江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

項羽と劉邦―若き獅子たち (1)

2006-11-04 20:34:57 | ★★★☆☆おもしろかった
項羽と劉邦―若き獅子たち (1) (新書)
横山 光輝 (著)



場所:江東区図書館
再読:なし
推薦:小説を読むのは面倒だけれど王道を攻めたい人

横山光輝の作品なので、王道です。
いわゆる項羽と劉邦を忠実になぞっています。
始皇帝の統一から、国内巡航や大建築工事やなんやかんやで国が傾き、とうとう死んでしまいます。
ほんとなら長男のフソがつぐところですが、宦官の趙高の陰謀と、それにまきこまれる形のリシの協力で、コガイが二世皇帝となります。
フソは自害し、フソを守り立てていたモウテン将軍も後から命を絶ちます。
コガイの耳にいらんことが入らないように、趙高はコガイを後宮に押しとどめて、思いのままに政治を操ります。
国は乱れ、乱世の到来というところで、二巻に続く。
この巻では、始皇帝の夢の中に、項羽と劉邦らしき少年が争うシーンが出てきます。
項羽は始皇帝の会稽巡航のところでちらっとでてきます。
あ、大事な人物を忘れていました。
張良も出てきます。
錘で始皇帝を暗殺しようとするところと、謎の老人から兵書を受け取るところ。
ちょっと冷たそうな人物として描かれています。


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