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では,最後の詩「自転車を鳴らす」どうぞ(笑。

はいはい,
夏期講習の真っ最中ですが,なんとか更新してます(笑。

では,わが愛息との日々を綴った詩集もいよいよ
最後の詩となりました。

これも長いよーーー(笑。
では,みなさまも仲良き家庭をお過ごしください。

世界平和は家庭から(笑。





自転車を鳴らす」





おまえがふとんでおねしょをするとママは不機嫌な声で怒るだろう
なんどもぼくはそういうふうに怒ってはいけないというのだけれど
濡れた布団を翌朝干したり、洗ったりするのはママなので
やはり彼女は実害の及ぶ身の上として怒りが湧いてくるようなのだ
きっと彼女はおねしょをあまりしなかったのではないかな
ぼくはたくさんおねしょをしたので
おねしょをしたときの気持ちはよくわかるのだ
怒られるよりなによりもまず自分が情けなくなるんだよな
それに申し訳ないって気持ちになるんだよな
あんなにおねしょしないでねって頼まれたのに
しちゃってさ、
ほんとにごめんなさいねって気持ちになるよな
どうしてこんなにおねしょしてしまうんだろうって悩むと
ますます気持ちが小さくなって
ああ、おねしょしないままで朝になってればいいなって
そう思うときの気持ちはもう祈りに近いものがあるよな
でもしちゃったときにそのうえ怒られるとしたら
いったいなにがいまさらできるっていうんだい、なあ
おねしょしてしまったときにきみは
タンスを自分であけて濡れた下着を洗いカゴにいれて
でも、自分のふとんに眠れないものだから
パパかママのふとんにはいりにいくだろう
でも、自慢できることじゃないから
タヌキがゴソゴソッとはいってきました、とか
キツネがスルスルッとはいってきました、とか
おやあ、ゆうれいがはいってきましたとかいいながら
ぼくらのふとんにはいってくるだろう
おれ、わかるよ、おまえの気持ち
だからおれは全然おねしょのこと怒らないだろう
おねしょしろよ,したいだけしろよ
しょんべんがなくなるまでふとんにかけちまえ
着替えたら温かいふとんに入ればいいじゃないか
翌朝太陽で膨らんだふとんに新しいシーツをかけて
したければまたすればいいさ
でもパパ方式では治りませんとママは言うけれどな
病気じゃないから治ったり治らなかったりはしないんだよ
おねしょ味方だから
最近きみはぼくのとなりで眠ったりするね
たとえばママのかわりに
ぼくが夜の小便につれていくと
きみがだっこしてというから
ぼくはきみをまきつけたまま歩いていくのさ
ほいほいほいとそそくさときみをトイレまで運びこむまでのあいだ
きみは
しーやさん,しーやさんというんだよね
しーやさんというのは
小便のことをしーというところから発生して
それに本来なら屋号であるところの屋がついて
尊称のさんがついてできあがったものなんだよね
しーやさん,しーやさんて
ぼくもハモりながらつれていくと
きみは冷たいのがきらいだから
ぼくの足の甲にきみの足を乗せるんだよね
どうもママがそうしたらしいから
そうしているようだけれども
どっちみちぼくもこうしただろうね
しーやさんでしーしても
そんなに大量にはでないんだよね
量的にいえば
刺身皿に注いだ多すぎる醤油というぐらいのものなんだよね
もっとあるかな
テーブルにこぼすと
こんなにこぼしてしまったと惜しむくらいのビールかな
でもそれをしないとママがパンツを替えるし
パンツを替えると
そのパンツはまだ肌になじまなくて冷たいから
きみ,
ぎゃあというんだよね,
でもいっぱいおにいちゃんになって
最近はぎゃあとも言わないでいるんだよな
それにもう熱くても
あかまりふーふー吹いて冷ましたりもしないんだよな
見て見てっていうから
なにを見ればいいのかなと思って見ていたんだけれども
見ててもわからなかから
ぼくがぼうっとしたまま見ていると
きみ,
ぼくに分からせようと
きちんと説明してくれるんだよな
けんしょう,ふーふーしないで食べてんだようって言うから
急に焦点があうときみがいぶかるから
ぼうっとしたままぼそっと
うぉう,けんしょう,
おまえいっぱいおにいちゃんになったなあって言うんだよ
うどん屋でね
きみ,
うどん好きなんだよね
ラーメンよっかうどんが好きなんだよね
あんまりなにが入っているかってことには関心ないんだよね
きつねでもたぬきでもいいんだよね
つるつる食えるうどんがあれば
でもきょうママが天ぷらうどんを食ったときには動揺してたね
あれはあきらかに動揺だったね
だってパパはいつもきつねしか食べないし
このあいだ初めて力うどん食べたけど
あんまりもちは好きじゃないみたいだった
もち見てそれなにってきみが聞くから
もち食べるかって
きみのどんぶりにいれてあげたけど
きみ,
パパ食べたらってえんきょくに断ったものね
でも天ぷらは欲しそうだったね
なんといっても
パパは食い物あげるけどママはあげないからね
パパはけんしょうが欲しがると
まぐろの刺身でも豆腐でもゆでたまごでも
ちゅうちょすることなくあげるけれども
ママはあげないからね
しっかりしてねからねママは
本人は教育だといってるらしいけれどもさ
だってけんしょうはそればっかり先に食べるんだもんって
警戒してるからねママは
肉を食べるときには
自分の分にとうがらしを振ってるからね
とうがらしを振って
きみに取られまいとしているからね
でもきみはそれでも
ここからくないといってその右手の人差し指で
とうがらしのかかっていなくて
自分でも食べられる箇所を確定するけれどね
たしかにきみはばっかり食いをしてるね
見て見てっていうんだよね
けんしょう,お肉さんばっかり食べてんのって
パパいいようっていうんだよね
ばっかり食べていいようって肯定されて
きみ,
嬉しいんだよね
今度は味噌汁のなかの豆腐ばっかり食べるんだよね
それでも
いいよう,豆腐ばっかり食べていいようってパパ言うんだよね
そうするともうあんまり種類がなくなってきて
あとは肉の下敷きになっていたキャベツの千切りと
米ぐらいしか残っていないんだよね
それでパパが
いいよう,キャベツばっかり食べていいようって追うと
きみ,
ちょっとがっかりしたような表情をよぎらせるんだけど
なんとかその境地を脱却しようと
克服の気持ちを働かせるんだよね
それであんまり気乗りしないんだけど
なんでも肯定派のパパの勢いに乗り遅れまいとして
キャベツを頬張りながら
キャベツばっかり食べてんだようって
いきがってみせてけなげなんだよな,けんしょうは
きみがぼくにしてくれるように
ぼくはだれにしてあげられるのかなと思うと
いやんなっちゃうんだよね
パパぼくとしてぼくは最善を尽くすのだけれど
どうもあんまり美しくないんだよな,どうも
やはりどこか計算のにおいがしてて
そりゃあきみも計算してることししてるだろうし
計算しつくしているだろうけれども
きみは計算を焦がしてしまうことができるんだよな
そこでぼくとは人物が違うなあと思うのだ
やはりぼくはぼくで
しかるべくしてしかるべき人物になったのであり
どこでどういうことがあったとしてもこんなものだったろうし
なにをどうしてもこれくらいにはなっただろうと思うのだよ
だれをうらむことでもないし
だれをうらやむことでもないし
ぼくはぼくでこんなものなんだし
きみはそれほどの魂だったから
その人物になってでてきたのだろうね
それがぼくの子供であるということには
人類はやはり進化しているのではないかと
おぼろげながら信頼を寄せるに足るものがあるよ
きょうはきみが昼寝から覚めたときにぼくはいなかったろう
きみが昼寝をしている間にぼくは夫にもどって
ということは瞬時にしてパパを中断したんだけれど
どうしてパパを中断すると夫にしかならないのかという
もっともな疑問もあるなはあるけれども
まあいいじゃないか
とりあえず妻ちゃんをちょっとかまおうかなと思ったのだ
知らない人じゃああるまいし
触ったりてじったりするくらいは
してもいいじゃんと思っているのだな,うんうん
そしたら眠いからと拒否されたんだよな
拒否されたらされたで
しょうがないじゃんとも思ってるんだよな
素直に育ってきてるから
ちょっとは悪かったかなとも思ったりするんだよな
そうやって拒否されたりすると
で,結局起き抜けてきて
大岡信の『万葉集』を読み続けたんだよ
読書だ読書だって感じで
そうしたら妻ちゃんが起きてきて口とんがらかして
まったくぅ,あったまにきちゃうわねえって言ったんだよ
あったま,ってところにアクセントつけて
悪いことしたかなあって思ってるところにこの発言で
ぼくは怒ってしまったんだねえ
寝りゃあいいじゃんと思っているわけ
ぼくとしては
眠いんだったら寝てろよって思うわけ
ところがあちらではぼくがいうほど
眠りにはいるということが容易ではないらしいんだよね
そういう身体に生まれ育ったことじたいがすでに
反省の機会が与えられているというのに
それをぼくに
おもんばかれっていうくらいに気色ばんでいるわけ
そんな理屈だったら
不具者や事故者がいちばん偉いでしょって思うんだけど
同じような理屈があちらでもあるらしく
そりゃああなたみたいにすぐ寝たり起きたりできる人はいいわよって
ぼくをまるで睡眠カートリッジみたいにいうわけ
起きポン,横ポン,肩をつけたらスヤスヤスヤって
それじゃあまるでぼく,
全力を尽くして辛うじて覚醒しているみたいじゃないか
そういうのってあんまり安逸な感じじゃないか
でもそういう身体に生まれ育ったことじたいがすでに
罰であり救済への窓口であるとぼくが考えていることが
あちらの理解のなかではぼくのこの一度目覚めても
なんの障害もなく再び眠りにつけることにあたるらしいんだよ
ま,そりゃあそれでいいけどさ
で,ぼくも頭に来たわけさ
眠いんだったら寝てろよ
それをわざわざぶつぶつ言いに起きてくるなんて
性格悪いなあこの女って思ったわけ
こんな女だったっけって
そこから内省を始めたわけ
むかしは美しいと思っていたのになあって
過去を慈しんだわけ
こんな馬鹿な奴じゃなかったのになあって
馬鹿じゃなかったけどこんな馬鹿になったんだなあって
そしたらもう猛然と腹がたってきてさ
もう口をきくのもけがらわしいって感じで
こんな,馬鹿になっていく女とタッグ組もうと思ってたのかって
くしゃくしゃって感情をひとまとめに捨てて
財布と
カギとシャープペンシルと
『万葉集』
『万葉集(上)』
『言語にとって美とはなにか(上)』
『言語と無意識』を抱えて
自転車に乗ったのだけれど
喫茶店に入ろうと思っても
もうはいれないからだになっているんだよな
コーヒー代金を払いたくないんだよね
この右腕のやつがさ
コーヒーなんか水といっしょじゃんって思っているわけよ
豆をむしって火であぶってひいて
お湯かけただけじゃねえかよ
ただの木の実汁じゃねえかよって理解しているわけよ
それで鳩ヶ谷図書館で読書してたわけ
読書の最中にはべつに怒りも再発してこなくて
けんしょうと新郷図書館に行く約束をしていたなあと思っていて
あとはその約束だけが気がかりになっているわけ
三時過ぎに寝たから
起きるのは五時くらいだろうなあ
五時には帰宅しないとな
妻とのけんかと子供との約束は別のことだからな
妻はもともと他人だけど子供は他人じゃないからな
そこらへんのけじめだけはきちんとしないと
子供から信頼されなくなってしまうからなあと
思いながら帰ってきたら
もうきみ,
泣いていたんだよね
玄関とも呼べない小さな入口のところで
ほんの数歩かけてきて
けんしょう,泣いてたんだよっていったんだよね
やっぱりパパ帰ってきましたってママ言ったんだよな
やっぱりパパでしたっていって
さっきはごめんねと謝ったから
お,そんなに馬鹿にもなっていなかったかと
すこし安心したんだよね
けんしょう,図書館行くからジャンパー着ろよってパパが言うと
ジャンパー着ながら
けんしょう,泣いてたんだよってまた言ったんだよな
両方の口を下に曲げて泣くのを我慢しながら
鳩ヶ谷図書館行かないでねってきみが言っても
ぼくが
新郷図書館に行こうかって話をすりかえたものだから
きみは納得していなくて
靴をはきながらぼくをみあげて
また
鳩ヶ谷図書館行かないでねって念をおしたんだよね
それでやっぱりきちんといわないとだめだなと思って
大丈夫,鳩ヶ谷図書館行かないよって言って
やっときみ,
扉を開けてそこでジャンプジャンプしてみせるほど力が戻ったんだよね
見て見てってきみの口癖なんだよね
けんしょう,ジャンプジャンプしてんだよってきみいうんだよね
アパートの階段のところまできみ走っていくんだよね
ときどきゴミのポリバケツをよけようとして
壁の方に頭をこすっちゃうことがあるんだよね
それでもきみ,
痛いってはいわないんだよね
階段を降りるときには
きみとぼくと手をつないで降りるんだよね
まだすたすたって交互に階段を降りれなくて
一段降りるとそこで両足がいっかい揃っちゃうんだよね
黙ったままで階段を降りることはほとんどなくて
なにかきみ,
話題を提供するんだよね
これからの鼓動について
図書館のおねえちゃんいるかな、とか
三日月さんあそこにいる、三日月さんって呼びかけたり
猫のたっちゃんいるかなって
そうして最後の段のところで両足そろえてジャンプしたり
するのを忘れて
歩くようにそのまま降りてきたりするんだよね
そうしてきみ、
自転車のところまで走っていくんだよね
ぼくはきみを後ろから抱きかかえて
ボックスにいれてあげるんだよね
きょうはきみ、
さむいっていったから
ぼくのダウンジャケットをめくってベルトのところをにぎって
風をふせいでいいよっていったんだよね
きみ、
びゅうんびゅうんっていこうねえって誇らしげにいうんだよね
たかが自転車なんだけど
びゅうんびゅうんっていこうねえって
ぼくはご期待通りにライトをつけて
びゅうんびゅうんって鳴らしたんだよね
ペダルを踏んで後ろを向きながら
けんしょう、びゅうんびゅうんって聞こえるかって聞くんだよね
するときみ、
びゅうんびゅうん、
びゅうんびゅうんっていうんだよ
びゅうんびゅうんってさ
なんだか自転車揺すってぼくを手伝ってるみたいにさ
びゅうんびゅうんっていうんだ






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さて,ラス前「園児の父」行きますかー(笑。

いよいよ息子も幼稚園になってきたので,
そろそろ詩集も終わりです,ということですね。




「園児の父」




きみももう園児になった
とうとう旭幼稚園の園児だものな
制服には幼稚園のマークもはいっていて
園児のみなさん,早起きしてくださいねと
にわとりの背中に朝日がさしているものな
そうか,そうか
きみももう幼稚園に通うようになったというわけだ
おれももう
一児のパパというよりは園児の父と呼ばれるにふさわしいというわけだ
入園式の前夜と当日の夜に
おれはママとお祝いのビールを飲んだのだが
ひょっとすると
きみが幼稚園に行くようになったということは
おれが毎月月謝を払わなきゃいかんということではないか
やっとここまでこぎつけたかと安堵していたが
それどころじゃない
これからはもうきみを毎月幼稚園にいけるように
安定した稼ぎを得なくちゃあいかんということではないか
もっと責任を感じなくてはいかんということではないか
おお,これは大変だ
消費税もつくことだし無駄遣いはやめなくてはいかん



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めげるな,オレ,パパは不滅だ(笑。「パパ廃業宣言」をどうぞ。

まあ,
世の中で一番難しいことが結婚で,

二番目が子育てだな。
三番目が,自分育てで,

四番目が仕事を続けることかな(笑。




「パパ廃業宣言」




ぼくとビールを買いにいくと
おまえは自転車から降りないね
子供席にくくりつけられた黒いビニルひもをつかんで
パパ,ビール飲んじゃだめとおまえはぼくにいうね
ママ,ビール飲んでもいいけどパパはだめ
ぼくはわざと驚いた様子でそれを反復してみせて
パパ,ビール飲んじゃだめかと聞き直すと
パパ,ビール飲んでいいのはおすし食べるときだけ
しょうがないからそのまま家に引き返してくるのさ
そのビニルのひもは
ほんとうはおまえのひざのうえでとめる安全ベルトなんだけれど
いつもぶらぶらたらたらしているだけのぐうたらなよけいものだ
それをおまえはときどきバスのギアにしたりブレーキにしたり
機関車のハンドルにしたりして
機嫌のいいときにはぼくのうしろで
ぜんぽうちゅうい,しゅっぱつしんこうと声をかけてくれるね
するとぼくパパはペダルをこぐ足に思わず力がはいるという
実に古典的な感情連動のストーリーにもかかわらず
なんどでも平気ではいられない気持ちになるのさ
おまえが昼寝をするタイミングをはずしてしまって
夕方から寝始めたばっかりに
暗くなってから目が覚めたりすると
なにをいってもダメとイヤと半ベソでしか応えてくれないときに
ぼくは間合いをはかるような気持ちで
パパと「猫くる」に行こうかと誘ったが
おまえは行かないと返事をしたね
「猫くる」は猫をたくさん飼っている家の前まで
くるっと自転車で廻ってくることの省略形なのだけれど
その「猫くる」を拒否されて
ぼくはちょっとグラっときたよ,じつのところ
「猫くる」でダメならどこかもっと遠くまで行こうと思って
それじゃあパパの本屋さんまでくるっとしようかと
ちょっとふんばつした気持ちで提案したのだけれど
それでもおまえは行かないといったね
そんな泣きそうな顔をしてさ
ぼくのいうことがおまえにとっては全部
痛みに変わって伝わっているような顔でさ
ぼくはもう最後の切り札だとおもって
それじゃあ本屋さんで花火を買っておうとで花火をしようと
大きく渦巻いておまえを呼び込む声でいえたと思ったよ
でもおまえは同じ表情のまま行かないといったから
ぼくはとってもがっかりしてドアのそとに新聞紙を敷いて
そこで大の字になって寝転んだのだ
栄光に輝いたパパ時代はすでに終わっていたことを気づかされ
毎日新聞の広告チラシのまじった失楽園シートを背中に敷いて
ぼくは夜空を見上げたりしたのだ
あのときがパパ失墜球場の切符売り場だとすれば
いまのビール禁止発言はいよいよ内野指定席まで進んだというあたりだろうか
なみの父親ならもうここで挫けてしまったに違いない
だがぼくは考えたのだ
考えた,そうか一般的には反省というものだ
反省というものが,雷鳴の如く脳裏を走っていったのだった
なぜ,けんしょうはわたしにビールを禁止しているのか
わたしはどの程度栄光を過去のものとし,現在のかけらとして所持しているのか
わたしはもはや軽蔑されているのだろうか
わたしは兆候を感じたりしなかったのだろうか
やっぱりおまえのパパはそんなにアホじゃないぜ,けんしょう
たいした奴ではないかもしれないが
一顧だに値しないというような代物でもない
そうだな,ちゅうくらいだよ,ちゅうくらい
最近はおまえに語感の教育を施そうとしているから
ちゅうくらいという言葉を発してしまうとすぐそのあとに
ちゅうくらいと宇宙暗いという言葉は似ているかとおまえに聞くだろうねえ
たいていおまえは似てるといって喜んでくれているようなので
ほっとしている程度の親だが
ちゅうくらいとマイルドセブンライトは似ているか
ちゅうくらいと中国ライ麦は似ているか
ちゅうくらいと血の浮くライオンは似ているか
あんまり似てないな
アイディアが浮かばなくなると
くるしいだじゃれでエンディングにもっていくんだよな
それでぼくも問題解決に乗り出した
シンドバッドみたいに大鷲の脚をつかまえてひとっとびさ
どうしてパパはビール飲んじゃダメなのとおまえに聞いても
おまえはぼくには答えなかったけれとせママには教えたな
パパ怒るもんといっただろう,おまえ
でもおまえはパパが大声をだしただけで泣くじゃないか
パパが大声をださなくったって
自分で二度失敗すると泣きだしちゃうじゃないか
おまえは失敗に弱いんだよな
どうしてもっとタフに育たなかったのかねえ
どうして失望に対して先回りしてしまうのかねえ,
この小さな心理学者さんは
こんなところだけ似なくてもよかったのに
よしよし,
それについてはこの先達がコツを伝授してやろう
どうしたら泣き虫は治るか
いいか,失敗したら失敗はただの失敗だと限定して思えばいいんだ
失敗は失敗以上でも失敗以下でもない
それだけだ
失敗は失敗
失敗しちゃった
失敗しちゃって失敗だ
しょうがないなあ
失敗,失敗,失敗音頭でよよいのよい
♪だれもこいつにはかなわない
 のうてんきだぜぇ
 あめでもへいき,ゆきでもへいき,のうてんきぃ
ぼくがたんなる親としてではなく
共通の弱点を抱えながら生きていかねばならない
ひとりの人間としての同じ起点に立ったときに
きみに贈ることができめたったひとつの言葉はこれだ
いーじゃん
困ったときには「いーじゃん」と言いなさい
肯定しなさい
それはそうなったのだと思いなさい
そしてそれだけのことなのだと思いなさい
延長や拡大して
この程度で失敗する自分にこれから降りかかってくるであろう失敗数を
予測してはいけません
限定してください
失敗が想像の野原で燃え広がらないように限定してください
では,今日の人生攻略ページの説明を終わります
忘れないように復習しておいてください
では,では,ビールでも飲むか
いやいや,
でもビールを飲むと怒るということは
ビールを飲まなければ怒らないということではないか
ふむふむ,それは
しらふのときにはいいパパだということではないだろうか
おまえがパパにできて自分でできなかったことのひとつで
できるようになりたいと思っていたのが水浴びだったろう
まだ水が冷たいころには
一緒に水,浴びようかと誘っても
いい,けんしょうはいいよって逃げていたけど
暖かくなった最近はのどのあたりから水をかぶっているからなあ
でもさすがにぼくが頭からかぶると
「でぇました」と喝采しているものなあ
でも酔うと水浴びのしないから,これも遠因になっているのかもしれない
がんばれパパ
軽蔑されているのなら相手にもされていないはずだから
まだまだ修復可能なはずなんだ
ここでやっぱりパパは偉いというところを見せてやるんだ
兆候も確かにあったよ
ビールのコップを運んでこないなどの
消極的な反抗はあったのだが,
気まぐれのひとつだと軽んじていたのだ
そうか,やっぱりいやだったんだな
そういうわけでぼくはこうやってまた詩を書きはじめたのだよ
おまえが偉いと思っている詩を作るパパであるために
ぼくはおまえにとって父親であるということで
とても甘えていたことがわかったよ
でもおまえが成長している速度で
ぼくもパパを成長させなければならなかったんだ
ぼくはいまのおまえを導けるほどのパパではなかったんだね
おまえにとってパパの価値というものは
詩を作るパパが遊んでくれるという回路を通って流出するものなのに
いつのまにかぼくはそれなしで過ごし
パパがひび割れしてしまっていることも知らなかったんだ
だからもうパパは廃業だよ
また修行しなければもう蓄えがなくなったもの
おまえの期待にそえるような父親になるために
ぼくはきちんと本を読んだり物を書いたりするよ
だからまずおまえに話してきかせた
キリンのむるむるの話を完成させようか
あれはシリーズで続くはずだから当分楽しめるだろうと思う
おまえが望む
ビールを飲まず
水浴びをして
瞑想し
詩作する父親こそが
ぼくの理想スケジュールでもあるのだから
おまえのいうことをまもればたしかにぼくも前進する
パパのバージョンアップに期待してくれ
そう決意した今日は
ちょっと緊張してて愛想が悪くてごめんな,けんしょう






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さて,今日のは短いよ,「善人」(笑。



「善人」





詩だけを読むととてもいいパパねといいましたね
ところがいいパパだけでなく、
詩を書いているときは
わたしは善人にもなるんです






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では,「ねこ,ねこ」など,どうぞ(笑。


「ねこ,ねこ」



パパ,パパ,けんパパは
けんしょうのパパ
けんしょうのパパが短くなってけんパパ,
けんしょうのママも短くなってけんママ,
けん,けん,けんしょうはもともとは
かわばたけんしょう
短くなってかわけんは
まるでやくざの屋号みたいねといった人はけんママの妹
けんママの妹はべつめい,
となかいオバサン,短くなってとなオバ
贈ってくれたクリスマスカードが
鼻を押すとメロディが鳴るとなかいカードだったからです
けんパパはそれをよく
かんがるーオバサンと間違える
かんがるーととなかいはどこか似ているところがある気がするけんパパ
パパ,パパ,けんパパはパパねこ
ママ,ママ,けんママはママねこ
となかいオバサンはとなかいオバサンねこ
どうしてみんなねこになってしまったのでしょう
あずみのおじさんねこ
にいむらのおじさんねこ
ワープロねこ
ねこのこねこ
本屋のアルバイトのおにいちゃんねこ
しのねこ
こばやしねこ
しぶいねこ
社長ねこ
ねこ活用しないのは
協和銀行からもらった貯金箱のウサギだけウサギは短くなってウサ
夜のトイレからもどってきて
もういっかい寝るときに探し出して
いっしょにふとんにはいるウサ
ウサちゃん、みててね
ウサはウサねこといわないけんねこ
けんねこは寝転がるのが好きなけんねこ
なかはらめい子を腹ばいになって聞くけんねこ
女性ボーカルを特に好むけんねこ
ライブハウスのことをドラム屋さんというけんねこ
耳栓を買って臨んだライブハウスでは
スタンディングオベーションをしたけんねこ
webbのライブを見たあとでは
マイクのセッティングをまねするけんねこ
8ビートのロックが好きなけんねこは
パパみたいだなというとよろこぶけんねこ
けんねこが喜ぶのを見て嬉しがるパパねこ
けんねこの鼻を触ってパパそっくりというママねこ
パパとママがなかよくしていると
あいだに割ってはいるけんねこ
やってきましたーのけんねこ
ふぎゃあのけんねこ
まだちびっちょろのけんねこ
うちのけんねこ
おとなとばっかり話したがるけんねこ
けんねこってなんだかねんねこみたいなけんねこ
ビールのふたを抜けるようになったけんねこ
ピアノのうまいけんねこ
どろあそびするみたいに鍵盤を押しながら
間違わずに弾けるけんねこ
おれよっかすげえねこ
小僧ねこ
うちの小僧ねこ
あまやかすって
キャラメルをあげることだとおもっているけんねこ
ほっぺたになんてかいてあるってきくけんねこ
あくびをするとすぐに手で隠すけんねこ
でももうみちゃったぞねこ
もうねなさいというと喜んでいませんというけんねこ
夢のなかでもピアノの練習をしているけんねこ
そりゃあうまくなるよなねこ
もう鬼をころばすのは飽きたかねこ
おれが寝そべっていると脇腹を弾くけんねこ
おれは楽器じゃねえねこ
メシを食いながらでも指を動かしているねこ
そんなにおまえピアノがおもしろいのかねこ
おれと今度発表会で連弾するねこ
あまだれ坊やを弾くねこ
どんな格好ででようかねこ
ママが衣装をつくってあげるわよねこ
親子ねこはネクタイねこ
パパねこはネクタイをすると厳しくなるねこ
おしごとだからというねこ
おしごとのときはけんねこを連れていけないねこ
おうちにいなさいねこ
けんしょうはピアノを弾くのがお仕事だから
ネクタイするというけんねこ
ああ、そうですかねこ
あなたはピアノがおしごとですかねこ
それはそれは道理でごねっしんねこ
してください、ネクタイしてくださいねこ
ピアノのおしごとしてくださいねこ


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そろそろエンディングみえてきたね,「数について」(笑。

ながながと特集してきた子育て子育ち詩集も
そろそろエンディングみえてきたね。

だいたい生まれてから,
幼稚園に入るあたりまでを詩に書いたんだよね。

で,幼稚園に行き始めたら,
あんまり私生活に介入してはいけないと思って,

書くのをやめたんだよね。
だから,4才くらいまでのわれわれの姿かな(笑。




「数について」




数についてきみはまだあまり多くのことを知らないので
明日のつぎの日はあさってにならず、やはりそのまま明日のつぎの日と呼ばれ
明日のつぎのそのまた明日のことはあしたのつぎのつぎの日になる
来週の日曜のことをきみは
「あしたのつぎのつぎのつぎのつぎのつぎのつぎの日に
「パパ、おやすみになるね、
「パパとけんしょうとどこへ行こうか
とまだ、今日の日曜日も終わっていないのに
はやくもスケジュールの調整にはいっていますね
きっときみにとってぼくは
休みの日にはどこかに一緒に連れていってくれる人というふうに
定義されているのだと思う、それがとても名誉なことだとは思うし、
その積極的な評価もじつにいたみいりますです
でもさ、やはりぼくも人の親であるよりまえに人の子なのだ
正直に申して空白の一日も作ってほしいのですよ、マネージャー様
そうだな、一日まるまる全部だなんてことはいいません
ほんの三時間ほどの休息があればいいんです
ぼくが十全に使いこなせるのはそのくらいのものなので
あとはほんとうに白菜の芯みたいに捨ててしまってもいいくらい
煮込んでおいしくなるんだったら
残らずきみに差し上げてもおしくないんです
だからきみが昼寝をしているときに活動すればいいんだけど
ところがやっぱり眠気が伝染してしまうんだな、じつにこれが
隣の部屋で寝ているはずなのに簡単にそれが伝わってくる
この以心伝心の微妙な味わいが
血肉を分けた実の親子の不可思議なのでしょうか
さらに不思議なのは、そうやって
たとえばきみから自由になって
たとえば大宮まででかけていって
たとえばそこで新刊本を眺め
たとえばそれがまだぼくの本屋に入っていない極めて新しい
たとえば新潮社のハードカバーであったとしても
たとえば法政大学出版局のメルロ=ポンティであったとしても
たとえばそれをこころいくまでなんの障害もなく読み進み
たとえばその横にとても高く平積みされた
たとえばぼくが注文すれば調整出庫の末にお情けのように届く
たとえば小学館の極楽スキーがあったとしても
そんなことがもうぼくにはあんまり楽しくないのだ
ぼくの楽しみがぼくたけの楽しみに限定されているという事態が
もうぼくにはそれだけであんまり楽しくなくなっていて
それならきみと二百八十円のむかしながらの絵本を
きみがいつも通り電車の絵本しか選んでこなかったとしても
そのことの方がずっとずっと楽しいことであるような気がする
きょうもきみはぼくがスパッゲッティをおかわりすると
「パパ、スパッゲッティ、なんばいめ? 百ぱいめ?
と自分の想像できる宇宙の果てのような数字を挙げてぼくの食欲を計測してくれるし
「そこでおばけがでてきました、
きみはよく唐突におばけを登場させてお話をつくるけれど
やはりおばけ一匹ではこころもとないらしく
できるだけたくさんのおばけを呼ぼうとして
手の指を全部立てて、これだけのおばけがやってくるぞと
父親のぼくをこわがらせようと画策する
でもそれからおもむろにそれが何匹になるのかを
「いち、に、さん....
と十まで数えて
「十匹のおばけがでてきました
とその指のついた柔らかい手をぼくの顔に押しあてようとする
手の指は十本あるんだよ、けんしょう
そのつぎにそうやって両方の親指を折り曲げると
手の指は八本になるんだよ
でもそれでも上達したんだよな
以前は左の指を数えるときには右手の人差し指を使っていたのだし
今日は首をたてにふりながら目で追うだけで数えられたもの
「八匹のおばけだぞ、パパ、こわい?
「おばけだ、おばけだ、こわいよう
 こわいからはやくスパッゲッティ食べてしまいなさい
と食事をいそがせるぼくはまだまだ
論理の運びにおいて心を汚しているのでしょうかね






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見つけた,「ビール人格」,evernoteにあった(笑。

去年の今頃だから,
絶対に入力しているはずなのに見つからないのは,

evernoteに埋もれていたからです(笑。
見つけました。



「ビール人格」



おまえがあんまり嬉しそうにいうから
対抗したくなっておれもおまえとだめだめ合戦してしまう
《パパ,ビール飲んじゃあだめ
《けんしょう,アイスクリーム食べちゃあだめ
《パパ、ビール飲んじゃだめ
《けんしょう、アイスクリーム食べちゃだめ
 けんしょうは虫歯さんになりかかりだから
 アイスクリーム食べちゃだめ
そうやって反論されるとおまえは黙ってしまうんだな
自転車の後ろ座席でなにをしているのかなと振り向くと
ビールを運んでいるママを見ていたりするんだよな
おれはそこで迷っているんだ
もっといじめてやろうか、それとも
アイスクリームを食べていいかわりに
パパもビールを飲んでいいという交換条件をだそうかなと
親にあるまじき態度で着々と考えているんだ
それにしても今日思いいたったことであるのだが
なぜおれはおまえの言葉に従わなければならないのだ
なぜおまえが
「パパ、ビール飲んじゃだめ
というときに,それにとらわれなければならないんだ
おれは親ではないか
親が子供にむかって
「いや,パパはビールを飲んでもいいのだ」
と重々しくも言い渡してもいけないはずもないではないか
なぜそれができないのだろうか
なぜそれができなかったのだろうか
おかげでこそこそとおまえをだますようにして
ビールをコップにそそぎこんだりしているのだ
おかしいなあ,なんかへんだなあ
なぜビールを飲んではいけないことの正しさがおまえにあるのか
なぜわたしはビールを禁じられているのか
そうだった,ビールを飲むと人格が悪くなるからだった,そうだった
《ビール飲むと,パパ,けんしょうをおこるもん
そうだった,ビールを飲むといつのまにか子供を叱っているのだった
我慢ができなくて叱っているのだった
《けんしょう,はやくおかたづけしろ
《けんしょう,まだ小さい子にぶつかっていったりしてるのか
《けんしょう,触るなっていってるだろう
本当だ,これはよくない父親だ
と思っているとおれも子供のときに自分の父親に
これとまったく同じ感情をもっていたことを思いだしたぞ
おれも酔っている父親がいやだったんだ
酔って帰ってくるとすぐに家族全員に集合をかけて
《ようし,そこに座れ
というんだった
それでおれと弟はそこに正座して話を聞くんだった
酔っているかららちがあかないのをあくまで待っているんだった
らちがあくというのは父親が眠くなることだった
おれも父親みたいに「酔うと崩れるパパ」と思われているんだな
ああ,だめだだめだ,どこかでこの連鎖を断ち切らなくては
よし,ではおまえのために歌を作ってやろう
「パパ,ビール飲んじゃあだめ」ソングを作ってやろう
#(パパ,ビール飲んじゃあだめだめ)
#(パパ,ビール飲んじゃあだめだめ)
#飲むとけんしょうをおこるもん
#大声でけんしょうってどなるもん
#ママはビール飲んでもいいけど
#パパはビール飲んじゃあだめ
#こんど飲んだら
#けんしょうがパパをおこってやるぞ
かっこのところはふたりでハモっちゃうんだ
だめの後に(だめ,だめ,だめ)とコーラスもいれようか
リフレインしながらフェイドアウトでエンディングを迎えるあたりで
酒屋さんについてしまうからこのくらいの長さでいいだろう
この秘策でおまえのビールパパ拒否に勝てるかな
こんど,勝負だぜ


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日本人は,カルマを返したがっている(笑。

安倍首相が立憲制を否定したり,
戦争モードに入っていたりと,

いろいろ心配されるようなことをしているが,
その目的はただ一つ。

日本人の,70年前の過ちのカルマを返済することです(笑。
当時の日本人は,

軍部のなすがままに引きずられて
開戦,失速,原爆投下されて敗戦を迎えました。

新・日本人は,
このカルマを返したいわけです。

自立した市民となっており,
もはや隷従的臣民ではないと自己定義したいわけです。

では,その機会を与えましょうということで,
安倍首相と,その関係者が懸命に当時の状況を再現してくれているわけです。

すでにマスコミは,大政翼賛会モードにはいってます(笑。
なんの進歩もありませんでした。

次は,市民意識のチェックです。
鬼畜米英という憎悪の代わりに,

経済の貧困化という恐怖が設定されて,
自己利益と世界平和とのどちらを選択するかという仕様になっています。

オレは,
新・日本人は世界平和を選択すると思っています。

世界平和ではないかもしれない,
もっと狭く,

日本平和なのかもしれない,
でも,

平和は平和。
人類の未来は,明るい。

ハッピーエンドが待ってますって,
終わるんかいっっっっっ(笑。
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オレがビジネス書を読めない理由(笑。

オレはね,
お金儲けはできないよ(笑。

でも,
お金が苦手というのは克服しようと思ってやってきて,

お金は謝意を表すのに便利なグッズという程度までには来たさ。
資本主義というのになじめないのは,

儲けを出そうとするところ。
みんなが,

等価交換するんだったら,
それでまわるじゃん。

それなのに,
なぜ利潤が必要なわけよ(笑。

松下幸之助というひとを,
みんなは偉いと思うかもしれないが,

オレは,尊敬できない。
使い走りに駄賃をもらって,

それをためて資金にして,会社をたちあげたんだよね。
その話を聞いたときに,

おいおい,
その会社はいずれダメになるでしょと思ったんだ。

水道みたいに普及するというのは,果たして理念か。
水は娯楽か,

そして水はもともとタダだろ(笑。
比喩として間違っているんだよ,松下さんは。

間違ったものは,いずれ
ただされるんだよなー,時間によって。

しちゃだめってことを,
儲かるからしてもいいっていってるのがビジネス。

この前提が覆らないと,
読めないよーん(笑。



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あー,もうほんと,酔っぱらったし,天井でも撮るか(笑。

4軒目,ホテルでワイアン聞いて,
オレ,

ハワイアン世代との感情的なもつれなければ(笑,
こっちの方が,

気分的には似合うよなーとしみじみしながら,
会,終了。

そして,5軒目,笑笑へと移動。
そして12時に解散。

はい,よく12時間飲み続けました,
乙でした(笑。
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