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江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

一生賃貸! [単行本] エイブル (著)

2011-09-14 05:47:45 | ★★☆☆☆読まなくてもよかったかな…
一生賃貸! [単行本]
エイブル (著)




場所:江東区図書館

持家のリスクだけをちょっと強調しすぎかな。
とはいえ、おかしなことは書いてないので、この手のことに疎い人にはすすめてもよさそう。
人口減少傾向により世帯数よりも供給個数が多くなりうること、今後シニア層が賃貸のメインターゲットになりうること、これらを考えれば必ずしも持家でなければならないことはなく、一生賃貸もあり。

この本に書いてあるわけではないけれども、頭の整理。
市場はおおよそ効率的とみなしてよい(と思う)ので、持家と賃貸の間には目に見えてわかるほどの優劣はないはず。
もちろん、個別具体的にはばらつきはあるので、いい物件をいい価格で買えれば、それは幸せなこと。
持家と賃貸を相対的に比較すればということと、いい物件をいい価格で買うのはそれほど簡単ではないというのが前提。
で、持家はそこに住み続けないといけないというリスクを取っている分、うまくいけばキャッシュアウトを抑えられる可能性がある。
その抑えられたキャッシュアウト、要するに安く済んだ分は、流動性の低さというリスクを取ったことにたいするご褒美。
このリスクをどう考えるかで、持家と賃貸のどっちにするかが決まる。
それは、つきつめて言えば、生き方の問題。
就業状況、親の介護の必要性、子どもの教育、近所付き合い、周辺環境の今後、などなど。
加えて、人口減少、シニア向けビジネスの拡大。
いずれリスクを取るときが来るかもしれないけれども、まだその時期ではないかな。