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わたしをぬいで

QRコード詩集を作ろうと思うので、
書き溜めてみる(笑。
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そして、その続きね(笑。

さて、これでどうだろう。



7月 むしとりすみれ

雨の日にしか鍵が開かない
記憶の箱
そのなかに
なにをいれたかも覚えていないが


8月 みずおおばこ


流れる水のみずみずしさ
生きている木々のいきいきさ
言葉は
ひとのなかの自然


9月 ひがんばな


地球にぽつん
赤い読点
たちどまるひとの
吐息を染めて


10月 りんどうとほととぎす

宇宙の陰陽が
おたがいの尻尾を追いかけて
今日も銀河を回している
陽気なその飼い主の足下で



11月 おんだて

過ちも勇断も
若さゆえ
もはや光に身をゆだね
そのゆらゆらに酔うばかり


12月 こなら

ゆがみながらいきていく
たわみながらいきていく
そういうことだ
いきていくとはそういうことだ
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さてさて、推敲していくか、と(笑。

iBooksへちゃくちゃくと近づいているのだが、
カラダが勝手に早起きするから眠い。

さてさて、
スケッチを推敲していきますよ、と。

2007年


1月 まんさく

きせつは
だれのこともわすれていかない
せをまるめて
そなえておく


2月 せつぶんそう

天使に羽根があるように
わたしたちは自分をひらく
天使に羽根がいらないように
わたしたちは自分をやしないおえる


3月 しゅんらん


透き通っていくと
自分にたどり着けそうな気がする
誰にも見えなくなることで
ほんとうの自分に会える気がする


4月 そめいよしの

土の鎮めに
降らす花
土の清めに
降らす葉


5月 やまぶき


いのちをなんどもかみしめて
いのりをなんども吸いこんで
にじみでる
響きの彩織布


6月 ポピー

うちゅうにさく
ぎんがのひらひら
あたりまえであることの
あたりまえであらなさ

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今朝の朝から四行詩(笑。

これでいよいよ
iBooksの準備は整ったのではないかな。

2010年の写真に四行詩をつけたよ。
はいよっっっ。



2010年 後半

7月 やまゆり

のびやかに脚を広げて
大股で歩む
思いのままに生きるものに
まだ狭い山嶺

8月 あさざ

愛ってなんだろうね
よくわからないけどさ
たぶん
いっぱいあってありふれてるもんだよ

9月 みずそば

ひとつひとつのほしをつなげて
鳥の名前の星座をつくるように
編んでみて
天然のスワルフスキー

10月 いろはかえで

大きな船から
季節が撒かれてひるがえる
枝ごとの
ひとひらごとの錦繍

11月 おやまりんどう

青空の下で目覚めたわたしは
星空の下でも眠らない
ずっと起きて見つめている
青空の青、星空の青

12月 ゆきつばき

ゆきのやさしさ
ゆきのやわらかさ
わたしたちの
ちいさなひみつ
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おやおや、勝手にカラダが目覚めている(笑。

昨日あれだけ勝手に昼寝したカラダが、
今日は、勝手に作動している(笑。

とにかく四行詩のスケッチを続ける。
できたよ。

2010年前半




1月 まんさく


自分自身にからまりながら
どうすればいいのかわからなくても
とにかく始める
始まりのサイズ






2月 しらうめ


花をふきあげる木々の枝
摂理の輪郭に
季節の名前を書き重ねる
風の指




3月 かんとうたんぽぽ


立ち止まり耳になろう
聴くことの官能に濡れて
蜜であることの
豊饒の倫理をこぼして
 




4月 においたちつぼすみれ


どこにいても
神さまはわかってくれる
どこにいても
神さまはまっていてくれる






5月 おおやまれんげ


たいせつなものを
ひとつ
だいじなものを
ひとつ




6月 はす


生まれていった
微細の佛たちが救ったので
まだ壊れずに世界は作動する
人よ、煮沸すればあなたも佛になれる

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わたしがしじんなのではない

わたしがしじんなのではない
わたしのなかに
しじんがすんでいて
そのひとがしをかきたがる
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げんまい

げんまいをたべて
いねにもどる

まだけずられるまえの
じぶんに
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どーれ,もうひとついってみるか(笑。



■譲られるものはなにひとつない
 みながみな,ひとつずつで生きていくのに

 そう思いつつ,
 土の上にいて,雨の下にいる■
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最近,詩づいてきたので,ちょっと写真につけてみる(笑。

これは,出勤途中に
赤信号で待っていたら,

川に鳥がいたとき撮ったもの。

■旅を休んで
 見知らぬ土地に腰をおろす。

 座れば,そこはもう
 一度座ったことのあるわれわれのための席■
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深く深く繭まっていて

で,いま,こんな詩を書き始めているんだよ。

「深く,深く,繭まっていて」

ああ、ぼくら、むかし霧だったよね、
霧だったころのぼくら、
ぼくらを隔てる壁もなく、
血もなく、
ぼくらは自由に生成できたよね
太陽がぼくらを諭すまでのあいだ,
ぼくらには自由のほかにはなにもなかったよ,
どこからどこまでがぼくらだったろう,
どこへ行こうとしてぼくらはどこかに動いたろう,
四つの季節の半分はぼくらのために準備されてて、
ぼくらはぼくらのことを自分と呼んだことはなかったよね。
自分,自分はみずからを分けることなんだよ,
ぼくらは分かれてしまった,
霧のころのぼくらは,
生きていることのすべてが官能だったね,
木々を濡らし,土を濡らし,ぼくらが進めば進むほど
ぼくらに息をもらすものたちのあたたかみで
ぼくらは舐められていて,ぼくらは濡らしながら濡れていたね,
ああ、霧にもどりたいなあ、


深く深く繭まっていて,
ぼくらはいつまでも人間しながら人間しながら
人間だから,人間なままなんですって,
堂々巡りの巡礼者ちゃんたちで
神はどこですか,なぜ神は黙ったままなんですかと
神の欠席裁判を継続中なんだ
ああでもさ,
神の見えざる手ちゃんは,今夜もぼくらを介護して
なに食べても平気なように,からだちゃんは黙って食事を受け入れてくれるし,
ビール飲んで飲んで放り込んだって,からだちゃんは黙ってトイレに流してくれるし,
神の見えざる手ちゃんたちが,千手では足りないくらいのぼくらの人類を介護しつづけていてくれている
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