NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

フリーセミナー「マンションのコミュニティ育成と地域のマンション交流」のご報告

2010-01-06 21:24:16 | フリーセミナー

 第76回フリーセミナー報告

12月15日(火曜日)の午後3時~5時まで大阪建築会館でNPO 集改センター恒例のリーセミナーが行われました。

テ ー マは、「マンションのコミュニティ育成と地域のマンション交流」
講師は、大阪市立大学名誉教授であり、(NPO法人 集合住宅維持管理機構 理事の梶浦 恒男氏。

セミナー内容は、2部形式に分けられ、前半はプレゼン資料による講義形式、後半は講義内容に関する質疑応答及び対話形式で行われました。講義は、最初にマンションのコミュニティ形成がマンションにとってどれだけ必要か、 また、有効であるかの説明があり、コミユニティ形成にはまず住民同士の交流が必要であることが説明されました。

次にマンショントラブルで一番多いのが、居住者間のマナーの問題であり、その内訳は違法駐車・ペット飼育・生活音が大きな割合を占めていることの説明がありました。本来マンションの持っている特性として、他の住居形態に比べてコミュニティ形成は容易で、コミュニティ形成を進める方策の具体例の紹介もありました。

後半の対話形式では、出席者のマンションでの具体例の相談等があり、他の参加者からの意見、法解釈面での説明、実際の対応事例等活発な議論が行われました。

セミナー参加者からは、下記のような感想が寄せられました。
 ・外国の例・公団分譲の初期の例等も解説があり、多少アカデミックな内容であり、アンケートでは、難しかったという意見もありましたが、総じて有益であったという評価であり、梶浦先生でなければ聞けない話であったと思っています。
 ・建通新聞の記者も取材に参加されており、又、会員の九鬼弁護士も参加されて、 法律面の説明をしていただく等、熱のこもった内容の充実したセミナーでした。
 ・梶浦先生は、長年研究者・学生相手に講義をしてこられた訳であり、その講義のテクニックといえば失礼になりますが、抑揚・間・次の話題に変える時の切り
 替え等すばらしく大変勉強になりました。
 ・印象に残ったのは、最後に言われた「多少法律・規約等に違反していても、実害がなくてマンション住民全員が了承又は納得していれば、それで良いのではないですか」という言葉で、我々管理のプロと自認しているものにとって耳の痛い言葉でした。

=======================================================================

大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良を中心に広島、山口、北九州、福岡でも大規模修繕工事、マンション管理運営をサポートする専門家集団

NPO法人 集改センター

マンションなんでも相談は こちら