若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) (新書)
城 繁幸 (著)
場所:江東区図書館
ぼんやりと思っていたことを文字にしてくれていました。
タイムリーに報われないのに一所懸命働くのはなぜか、それは将来報われるはずとの幻想があるから。
年功序列はそういうシステム。
もはやその幻想はくずれた。
なぜか。
年功序列は右肩上がりの成長を前提にしないかぎり回らないシステムだから。
なんとなくタイムリーに報いている感じのする成果主義を持ち込んだけれども、日本のほとんどの会社では、年功序列をちょっといじった程度のもの。
ドラスティックに数年あるいは数十年先輩を逆転できるものではない成果主義はやっぱり成果主義でなくて年功序列プラスアルファぐらいなもの。
とまぁ、このあたりは、数年前、組合員の末期にぼんやりと感じていたところ。
先輩と比べてどんどん遅れてくる昇格スピード、上位5%の評価を取っても同じ階級の中で差がついて所詮50万~100万の成果主義、実際高評価取るよりも数年先輩の普通の評価ととんとんだったりして、あんまり燃えないなぁと。
それでも、著者の言うところのレールに乗れている感はあったので、なんとかモチベーションをキープできたわけですが。
同時に周りを見回したときに、どうやってモチベーションをキープしているのだろうと不思議に思ってたりもしました。
さて、今後です。
今はまだ部下と呼べるような部下はいませんが、そのうちできるでしょう。
そのときにどうやって部下を働かせるか。
悪いと思いつつ最早存在しない幻想を与えて彼がそれに気がつくまで躍らせる?
できないよなぁ…
若いうちはがまんしろ、そのうちお前だって…なんてことを真に受ける奴がいたら、そういう素直な奴にこそ、この本に書いてあるような本当のことを教えたくなりそうな自分がいます。
年功序列という幻想はない、成果主義もなんちゃってでは評価を飴と鞭にしようにもできない、そうなると仕事自体を楽しいものにするか、本人に成長の機会を与えるか、そういうアプローチになりそうです。
なんかちょっと見えた気がします。
続刊も図書館に予約中。
早く読みたい。
城 繁幸 (著)
場所:江東区図書館
ぼんやりと思っていたことを文字にしてくれていました。
タイムリーに報われないのに一所懸命働くのはなぜか、それは将来報われるはずとの幻想があるから。
年功序列はそういうシステム。
もはやその幻想はくずれた。
なぜか。
年功序列は右肩上がりの成長を前提にしないかぎり回らないシステムだから。
なんとなくタイムリーに報いている感じのする成果主義を持ち込んだけれども、日本のほとんどの会社では、年功序列をちょっといじった程度のもの。
ドラスティックに数年あるいは数十年先輩を逆転できるものではない成果主義はやっぱり成果主義でなくて年功序列プラスアルファぐらいなもの。
とまぁ、このあたりは、数年前、組合員の末期にぼんやりと感じていたところ。
先輩と比べてどんどん遅れてくる昇格スピード、上位5%の評価を取っても同じ階級の中で差がついて所詮50万~100万の成果主義、実際高評価取るよりも数年先輩の普通の評価ととんとんだったりして、あんまり燃えないなぁと。
それでも、著者の言うところのレールに乗れている感はあったので、なんとかモチベーションをキープできたわけですが。
同時に周りを見回したときに、どうやってモチベーションをキープしているのだろうと不思議に思ってたりもしました。
さて、今後です。
今はまだ部下と呼べるような部下はいませんが、そのうちできるでしょう。
そのときにどうやって部下を働かせるか。
悪いと思いつつ最早存在しない幻想を与えて彼がそれに気がつくまで躍らせる?
できないよなぁ…
若いうちはがまんしろ、そのうちお前だって…なんてことを真に受ける奴がいたら、そういう素直な奴にこそ、この本に書いてあるような本当のことを教えたくなりそうな自分がいます。
年功序列という幻想はない、成果主義もなんちゃってでは評価を飴と鞭にしようにもできない、そうなると仕事自体を楽しいものにするか、本人に成長の機会を与えるか、そういうアプローチになりそうです。
なんかちょっと見えた気がします。
続刊も図書館に予約中。
早く読みたい。