書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

紙に書いた想いは その人の声になって届く。

2010-08-29 08:44:34 | 思う事
私の祖母は19才で、祖父とお見合いし、すぐ結婚。
それからは家事、子育てをし、戦争も越えてきた。

私は、祖父母の長男の長女であると同時に6人の子どもの続きで、祖父母にとって7人目の子どもとして育てられたようなものだった。

その、祖父母は、80歳を過ぎて「書」を学んだ。
私の恩師の所に2人で通ったのだった。
若いときに勉強をしていなかったので、字も忘れて書けないのが恥ずかしかったと。80歳から文字をそして書を学んだ。

祖父母は字を習えた事をとても喜んで、私によくハガキを送ってくれた。
文字には想いがいっぱい詰まってありがたかった。
祖母からは「あなたを想うと懐かしがります・・・」
祖父からは「初志貫徹、自分の志を一生通してください」と

昨日の新聞に野口シカ(野口英世の母)の手紙が新聞に載っていた。
一文字一文字に心の叫びが感じられる手紙だった。
読めない文字も読めない文もあった。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~daddy8/y/39/39r.htm

安易に文字を書ける私にとって忘れてしまっているような気持ちが詰まっているようだった。

心を伝える言葉、文字を大事にしたいと改めて思った。


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2 コメント

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いい話ですね。 (久保田)
2010-08-29 18:56:02
うん。
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書くということは・・・。 (久保田さんへ)
2010-08-31 05:55:49
伝えたくて、伝えたくて想いが溢れて、書かずには居れない状態になって初めて生きた文字となるのかもしれません。


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