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また、少し書き加えてみた(笑。

犀の角の如く、ただひとり歩め。

犀の最たるものは猛進の果てに揮発し、
犀の最たらぬものは怯懦ゆえに揮発するのである。
揮発こそが、
粗雑な物質を越えようとするわれわれにふさわしい儀式ではないだろうか。

われわれのわれとして、
わたしはわたしを渡し終える。
もうわたしはいない。
われわれのなかにあるひとつまみのわれ。

我の割れ。
割れた我の破片が照らし返す、a ware の陽炎。

太陽系の質量のほとんど全部は太陽である。
では、そこで、地球とはなに。

月から見てさえ見えるものは、ただ地球の自然と呼ばれる
海の指紋と、山嶺と、風の指紋。

雲、
漂いの果てに揮発していく典雅な振る舞いの序章よ。

めくる。
めくる。
序の次に進もうとして、
めくる。


しかし、
またしても序。
序のつぎなる序。
序につづく序。
徐徐に、序序に、ただ緩やかなるままに、
序をめくりつづける書物。

地球の史書。
青文字の青の滲むまま、地層を濡れて降りる。

海。
流れ出した文字。







おお、われわれよ、

猛進そして盲信。
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