)
 29日にかけて予想される波の高さは
  関東地方、伊豆諸島、東海地方  10メートル
  東北地方             7メートル
  近畿地方             6メートル
  中国地方、四国地方、九州北部地方 5メートル
です。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。また、年間でも潮位が高い時期となっており、高潮に警戒してください。

[大雨]
 台風の北上に伴って、28日から29日にかけて東日本と西日本の広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。東日本太平洋側では局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。台風の通過後も南よりの暖かい湿った空気が流れ込み、太平洋側の南斜面を中心に大雨が続く見込みです。
 29日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
   関東甲信地方、東海地方    400ミリ
   伊豆諸島、四国地方      300ミリ
   近畿地方、中国地方      200ミリ 
   東北地方、北陸地方      150ミリ
 30日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
   九州北部地方           200から300ミリ
   四国地方、中国地方        100から200ミリ
   関東甲信地方、東海地方、近畿地方  50から100ミリ
 の見込みです。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してください。次の、「平成30年台風第12号に関する情報(総合情報)」は28日17時頃に発表予定です。

【⇒http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20180728013020.html

大雨・洪水警報も出た

2018年07月28日 14時50分33秒 | 天気と自然災害
 横浜市域には14時過ぎに「大雨・洪水警報」が出た。
 現在出ている警報・注意報は「大雨(土砂災害・浸水害)・洪水・暴風・波浪警報」と「雷注意報」ということになっている。
 私の住む団地でもつい先ほどから強い雨が再び降りだした。風も強くなってきた。横浜市内では、狭いながらも時間雨量にして50ミリに達する雨の区域が東から西に流れていく。港南区・泉区がひどい雨のようだ。
管理組合の作業は割とは早く終わり、帰宅した直後から降り始めた。本日ははこのようにときどき強く降ることが断続的に続きそうである。