江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学 [単行本(ソフトカバー)] 菅原 晃 (著)

2014-06-07 11:26:07 | ★★★★★繰り返し手にしたい一冊
高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学 [単行本(ソフトカバー)]
菅原 晃 (著)



場所:江東区図書館

いい感じ、手元においときたい。
まだ体にしみこみきってない、なんどか読み返したい。
メモ。
・Y(総生産)=C(消費)+I(投資)+G(政府)+(EX(輸出)-IM(輸入))
・ISバランス式:(S(貯蓄)-I)=(G-T(税金))+(EX-IM)
・外国の人や政府が保有している日本国債は9.1%
・国債=政府の借金=国民の財産、将来世代に大きな負担を残す=将来世代に大きな財産を残す
・貿易黒字額=外国への至近の貸出額
・貿易黒字・赤字はお金の貸し借りの額にすぎない、貿易黒字が良くて貿易赤字が悪いということはない
・貿易黒字⇒円高⇒輸出減⇒国際収支均衡という古典的解釈は現代では成立しない、円高円安を決定するのは資本取引であり実物取引ではない
・貿易黒字と経済成長は無関係、貿易黒字なんてどうでもいい
・日本の外需(貿易黒字)の経済全体(GDP)に占める割合は一番多かった2004年で1.95%、工業製品を輸出していないはずのイギリスでさえ輸出額/GDP比率は日本より上、日本が貿易立国だったことはない
・ISバランス式から、景気がいいと民間投資(I)が活発になって左辺が縮小する、同時に右辺も縮小する、財政赤字(G-T)も貿易黒字(EX-IM)も減少する、つまり好景気になると貿易黒字は縮小する
・逆に景気が悪いと民間投資が少なくなり、左辺が拡大、同時に右辺も拡大、財政赤字+貿易黒字も拡大する
・貿易(交換)はどんな小さな国でも利益を得ることができる、勝ち負けはない
・人口は1950年から2005年の間に2.6倍、穀物生産量は4.3倍、食料は余っている
・プライマリーバランスが重要、プライマリーバランスしていれば経済成長した分だけ債務残高は実質的に減少する
・財政法第五条、すべて公債の発行については日本銀行にこれを引き受けさせ又借入金の借入については日本銀行からこれを借り入れてはならない、但し特別の事由がある場合において国会の議決を経た金額の範囲内ではこの限りでない、特別な事由があって国会で議決すればいくらでも日銀に引き受けさせられる、その代わりマネタリーベースが膨張し、インフレ・円安が加速する
・解放経済下では金融政策は有効、財政政策は無効か極めて限定的な効果しかない

【アクション】
新聞読むとき、ニュース見るとき、そのまま鵜呑みにしない、原理原則に立ち戻ってみる


【著者】
なし


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