Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーベン「ヴァイオリンソナタ全曲」(フランチェスカッティ)〈感想追加〉

2016年01月31日 22時10分43秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日はウォーキングに出ている間を覗いてベートーベンのヴァイオリンソナタを終日かけていた。お昼に掲載したようにフランチェスカッティ、カザドシュのコンビのCDである。
 効いていると意外と第1番から第3番が端正に演奏しているように感じた。ひょっとしたら人気はこの辺にあるのかもしれない。ピアノとブァイオリンのバランスがつり合いが取れているというのだろうか。対等の掛け合いのように聴こえる。初期ベートーベンのモーツアルト的要素が表現されている、と云っていいのだろうか。
 第4番以降はピアノよりもヴァイオリンが主体となるあたり、違いがわかるような気持ちになる。私にはスークやクレメルの演奏ではそこら辺の違いが明確に意識できなかった。もう一度このあたりを意識して聴き直してみたいと思う。
 第3番の第1楽章の早い音階のようなパッセージのピアノとヴァイオリンの掛け合いは聴き応えがあると感じた。


久しぶりに大汗をかいたウォーキング

2016年01月31日 19時52分36秒 | 山行・旅行・散策
 正月初めに風邪気味となってからようやく本日ウォーキングらしいウォーキングで汗を流すことができた。
 最初の60分で8600歩、後半は少しゆっくり目にしたがそれでも2時間38分で22200歩歩くことができた。
 一カ月間ほとんど汗をかく運動をしてこなかったので、さすがに最後の20分ほどになって太ももの裏側が痛くなってきた。山登りだと多分太ももの前側の筋肉が痙攣する事態に近いのかな、と感じた。これ以上歩くと後遺症が出るかなという寸前に家にたどり着いて暖かいシャワーを浴びてホッとした。
 久しぶりの汗は気持ちがいい。シャワーを浴びて飲んだ缶チューハイがことのほか美味しく感じられた。


ベートーベン「ヴァイオリンソナタ全曲」(フランチェスカッティ)

2016年01月31日 13時03分27秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 CDを収めている棚を物色していたら、思いがけないところからベートーベンのヴァイオリンソナタ全曲が出てきた。演奏者はヴァイオリンがジノ・フランチェスカッティ、ピアノはロベール・カザドシュである。録音は第2~第8番が1961年で、他の第1、第9、第10番が1958年となっている。
 だいぶ古い録音で解説によると「ステレオ初期」の演奏となってといる。
 フランチェスカッティ(1902-1991)、カザドシュ(1899-1972)ともに戦前から名を馳せたコンビで、中学生か高校生の音楽の時間に「名演奏家」として音楽教師に教わった記憶がある。
 このCDをいつ、どのような意図で購入したかまったく記憶がない。たぶん1回は家で再生した可能性があるが、どんな演奏だったかも覚えていない。
 まず3枚目のCDからかけて見た。第5、第9、第10番。さすがに古い録音で音が少しだけこもった感じであることと、音が少し小さめであることを覗いて想像したよりいい録音である。ただし第5番でちょっと雑音が入っているところがあった。
 ネットで調べるとこの二人のベートーベンのヴァイオリンソナタ全集はかなり高い評価を受けているという。いわゆる名盤ということらしい。
 感想の第一はその演奏の速さに驚いた。私はスークの遅くてもたっぷりとヴァイオリンの音色を聴かせてくれる演奏が好みなのだが、昔はこんなにも目まぐるしい演奏がもてはやされたのかとあらためてビックリした。しかし音は艶やかである。フランチェスカッティは1976年には引退したということである。
 第5番などは私には早すぎるという感想だが、第9番のクロイツェルは聴きごたえがある。とくに第2楽章はいい演奏だと思った。第10番の終楽章も印象に残った。第4番もこのような演奏だと映えるのかと思う。
 早いだけでなく強弱、遅速のメリハリが効いていて心地よいという気持ちになる。ただしヨゼフ・スークの演奏に慣れた耳には、時々あまりにきつい音が混じるのが私には気になる。特に3つ以上の重音の場合に気になる。一方でテンポが速くても高音の艶やかさは、きつさは感じられない。



 この演奏の速さが気になるので、私の持っているスーク版とクレメル版で全10曲の演奏時間を比べてみた。むろん当時のLPレコードの制約などもあり繰り返しのところの省略などもあるのでそこまでは調べていないが、この表を見ればどれだけの早さかはすぐに理解できると思う。



「体感する地球儀・天球義展」展覧会と講演会申込み

2016年01月30日 22時32分44秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 先週次のような案内をもらった。
 少々わかりづらいのだが、申し込んだ。



 「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球義展」というのが展覧会の名称で、前期は2月19日~5月22日、後期は6月3日~9月4日まで開催される。会場は五反田にある「DNP五反田ビル」。展覧会自体が観覧予約ということになっている。
 この展覧会にともなう講演会が2月20日に開催されるとのことである。演題は「時間と空間の旅:展覧会をより楽しむ!3Dデジタルデータで見るBnF(フランス国立図書館)の地球儀・天球儀コレクション」。
 展覧会の概要がホームページに下記のように紹介されている。
 地球儀・天球義というのは世界の象徴として絵画に時々登場する。
 人びとが世界をどう理解していたか、世界観を具体的に表すものである。
 滅多には聴くことがない講演であるような気がする。



「戦後70年と科学技術、そして原発政策」(藤垣裕子氏)

2016年01月30日 19時33分18秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日の講座は「戦後70年と日本社会-歴史と未来の交点」という5回連続講座の4回目。今回は「戦後70年と科学技術政策、そして原発政策」と題して藤垣裕子東京大学教授の講演である。
 原発政策そのものの検証・批判の講座を思い込んでいたが、政策決定プロセス等の課題についての講座だったようだ。私自身の問題意識とは重ならなかった部分が多かったが、集中して最後まで聞くことができた。

本日の講座「戦後70年と日本社会-歴史と未来の交点」の4回目

2016年01月30日 11時22分04秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 横浜では、さいわい雨は雪にならなかったようだ。日付が変わる頃にはかなり強い雨が、強い風に煽られて窓ガラスをたたいていた。しかし次第に弱まり、明け方5時前には大雪・風説・着雪注意報が解除され、強風注意報が発令された。その強風注意報も10時過ぎに解除された。
 現在は熱い雲に覆われ、ごくごく弱い雨が降っている。降っているというよりも、時々ぱらつく、という具合だ。傘を差している人はほとんどいない。そして気温は4℃くらいらしく、横浜としてはかなり低く、寒々しい。本日はこのまま推移するのであろうか。予報を見ると18時ころに最高気温6℃となるらしい。

 本日の午後は久しぶりにみなとみらい地区で講座がある。「戦後70年と日本社会-歴史と未来の交点」という5回連続講座の4回目。今回は「戦後70年と科学技術政策、そして原発政策」と題して藤垣裕子東京大学教授の講演である。




伊藤若冲「雪中雄鶏図」

2016年01月29日 22時04分07秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 これから明け方にかけて雪になるかもしれないという予報がある。雪にちなんで、伊藤若冲の雪を描いた作品を2点。いづれも雄鶏が主題の作品である。

   

 伊藤若冲の「雪中雄鶏図」、昨年の「若冲と蕪村」展では2点が展示された。左が細見美術館蔵、右は岡田美術館蔵となっている。
 鶏というのは若冲の作品の代名詞のようである。しかし解説では、鶏というのが、文・武・勇・仁・信の5つの徳を備えた人格者の比喩的存在として扱われたと云われている。さらに左の作品は君子の高潔を表す菊と竹が描かれていることから、求道者としての画家自身を象徴している作品と解釈する説もあると解説に記載されている。私としては、図版の解説にしてはあまりに飛躍しすぎの説を引用していると思った。
 右の雄鶏のポーズは唐突というか、無理な姿勢である。羽根の具合もかなり無理がある。笹に積もって今にも落ちてきそうな雪も、デフォルメしすぎていて少し滑稽味すら感じる。左の作品の方がより現実的な図柄である。雄鶏の姿勢も餌をついばむ時の自然な姿勢に近い。羽根の様子も無理がないように思える。
 だが、どちらも雪の様子や笹、竹、菊の様子はどことなく現実離れしていることも確かである。より現実に近いかどうかという差に着目すれば、その差は小さいかもしれない。
 より自然に近いかどうか、という価値基準が評価の軸となることが正しいとは云えないことも踏まえなくてはいけない。
 ここまで云ってしまえばあとは単純に好きかどうかという判断しかなくなる。

 強引な飛躍的な解釈をすれば、右の見得を切ったような無理なポーズの作品は、ひょっとして作品を依頼した者の性格を揶揄しているのではないか、と感じた。例えばいつも芝居かかった人、大向こうをうならせるようなことに熱心な人、見栄っ張りな人、派手好きな人、こんな人から絵の依頼を受けたと想像するのもいい。若冲ならではの皮肉だとひそかに思っている。


横浜に大雪・風雪・着雪注意報

2016年01月29日 18時35分14秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 17時過ぎに横浜市の防災メールが着信。大雪・風説・着雪注意報が発令されたとのことである。気象庁のホームページで確認してみると、神奈川県内全域で同じ内容の注意報が発令されている。横須賀市と三浦市には波浪注意報が加わっている。
 朝から雲が厚く垂れこめて細かい雨が降っていた。しかし横浜市の南部と湾岸の区域までは雪は降りそうもない予報だった。横浜市域の北部や内陸部では雪模様の可能性が高いのであろうか。
 現役時代の経験からは横浜市域は内陸部、北部、南部、沿岸部とそれぞれに気象災害は複雑である。局地的な豪雨などは多摩地域から多摩川沿いに南下してくる場合もあるが、南部から北上して湾岸部までで収束する場合もある。雪の場合、北部と内陸部ではひどいものの湾岸部や南部ではほとんど積もらないこともある。その場合でも西部の内陸部では微妙に違いがある。
 自治体のそれぞれの市域の広さや、地形の違いによって大きな差がある。特に関東地方南部のように雪と雨の違いの差が、地形の差でさらに増幅されるような時は予報は極めて難しい。
 現役時代も雪が積もりそうだということで徹夜で待機したものの結局雪は降らなかったり、逆に予報とは違って雨が突然雪に変わって慌てたことが幾度もある。
 そんな時、雪も降らなかったのに待機代は不要などと議会で追及されたり、市の職員や待機していた雪掻きのための業者の社員にとっては、無駄な待機をしているかのようなことを答弁するとんでもない市長の悪意ある発言などがあると、それは極めて傷つくものである。本人だけでなく家族も、その子供も傷つくものである。親が悪意ある悪者と作為的に標的にされた子どもにとってはとてつもない傷となる。
 雪掻きをしたり、暴風雨の中で対応していると、地元の方から「ご苦労さん」とひとこと言われた時には、そんな政治家やマスコミの悪意はその時だけは頭の中から吹き飛ぶものである。
 だが、人に対する悪意は常に自分に戻ってくるということをわきまえたいものである。


15カ月用カレンダーを今年も作成

2016年01月29日 13時17分18秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 今年+来年度分15カ月の手帳を昨年に引き続きエクセルで作った。2014年の8月からA5の1ページに1ヶ月分のスケジュールを掻きこんでいる。書き加える時効が増えると、一週間に一度位は打ち出して訂正していく。プリンターのランニングコストが随分と安くなったので、とても助かる。
 スマホのスケジュール機能を使ったり、手書きの手帳などを現役時代からいろいろ工夫してきたが、これが今のところ一番今の私にはぴったりとくる。スマホのスケジュール機能は掻きこむのが面倒で時間がかかるし、電話しながらスケジュール帳を見るのがやはり面倒である。時々通話を切って再度かけ直すなどのこともしなくてはいけなくなる。
 手書きの手帳はあまり見た目が好きではない。項目別に色分けするのがわかりやすいので、多色ボールペンを現役時代は使っていたが、擦れてきたなくなる。
 年間のカレンダーを作るのは面倒ではあるが、毎月1日を入れれば後は自動で作成できる。12回繰り返すのが面倒と云えば面倒だが、楽しみと思えば楽である。


「図書2月号」(岩波書店)を少々

2016年01月28日 22時36分16秒 | 読書
 疲れたのであろうか、妻が少し熱を出して寝込んでいる。食欲がない、ということで、昼・夕食は自分だけで有り合わせ・残り物のおかずですませた。ゆうべの御飯が残っていたので随分と楽であった。
 明日は朝一番で私の葉の治療の予約をしているので、これがすんだら近くの内科へ同行する予定である。

 ということで、本日もほとんど外には出歩かなかった。

 今読んでいる三冊の本を少しずつ読んだが、あまり頭には入らなかった。岩波の「図書」2月号が届いたので、いつものとおり高村薫氏の連載「作家的覚書」と、三浦佳世氏の連載「心理学者の美術館散歩」をまず読んだ。表紙を飾る伊知地国夫氏の科学写真とその解説も必ず目をとおす。編集後記にあたる巻末の「こぼればなし」には、大佛次郎記念館の講座を申し込んだ金時鐘氏の大佛次郎賞受賞について記載されている。

 本日はこの程度で読書もお終いとしたい。

「萩の鶴」(荻野酒造)

2016年01月28日 21時33分30秒 | 料理関連&お酒
   

 仙台から一昨日に帰るとき、仙台駅のホームで慌てて購入したお酒が、「萩の鶴」の1合瓶。450円もした。
 醸造元の荻野酒造株式会社のホームページ【http://www.hagino-shuzou.co.jp/】を検索すると、「100人の嗜好に合わせて100人がおいしいと感じられる酒が一般的には理想なのかもしれませんが、私たちは自ら飲んで本当に美味しいと思える酒を造りたいと思い、酒の造り手として、料理を活かしつつも、料理と共に記憶に残るような個性ある酒を追求しようと考えております。私たちは、良いものを少しだけ造るというコンセプトのもと、日本酒独自の伝統や歴史を守りながら新しい技術も取り入れ、常に進化する酒造りを目指します」あるいは「私たちの考える理想の酒は、外行きではない普段着のような感覚で、肩肘張らず気軽に楽しめる酒です。高級料理店でワイングラスと共に楽しむ日本酒も魅力的ですが、普段は無造作に茶碗に注いで飲むような日本酒の方が性に合っています。例えるならば、たまに着るよそ行きのドレスよりも、毎日着られて心地のいい、カジュアルでありながらも上質なTシャツのような酒を醸したいと考えております」と記されている。
 この味がそのとおりの味なのかどうかまでは私にはわからないが、旨みのあるお酒だとは思う。450円という値段からすると「普段着のようなお酒」といえるか疑問もあるが、ワイワイと賑やかに飲むよりも一人ゆっくり飲むお酒としても悪くないと思う。美味しいお酒だと思う。私の舌は肥えていないので、まったく自信がない感想である。
 JR東日本の広報紙に宮城県のお酒について以下のような記述があった。「萩の鶴」はこの地図では4番である。


仙台・松島・塩釜紀行(2)

2016年01月28日 12時07分42秒 | 山行・旅行・散策
 松島海岸駅に戻ったところで、駅前の喫茶店でコーヒータイム。「イルカフェ」という喫茶店に初めて入った。急階段の二階は14席、静かな雰囲気でドリップコーヒーはとても美味しい。これはお薦め店かもしれない。15時を少し回ったところで店を出た。
 そこを出たところで、「五大堂の入口の横」で「牡蠣の殻焼き2個400円」という看板を見つけた。昨晩は牡蠣フライ、昼に牡蠣酢、ならば殻焼きの牡蠣が食べたいということで、五大堂前まで。行ってみると「2個500円」に上がりしていたが、誘惑に負けて注文、寒い外で待つこと5分、牡蠣フライ、牡蠣酢よりは牡蠣の濃厚な味を楽しむことができた。
 しかし15時でほとんどの食事をする店やおみやげ展が店じまいをはじめてしまう。私どものようにのんびりした観光客には食べ損ねたり、おみやげを買いそびれてしまいそうである。そういえばホテルの日帰り入浴もほとんどが15時までとなっていた。これは宿泊客優先ということで理解できるが、お店の方は夕方は客が少ないのだろうか。

 16時過ぎに再び仙石線で仙台に戻り、18時近くまで仙台駅構内と、ダイエー及び藤崎の地下のお土産品コーナーで若干のおみやげを購入。
 妻にいわせると青葉通二番丁にあるダイエーの1階で販売している、「ずんだ団子」でないと「正しいずんだ」ではないという。昔からのこだわりであるらしい。ただし日持ちはしないので他の人へのお土産にはならない。しかし店に行くとこれまで店舗の出入口で販売していたのに見当たらない。半泣きの妻であったが、店の中に移動しているのを見つけてご機嫌は直った。

   

 18時からは一番町南町通にある「きりん」という居酒屋が、芹鍋が売りの店として旅行パンフに掲載されていたので行ってみた。昨日月曜日に予約した店である。仙台では月曜日は休みの店が多いらしく、月曜日も営業している店は混んでいるらしい。
 ここで芹鍋2人前と、ふろふき大根、根芹の天ぷらを注文。私はお酒2合と妻は梅酒1杯。お酒の種類も多数あるうえ、初めて食べた芹鍋はとてもおいしくいただいた。根芹の天ぷらも推奨。また訪れたい店だと思った。

   

 帰りの新幹線のホームで購入したお酒は「萩の鶴」、大崎市の醸造元。1合瓶があって値段も見ずに購入したら450円近くもしてびっくり。もったいない上に夕食時の酔いも醒めていなかったので、そのまま家に持って帰ってきた。

 今回は一泊二日で美術館も博物館も、名所旧跡も訪れなかった。のんびり歩いたばかり、グルメ旅の割にはお金はかけなかった。ただし美味しいものはいただいたようだ。25日が1万5千歩、26日が2万3千歩であったが、それほど運動量があったわけではない。山にも登らず、一般的な観光もしていない。
 たまには目的を持たないこんな旅もいいかもしれない。

            

久しぶりに横浜駅で立ち読み&喫茶店

2016年01月27日 21時06分33秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は横浜では久しぶりに13℃を超えたらしい。少し厚着で出かけたら汗をかいてしまった。有隣堂で立ち読みの後、文房具を探して有隣堂と家電量販店をうろうろ、残念ながら家電量販店では扱っていなかった。
 喫茶店で1時間ほど読書をしてから帰宅。明日も同じようにのんびりと過ごしたいものである。
 仙台での報告を明日中には終わらせたい。今晩からつくり始めておいた方が良さそうである。

仙台・松島・塩釜紀行(1)

2016年01月27日 14時21分47秒 | 山行・旅行・散策
 たった1泊2日であったが、仙台へ親族の墓参を済ませた後、仙台市内、塩釜、松島を訪れた。雪がときどきちらつく25日の昼に仙台駅に到着。駅前の長大なペデストリアンデッキにはまだかなりの雪が残っていた。昼食に駅構内3階に新しく開店したという「HACHI」という洋食店で、私は味噌だれ味のハンバーグの定食、妻は昔懐かしいナポリタン。ともにボリュームがあり、量的には持て余したが、味は良かった。値段はグラスワイン1杯を含めて2400円。
 新しく開業した地下鉄東西線に乗るために地下鉄仙台駅の構内に入ったが、これが複雑怪奇の構造で、南北線、東西線のホームへ行く通路・階段・エレベーター・エスカレーターが輻輳、かなり遠回りをしてようやく東西線のホームに降り立った。
 まずは川内駅で降りて作並街道沿いの八幡町にある寺の墓地までタクシーとバスで往復。墓は雪を掻き分けるのに苦労した。これまで仙台駅傍から往路はタクシー、帰路はバスで往復したが、金額的には楽になった。
 墓参後再度東西線地下鉄駅に戻り、まずは八木山動物公園駅で降りたものの、動物公園は閉館日。駐車場のタワーの上部から40年前の景観を思い出しながら、付近の展望を見てきた。南側の大年寺山、八木山、向山、愛宕山あたりの景観は以前とは一致したが、西側、秋保方面は見当がつかなかった。
 寒いので喫茶店を探したが見つからず、隣りの青葉山駅で下車して工学部の生協の食堂で缶コーヒーと備え付けのお茶という合計110円也の休憩を取った。少し図々し過ぎたようで帰りに青葉山駅に戻る途中、迂闊ながら鮮やかに滑って転倒してしまった。
 青葉通一番町駅、そして仙台駅の先の宮城野通駅で降りて駅の周囲を眺めて、再び仙台駅に戻り、元X橋の傍の新しいホテルに向かった。やはり迷って結局JR仙台駅にもどり、ようやくホテルまでたどり着いた。
 仙台駅の難しさは慣れることで、何とかなると思うしかなさそうである。東西線の構内はジャズが流れ、他の都市の地下鉄ではない試みのようでなかなか面白い。車内の6人掛けの椅子を2人分ずつに区切った握り棒はつり革側に大きく湾曲していて、立っていても握りやすい。好感が持てた。ただし網棚が2人分の巾しかないのが気になった。駅ごとの階段室の壁のデザインに工夫もある。ホームのベンチも木製のようで工夫の跡が見られた。駅舎で気がついたのは、駅そのものの構造が大掛かりなこと。特に青葉通一番町駅と、仙台駅。青葉通一番町駅は商業施設・マンションとの複合施設でもあるようで、どのような手法を使ったのか気になった。



 夕食は一番町の目当ての店が予約で満席とのことで、翌日の18時に予約の上、本日は別の居酒屋へ。二人で5000円となってしまった。しかし当日ブログにも掲載したが、ここの焼きおにぎり2個を味噌と醤油味でひとつずつ頼んだのだが、美味しかったけれど巨大。結局二人で半分ずつで十分満足。残りはそっと持ち帰った。

      

 翌26日は朝から仙石線で東塩釜駅に出かけ、仙台駅の観光案内所で紹介された「牡蠣小屋」をめざした。しかし食べ放題でひとり2970円という値段を敬遠して、「塩釜仲卸市場」まで約15分程を歩いた。場内をゆっくり散策したのち、お昼前に市場の食堂に入った。自由焼炉はご飯セット300円を払って各店で食材を購入する方法だが、量的に多そうなので、市場食堂「只野」に入った。狭い店ではあるが、清潔感がありなかなかいい。三色丼1500円、牡蠣酢500円(牡蠣5個)、阿部勘盛り切り1杯800円を二人で食べて満腹。牡蠣酢の牡蠣は二人で5個もあれば十分であった。

   

 途中開店はしていなかったが「欧風洋菓子店もんもらんし」という不思議なお店があったり、「月とオリオン」という時間が許せば入りたかった素敵なネーミングの喫茶店(店主が天文ファンであろうか)があったりと、市場の周囲はなかなか楽しい一角であった。



 東塩釜駅から松島海岸駅へ、高級ホテルの日帰り入浴は避けて、ひとり500円也の日帰り入浴「芭蕉の湯いやしの館」まで20分ほどを歩いた。歩道が雪でふさがれ、車の跳ね上げる泥をかぶりながらの登り20分は結構つらかった。
 しかし空いており、のんびりと約1時間半を過ごすことができた。お風呂に1時間、休憩所でお茶を飲みながら30分。露天風呂は無いし、松島の展望もないが、こののんびりした時間が嬉しかった。帰り道は車を気にしながらの道も、松島湾を眺めながらの下り坂で、楽しむことができた。


横浜に帰着

2016年01月26日 23時58分18秒 | 山行・旅行・散策
 40分ほど前にようやく横浜に帰着。さすがにくたびれた。しかし年に数回は仙台の地を踏むことを繰り返してきているので、仙台の駅を降りるとホッとすることは確かだ。むろん知らないところはたくさんあるのだが、居酒屋に入っても何となく落ち着くことができる。不思議である。
 仙台はさすがに寒く、雪もかなり残っていた。寒さはやはり違う。

 明日は朝からまた出かける予定となっている。少し寝坊はできる。休養日は明後日になりそうである。