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曲解説リプライズ(なでしこkiss)

■「なでしこkiss」では珍しく男女のことを歌っていますね。

うふふ、
CDの1曲目ね。

オレね、
オトコとオンナの物語っていうのは、書けないのよ。

なにしろ、オレ、
駆け引きも作戦もないからさあ。

押したり引いたり、
恫喝したり交渉したりなんていう、

自分に有利にことが運べばいいっていう
ビジネスみたいなことはできんわけですよ、もともと。

おまけに最近判明したことには、
なんと感情もないらしいからね(笑)、

ただご機嫌と不機嫌だけがあるらしいよ。
歌は心だっていうけどさ、

オレの心には、
あんまり感情ないの。

たいていご機嫌だから。
悩みもないしさ。

苦しみなんちゅーもんもないね。
だから、

歌に微妙な気持ちの揺れなんかも、
書けるはずがないんだよ。

じゃ、なに書いてるかっていうと、
恋愛の倫理なんだよね。

倫理、
エチカね。

人を好きになったからといって、
その相手の心の中まで

自分の部屋のようにずかずか入ったりしちゃ、
ダメだよね。

そこはさ、
親しき仲にも礼儀ありっていうもんでしょ。

で、そんなつつましやかな恋人たちっていうのを、
描いてみたかったっていう、

そういうことかもしれないねえ。
なんか、

にじむように伝わって行く恋心っていうのが、
でたかなあ、でなかったかなあ。

■アンジェリーナ・ジョリーのことはどう思いますか。

もちろん、大好きです。
あのふわふわしているくちびるだけでなく、

生き方がカッコいい。
チャリティ活動も活発に行ってるし。

養子を育ててるっていうのもすごいしね。
直接子育てをしない男性側が

理念的にそういう選択をして、
女性に迷惑をかけるっていうのはありそうなことだけど、

女性がそれを選択するっていうのがね、
すごいよ。

しかも、そのあと、
実子を産むんだよね。

できるかな、
そんなこと。

オレなんて、
子育てを一人分やっただけで、もう燃え尽きたからね。

こんなに大変なこと、
次の子供にはできないだろうから、

そうすると不公平になるだろうからって、
子供は一人でいいよって思ったくらいなのに。

彼女ときたら、
そういう弱気なこころなんておかまいなしに突っ走れちゃうんだよね。

すごいよ。
こんなにかわいくてカッコいいのって、

日本だとユーミンとかオノ・ヨーコさんレベルでしょ。
てことは、

彼女についていけるブラッド・ピットって、
ジョン・レノン級のすごいやつかもしれないなあと見直しているところ。

トゥームレーダーの彼女が好きなんだけど、
「Mr.&Mrs.Smith」もよかったね。

女性が変身して戦うのが好きなのかもしれないなあ。
「すべては愛のために」は観てないからね。

もしかして、
コスプレが好きなのかなあとも自分を疑ったけど、

よく考えてみたら時代劇もコスプレだからね。
日本人はもともとコスプレ好きなんだと思うよ。

■「なでしこkiss」はなでしこジャパンと関係がありますか。

あるよ、
あるある(笑)。

ちょうど、曲を作っているときに
女子サッカーが勝っているときだったような気がするなあ。

なでしこ、
いい言葉じゃないか。

もっと有効活用されるべきだと思っていたね。
でも、この曲は

ほんとうはこういう曲じゃなかったんだよ(爆)。
もともとはね、

「ポンジンロック」って曲を作っていたの。
よく日本語の歌で、

「きみのそばにいるよ」とか
「きみのよこがお」とかっていう定型的な表現がでてくるでしょ。

あれさあ、
男性側の女性描写なんだよね。

女性って、
そんなに情緒的な存在じゃないから(笑)。

そばにいてうれしいなんて思ってくれるのは、
高校生のカップルくらいまでじゃないの。

その年齢を越えると、
もっと実質的なことを望んでいると思うよ、女性は。

だからねえ、
分かってねよな、オトコはって思うわけよ。

分かってねえとなにがいけないかっていうと、
結婚後にその反動が来て

自分のつくった家庭から離反しようとするんだよね、
そこには恋がないから。

おっと、いかん、熱くなってきた(笑)、
冷静に、冷静にね。

でね、そんな歌を作っていたら、
そういう歌を作る自分に飽きてきたんだよね。

なに批判的になってんのよ(笑)、オレ、
はい、笑え、笑えってな具合に。

でさ、曲調を変えようとして、
ポンジンをまずなでしこに変えたね。

なでしこと来たら、
つぎは接吻でしょ。

それも触れているのかいないのかみたいな
ガラス越しのキスみたいなイメージね。

なにか隔たり感のある感じなんだよね、
なでしこのキスっていうのは。

それはきっと、
「迷子の子供が泣いているような」キスだと思うんだ。

で、なんで距離感があるんだろうって考えてみると、
こころが通じ合ってないからなんだよね。

なんで通じ合わないんだろう。
なぜかなあって考えてみたら、

それはだね、
女性が自分のなかには恋がないっていうことに

気付いているからなんだなって思ったんだよ。
自分の中に恋はないけど、

恋につきあわなくてはならないというこのジレンマね。
このジレンマをじゃあ、

男性の方からはどう見えるのかなあって思ってさ。
いや、本当はそんなに考えたわけじゃない(笑)。

言葉っていうのは、
集まってくれるからね。

でも、結局、「ポンジンロック」の方もボツにせずに、
そのまま完成させたりはしたんだけどね(爆)。

■カミカミのようですが(笑)。

バレバレだよねえ(笑)。
文明の利器の進歩のおかげで、

音程はあまり気にしなくていいという
奇跡の時代が訪れてくれたわけよ。

オレにとって
音程通りに歌うというのは、

臨書みたいな再現であって、
創造ではないという弁解があるわけよ。

自分の歌なのに、
よく音程やら歌詞やら間違えられるねと言われるけど、さ。

だから、この、
音程を操作できるマシンの登場には歓喜したよ。

ところが、ねえ、
一難去ってまた一難、

今度は実はリズム感が怪しいっていう
事態が発覚してしまったのよ(笑)。

たしかに若者は
平気でラップ歌えるものねえ。

おれのラップは
みんなを愛で包むくらいだからねえ。

あ、これ、
おやじギャグ(笑)?

■イントロがギターですね。

これは、
アレンジ全般を手がけてくれた光畑師匠の手になるものですね。

タメの効いたフレーズで、
なんか熱が伝わってくるよね。

オレが連想したのは、
桑名正博さん。

知ってるかな、桑名さん。
「セクシャル・バイオレット」の人ね。

オレが好きなのは、
「哀愁トゥナイト」の方だけどね。

速いやつが好きなんだよ。
アルバムで弾いていたのは是方さんね。

そういえば、光畑師匠も神戸近辺の出身だよ。
桑名さんね、元ファニカンね。

東のキャロル、
西のファニーカンパニーとかって売り出したんだよね。

一度、大晦日のロックフェスでみたら、
すげーーーーーーーカッコよかった。

■韻を踏むのは好きですか。

影踏みよりか楽しいよなあ、きっと。
オレも踏んでみてるよ。聞いてみてくれよ、

「かげろうジェスチャー 
 瞳のモイスチャー 
 
 どうでもいいっちゃーいいよな
 つなぎの話題にいちいちうなずきかえすきみと」

ほらな、踏めてるだろう。
カミカミだけどさ。(笑)

それにしても、こんなにみんな韻踏みだすなんてな。
日本語のラップなんて絶対広まらないと思ったけど、

長髪もフォークもヘビメタも消化してきたんだから、
やろうと思えばできたんだね。

輸入は要は、
やる気だね。
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080625

いきていないなあとおもえたら
それはきっと、
いきていたいきもちからの
おしらせなんだ

   *

いきていたいんだよ
きっと
いきていたいんだとおもう
きっと

   *

でもなぜ
いきたきもちにならないかというと
おなじことを
おなじきもちでさわるからだよ

   *

さわるときには
べつのきもちに
なるようなきもちで
さわるんだ

   *

きっと、
あくまもさわられたいと
おもっている
じぶんのいちばんよわいところを

   *

さわろう
じぶんのよわいところを
さわろう
じぶんのかくしたいところを
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こころをぬいで-7

■では、歌詞をどうぞ。


夜空には三日月 天の花の一輪挿し
君を待つ この浜辺
こころをぬいで 愛に着替えて
君を待つ この浜辺

 星の巡りの確かなように
 この世に一人の君

You are my way My sweet love way
君のいのちの中をくぐらせて
We are one way One sweet love way
まごこころこめて 君を抱こう
風が呼ぶ君の名 月が呼ぶ君の名

契りの夜の 空を飾る千の星
瞬いて 君招く
見えない糸で 星を紡ぐひとのように
君は知る 我が想い

 この世で伴(とも)に生きていくひと
 幼なじみの君

You are my love My love and love
君の瞳の中を泳がせて
We are one love One bright sweet love
まごころこめて 君を抱こう
風に鳴る君の名 月に鳴る君の名
風に鳴る君の名 月に鳴る君の名
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こころをぬいで-6

■お別れですね。

長かったねえ、きみとも。
まるで、自分にさよならを言うくらいさみしいよ。

じゃあ、最後にこの間奏に合わせて踊ろうか。
じつは、踊れないけどさ。

あの、てのひらをひらひらさせる踊りが
簡単そうで、なかなかムズいんだよ。

定型的でないところが、
海の踊りのいいところだよなあ。

波のかたちにきまりがないように、
毎日の時間もきまりがないんだね、本当は。

立ち止まってみようか、
愛に着替えながら。
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あーつまんね、つまんね

そうだ、おれ、
つまんねーっていうのが
よくあることなんだけど、
ここんとこ

人道的になってきて
封印してたんだった。
でも、最近
つまんねー。

さて、
つまんねー自分を
改造できるか、
オレ。

それを観察するのは
つまんなくねー。
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しくしく

今日は、歌詞を少し書きました。

「しくしく」



つかれたよ、もう泣きてー
カレー食わしてくれよ
意味ねえよ、許してくれよー
カレー食わしてくれよー

・・・・・

ひとりでしくしく泣きたい
スプーンくわえて泣きたい
腹一杯になっても
もとが無駄なら全部無駄

ひとりでしくしく泣きたい
福神噛んでひとりで泣きたい
ひとりで生きてるって
そもそも泣いてるみたいなもんだけど

・・・・・・・・・・・・


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ひらがな四行詩

自分でやったことのないことを
しようと思って
四行詩をぜーんぶ
ひらがなで書いてみたらどうなるかを

いま、
試しているところ。
頭のなかを
さっぱりさせてみるぜ。




いきてる、いきしてる
いきてる、いきいきいきしてる
いきてる、いきしていきてる
いきてる、いきとめてもいきてる

*

いきしてる、
いきしてる、
こんなにちっぽけないきで
いきしていきてる

*

いきしていきてる、
なんにもしようとしてなくても
いつのまにか
いきしていきてる

*

かんがえることよりも
うかんでくることよりも
まだいきのかずのほうがおおい
いきがおおくていきおいがつく

*

たくさんのいきをはきながら
またたくさんのいきをすいこむ
たくさんのむだをしているきがしながら
またたくさんのいきをはく

*

いきはとどまってはいけないから
またはかれるのかもしれない
いきはひとがこいしくて
またすわれていくのかもしれない

*

ひとはいきをする
ひとときのいきをする
ひとときのいきをすいながら
ときどきののびをする

*

のびのびいきたいなあ
そのいきたいきもちがのびのびになって
のびのびのかわりに
ぐびぐびいったりなんかする

*

じゃ、ぐびぐびですませるかって、
すみません、
ぐびくびですむくらいなら
ちびちびいきてます

*
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自分に飽きる

自分に飽きる時期というのが
ときどき来るが、

最近、それらしい。
変わらんのー。

そろそろ変わっても
いいんじゃないのー。

ってなことがだんだん
しみわたってくる。

自分の興味の持ち方が
退屈だよなあ。

なんか、ちょっと
白熱してみたいなあ。

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ビートマニア

ゲームボーイを手に入れたので、
「ビートマニア」を練習しはじめた。

が、まだムズいぞぉ。
FUNKの1曲目に挑戦中だが、

「猫ふんじゃった」、
この楽曲はすばらしい!

思わずうきうきとは
このことだよ。

やっと、
使用するキーが分かってきたので

もうちょっとやってみる。
キャットソング。

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尊敬する女性

ゆったり生きて自然を感じて、
ひとの生きることの苦さを知っている、

そんな女性がいたら、
やっぱり尊敬するでしょ。

宮迫千鶴さんが亡くなったという記事をみて、
ご苦労さまでした、と思いました。
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