NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

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集改センター第123回スキルアップセミナー報告「マンション設備のメンテナンスを検証する」

2014-12-08 14:55:30 | 集改塾

第123回 スキルアップセミナー 報告

開催日:2014年(平成26年)12月3日(水)
テーマ:「マンション設備のメンテナンスを検証する」
講 師:枝 俊男(本会・副代表理事/マンション管理士)


<セミナー概要>
■マンションの設備見学
マンションにはどのような共用設備が設置されているのか。映像で見学し、内容説明があった。
実際のマンションで共用設備の写真を保存しておき、新役員の勉強や修繕時の確認に使うと良く分かる。
■消防設備の法定点検
機器点検と総合点検の実施時期、消防署への報告時期、点検に必要な資格等の説明があった。
住戸内に設置の火災警報感知器やバルコニーに設置    
されている避難器具の点検が不在で行えない場合の措置。消防点検は、管理会社の委託料月額に含まれていることが多く、業務費用の明細が開示されていない場合は消防設備ごとの点検見積書を請求してはどうか。


■排水管について
排水管の仕組み、専有部分の中に共用部分である排水管の立て管が通っている。壁の中に隠れているので分からない。
排水管高圧洗浄の実施を動画で見て良く分かった。    
高圧水を逆噴射させ配管の中を洗浄するが、立て管の洗浄を掃除口から実施することが少なくなっている。以前は1住戸あたり5~6千円であった相場が今は3千円程の為、作業も手抜きになっているのではないか。
排水管には必ず通気管が設置されている。一時、採用されていた通気弁に故障が発生し、住戸内で臭気や結露水による漏水被害が起こっている。通気弁が設置されているマンションは要注意。
普段はあまり関心のないマンション設備について、現状の検証が行われ、大変参考となった。

~~ 次回:第124回スキルアップセミナー 2月4日(水)午後3時から ~~
テーマ:「管理組合は専有部分にどこまでかかわるべきか?」
講 師:木村 長敏(管理運営事業部/マンション管理士)
管理組合を悩ます認知症トラブルが増加。孤独死や空室、お一人住まいの高齢者への対応を迫られる管理組合。マンションでは60歳以上の居住者が50%を突破。
管理組合や大規模修繕の関係者は避けて通れない問題です。
さらに、最近では大手管理会社が専有部分のサービスを推進してきている状況がありますが、その多くが管理組合との全戸一括契約を条件としています。
これらの問題点をマンション管理士が鋭く提起します。
※ スキルアップセミナーは、毎月第1水曜日に実施されます。(1月は休講です)


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