書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

北島雪山の書

2009-05-05 14:20:53 | 書について
古代の郷美術館で私が足を止めたもの。

「明(みん)の香りがする!!!」


北島雪山
(1638~1697)、父は加藤清正の侍医。加藤家改易の後は細川藩医となった。雪山は、幼少期から青年期に長崎に遊学。そのときに明(みん)国亡命者の黄檗僧雪機、独立(どくりゅう)即非に就いて中国の書を学び、文徴明の書風を習ったが、江戸幕府が急に陽明異学禁止事件で、多くの学者とともに追放され、長崎、京都、江戸と流浪、筆旅を送った。(熊本県大百科事典より)

「やっぱり・・・」

雪山の名前は知っていたが、追放を受けたとは知らなかったし、直筆はこんなにシャープなものとは認識していなかった。
当時、和様の書が主流?だった中、熊本の中では群を抜いてシャープな線を引いた人に違いない。

とても嬉しかった。


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