NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

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第26回 集改塾

2016-07-09 07:23:13 | 集改塾

第26回 集改塾 報告(出席者10名)

 7月6日(水曜日、午後7時00分~8時30分)、集改センターが主催している26回目の集改塾を開催しました。この日の塾は、前回通り白石氏(㈱カシワバラ・コーポレーション)が講師役になり2級施工管理技士試験問題集の勉強を行い、その後、この日のスキルアップセミナーの題材(コニシ(株)によるタイル張り外壁における施工技術&施工不良~劣化事例と補修工法の選定~)の抜粋を塾長が解説しました。

 

< 塾生(工藤 健一 高分子㈱)の声 >

今回も㈱カシワバラ・コーポレーションの白石氏による2級建築施工管理技士の試験対策問題からの講義でした。

塗装工事に関するおさらいでしたが、白石氏も塾長もおっしゃられていた通り、この部分は確実に得点を取れるところです。塗料、また、その道具の一つ一つの基本を明確に押さえていけば取りこぼすことのない項目だと肝に銘じて復習せねばと感じました。

私はとりわけ営業サイドですから、見積書の字面はみることあれど、実際に塗料そのものに接する機会は乏しいので、現場の方々の実体験からくる話や実例があるこの勉強会は理解しやすいですし有意義なものと感じています。

これから2級建築施工管理技士試験を受ける者は休まず出席したいところです。

 

後半は、塾長によるタイルについての講義。

当日のスキルアップセミナーの題材(コニシ(株)によるタイル張り外壁における施工技術&施工不良~劣化事例と補修工法の選定~)を使っての補講でした。

なにぶん、資料が130頁におよぶボリューム。

それだけ、タイルにおける補修工法の多さ、そして、タイルにまつわる劣化事例の多さがページ数にもあらわれているということ。

一長一短ではマスター出来ない奥深いテーマであり、我々修繕屋は避けて通れない問題です。

それは塾長からの各項目ごとにお話しいただいた事例を聞いていても感じましたし、仮にボンドカーボンピンネット工法がベストの選択になったとしても現実的に関わってくる高額なお金(予算)の問題もあります。

大変難しいテーマではありますが、まずはタイルの劣化、補修に対する工法選定の正しい知識をしっかり身に着け、ベストな選択を出来るように当塾生はならなければならないですね。

前々回の協立さんによるタイル剥落補修に続いてのタイル問題。

それだけタイルは修繕屋にとって大きなウェイトを占める問題ということですね。

盛り沢山な多岐に渡る講義でしたが、タイルで一番重要だと感じたところは、接着剤張り工法、トータルフレックス工法についてですね。

各社新技術の開発には日進月歩ですが、このような新しい工法、特に、もしかしたらこれが主流になりうる技術には敏感に目を向けておかねばなりません。

折角の勉強会ですからこういう新たな知識や事例共有を通じて皆でレベルアップできるのが集改塾の強みでもあると思いますし、しっかりついていきたいと思います。

 

最後に塾長が何処かの安全大会で話されたと言ってた話が印象的でした。

現場職人さんにとっては現場が始まるまでのコンサルの苦労を知らないですものね。

そういう部分も踏まえて反映できる営業にならんといかんなぁ、と個人的に思った次第です。

塾長、白石氏、今回もありがとうございました&お疲れ様でした。

 

< 塾長の声 >

塾生の2級施工管理技士試験への意気込みが回を重ねるごとに高まってきているような気がします。先月試験日であった1級施工管理技士の1次試験に合格(自己採点評価)した塾生もいるようです。今年11月の2級施工管理技士の試験日が楽しみです。