NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

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第27回 集改塾「ウレタン塗膜防水不具合事例と対策について」 

2016-08-07 09:55:14 | 集改塾

第27回 集改塾 報告(出席者11名)

 8月4日(木曜日、午後7時00分~8時45分)、集改センターの27回目の集改塾を開催しました。今回は、定例日(第一水曜日)では、高分子株式会社さん安全協議大会日に重なるため、翌日の木曜日開催となりました。

この日は「ウレタン塗膜防水不具合事例と対策について」 (株)ダイフレックス様より講義をしていただきました。

 

< 塾生(白井 将文 高分子㈱)の声 >

今回はダイフレックスさんよりウレタン塗膜防水においての不具合事例とその対策についての講義を受けました。現場でよく目にする不具合や、まだ見たことがない不具合があり、その対策も含めて今後絶対に必要になる知識だと強く感じました。

また、不具合事例の他にも、ウレタン塗膜防水の施工の手順・注意点・マニュアルについても講義していただき、その中では材料缶での攪拌やローラーでの塗布等の、普段当たり前のように見ていた職人さん達の作業が、実は間違っているものであると知り、それがなぜ間違っているのか、それをしてしまうとどうなるかという理由も勉強になりました。今後は職人さんに、多少強気に注意できると思います。

施工の流れのパートでは、仕様書の通りに行うとしても複数の方法があり、その方法によって工程を考えていかなくてはならないという話を聴き、改めて、工程管理の難しさを感じました。

 施工する上で最良の方法であるマニュアル通りの施工は、実際の現場ではなかなか上手くいかないものである。という松山先生の言葉の通り、今までに行った現場でも、マニュアル通り施工できず、どこかで妥協するという場面をよく目にします。しかし、ガラリ型の脱気筒の話を聴き、今後もそういった不便な点に対応する商品が出てくるのが楽しみです。

 製品紹介では、様々な製品が紹介されていましたが、なかでもウレタンが一定の膜厚以下だと下のシートが見えてしまう「ミエルカ工法」は衝撃でした。一度使ってみたいです。

 ウレタン塗膜防水はこれからも付き合っていくものなので、今後に活かしていけるとてもタメになる講義でした。

 

< 塾長の声 >

多くの塾生は実務&現場での経験が浅く、材料メーカー会社をお呼びしての授業はいつもにもまして塾生の眼差しが真剣そのものです。塾長としてこれからもより一層このような授業の場を設けることが大事と実感した日でした。