江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business) [単行本(ソフトカバー)]

2012-03-05 05:48:30 | ★★☆☆☆読まなくてもよかったかな…
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business) [単行本(ソフトカバー)]
小飼 弾 (著)



場所:江東区図書館

ちょいと期待しすぎて読みすぎたか。
どのへんに副題の「頭が強くなる」ってのが書かれてたんだろ?
ノンフィクションは目次から読めとかそういうところか?
もしかして、エロ活字読んで想像力鍛えろってところ?
著者のように、空気吸うように本を読むって境地にはなかなか立てそうにないけども、これまでの読書経験が新しい本を読むときの下地になって、知ってる内容・理解している内容は読み飛ばせるから、どんどん早く読めるってのはなんとなくわかる。
以下、メモ。

●<P.39>オヤジ世代は、新しい何かを求めて本に手をだしているわけではありません。年配の人たちが読んでいる本というのは、著者とファンが一緒に年を取っているという構図から成り立っている。若い頃に読んでいた読者層がそのまま移行しただけなのです。「課長島耕作」が「会長島耕作」になるというのは、『サルでも描けるまんが教室』のネタだったのに、「社長島耕作」が本当にでちゃったぐらいです。
★あはは、あのネタは良かった>サルまん

●<P.74>だから、本に溺れた体験はムダになっていないと思います。何かに対して冷静なスタンスを取りたいなら、一度はそれにハマッて冷めたほうが強い。ハマッて冷めたほうが、より的確な判断ができるようになるのです。
★なるほど、これはあるかも。
思いっきり近づいた後のほうが適切な距離感が保てるような気がする。
興味のもち初めとか、近づいている最中が、一番距離感を見失いそう。
投資がそうだった気がする。
これは意識しておこう。

●<P.168>本に限らず、エロの世界はまさに「順列組み合わせ」でできています。
エロの世界に登場する女性は、年齢も少女から熟女など幅があり、胸の大きさも、何を着ているのかも多種多様です。
人と人の関係にも、上司なのか部下なのか、ただのすれ違いなのか、あるいは身内なのかと、ありとあらゆるパターンがある。
エロ作品とは、このパターンをいろいろ組み合わせてつくられている。「順列組み合わせ」の数だけ、作品はつくり出せるわけです。だから、次々に新しい作品が供給され続けている。
★なるほど。

●<P.169>そこに、これだけいろいろな作品が出ているにもかかわらず、なかなか古典や大ヒット作が出てこない理由があるのでしょう。歴史もそこそこあるはずなので、古典が出てもいいはずなんです。映画のように「全米が泣いた!」ではなくて「全米が抜いた!」というような大ヒット作も、古典と呼ばれるほどの名作も出てよさそうなものなのに、それらしいものがあまりない。それでは「たとえば『O嬢の物語』はどうだ」などという意見もないわけではありませんが、それらは「エロ」扱いではなく「文学」扱いされています。
★あはは>「全米が抜いた!」
ざぶとん、一枚;)


【アクション】
何かに興味を持ち始めたとき、その興味がある程度のところまで行き着いてないとき、判断にバイアスがかかっている可能性が高いことを意識する。