一生賃貸! [単行本]
エイブル (著)


場所:江東区図書館
持家のリスクだけをちょっと強調しすぎかな。
とはいえ、おかしなことは書いてないので、この手のことに疎い人にはすすめてもよさそう。
人口減少傾向により世帯数よりも供給個数が多くなりうること、今後シニア層が賃貸のメインターゲットになりうること、これらを考えれば必ずしも持家でなければならないことはなく、一生賃貸もあり。
この本に書いてあるわけではないけれども、頭の整理。
市場はおおよそ効率的とみなしてよい(と思う)ので、持家と賃貸の間には目に見えてわかるほどの優劣はないはず。
もちろん、個別具体的にはばらつきはあるので、いい物件をいい価格で買えれば、それは幸せなこと。
持家と賃貸を相対的に比較すればということと、いい物件をいい価格で買うのはそれほど簡単ではないというのが前提。
で、持家はそこに住み続けないといけないというリスクを取っている分、うまくいけばキャッシュアウトを抑えられる可能性がある。
その抑えられたキャッシュアウト、要するに安く済んだ分は、流動性の低さというリスクを取ったことにたいするご褒美。
このリスクをどう考えるかで、持家と賃貸のどっちにするかが決まる。
それは、つきつめて言えば、生き方の問題。
就業状況、親の介護の必要性、子どもの教育、近所付き合い、周辺環境の今後、などなど。
加えて、人口減少、シニア向けビジネスの拡大。
いずれリスクを取るときが来るかもしれないけれども、まだその時期ではないかな。
エイブル (著)
場所:江東区図書館
持家のリスクだけをちょっと強調しすぎかな。
とはいえ、おかしなことは書いてないので、この手のことに疎い人にはすすめてもよさそう。
人口減少傾向により世帯数よりも供給個数が多くなりうること、今後シニア層が賃貸のメインターゲットになりうること、これらを考えれば必ずしも持家でなければならないことはなく、一生賃貸もあり。
この本に書いてあるわけではないけれども、頭の整理。
市場はおおよそ効率的とみなしてよい(と思う)ので、持家と賃貸の間には目に見えてわかるほどの優劣はないはず。
もちろん、個別具体的にはばらつきはあるので、いい物件をいい価格で買えれば、それは幸せなこと。
持家と賃貸を相対的に比較すればということと、いい物件をいい価格で買うのはそれほど簡単ではないというのが前提。
で、持家はそこに住み続けないといけないというリスクを取っている分、うまくいけばキャッシュアウトを抑えられる可能性がある。
その抑えられたキャッシュアウト、要するに安く済んだ分は、流動性の低さというリスクを取ったことにたいするご褒美。
このリスクをどう考えるかで、持家と賃貸のどっちにするかが決まる。
それは、つきつめて言えば、生き方の問題。
就業状況、親の介護の必要性、子どもの教育、近所付き合い、周辺環境の今後、などなど。
加えて、人口減少、シニア向けビジネスの拡大。
いずれリスクを取るときが来るかもしれないけれども、まだその時期ではないかな。
「新・ぶら下がり社員」症候群 [単行本(ソフトカバー)]
吉田実 (著)


場所:江東区図書館
確かウェブで著者の記事を読んでおもしろかったのがこの本を図書館に予約したきっかけだったかと思います。
いわゆる上がりでやる気のない窓際社員でなく、若手から中堅あたりでやる気を失ってしまった社員を「新・ぶら下がり社員」と呼んでいます。
著者によれば3つの諦めに支配されているといいます。
1.自分への諦め
2.組織への諦め
3.未来への諦め
これらは時代が生んだと言います。
1.バブル崩壊の経験
2.就職氷河期の試練
3.成果主義の洗礼
4.転職のチャンスの喪失
5.昇進・昇格の減少
わかります、たぶん、いや、きっとそうなんでしょう。
で、著者はその解決策として、ミッションクエストなるものを提案しています。
1.逃げ場のない葛藤経験
2.自己を俯瞰した内省
3.自らの意志に基づいた決断
プレッシャーかけて、たな卸しをさせて、内発的動機付けを無理やりにでもさせてしまうということでしょうか。
ちょっと強引なコーチング?
最後まで読んでみましたが、少し自分の問題意識とは違ったようです。
自分の身の回りを眺めてみるに、著者が問題にしているところは幸運にもまださほど問題になっていないように感じます。
心に残った一言。
「コミュニケーションとは想像力である」
自分の発した言葉が相手にどうとらえられるかを想像できるかどうか、これがコミュニケーションの良し悪しにつながりますね。
これを無意識にできるコミュニケーションの達人も世の中にはいますが、その他大勢は頭の片隅で意識をしておくべきことですね。
改めて意識したいと思いました。
吉田実 (著)
場所:江東区図書館
確かウェブで著者の記事を読んでおもしろかったのがこの本を図書館に予約したきっかけだったかと思います。
いわゆる上がりでやる気のない窓際社員でなく、若手から中堅あたりでやる気を失ってしまった社員を「新・ぶら下がり社員」と呼んでいます。
著者によれば3つの諦めに支配されているといいます。
1.自分への諦め
2.組織への諦め
3.未来への諦め
これらは時代が生んだと言います。
1.バブル崩壊の経験
2.就職氷河期の試練
3.成果主義の洗礼
4.転職のチャンスの喪失
5.昇進・昇格の減少
わかります、たぶん、いや、きっとそうなんでしょう。
で、著者はその解決策として、ミッションクエストなるものを提案しています。
1.逃げ場のない葛藤経験
2.自己を俯瞰した内省
3.自らの意志に基づいた決断
プレッシャーかけて、たな卸しをさせて、内発的動機付けを無理やりにでもさせてしまうということでしょうか。
ちょっと強引なコーチング?
最後まで読んでみましたが、少し自分の問題意識とは違ったようです。
自分の身の回りを眺めてみるに、著者が問題にしているところは幸運にもまださほど問題になっていないように感じます。
心に残った一言。
「コミュニケーションとは想像力である」
自分の発した言葉が相手にどうとらえられるかを想像できるかどうか、これがコミュニケーションの良し悪しにつながりますね。
これを無意識にできるコミュニケーションの達人も世の中にはいますが、その他大勢は頭の片隅で意識をしておくべきことですね。
改めて意識したいと思いました。
エコノミック恋愛術 (ちくま新書) [新書]
山崎 元 (著)

エコノミック恋愛術 (ちくま新書)
場所:江東区図書館
恋愛×経済、特に投資理論とか、行動経済学とか、ゲーム理論とか。
20ドル札の入札。
最高値をつけた人が20ドル札をゲット、2番目に高値をつけたひとは没収。
実験の結果は、20ドルを超えても引き下がれなくなって最高で204ドルまでいく「競争的エスカレーション」がおこった。
ここから得られる教訓。
競りになったら、本質的な価値以上の値付けをしていないかよく考えてみること。
もうひとつは、戦略的に競りの対象になれば、本来価値以上の値付けがされる可能性があるということ。
女性の少ない職場はご用心?
パレートの法則、あるいは、80対20の法則。
いい男の20%が女の80%からもてる、あるいはその逆。
でも、ほとんどのカップルは80%の方にいるはず、確かに。
アマゾンがロングテールでもうけているのは、おすすめメールを定期的に送ってきたり、積極的なニーズの掘り起こしをしているから。
だから、80%のロングテール側の男も女も、積極的に売り込んで、コミュニケーションを密にして、ニーズを掘り起こさないとね。
株式の取引成立を意味する出合いと、男女の出会い。
寄り付きは出来高が多い、職場とか合コンとかのイメージ。
出来高が多いので成り行きでしかけてもそんなに変な値でつかむことはない?
ザラバは出来高が低いので、成り行きだととんでもない値でつかむことがある。
出来ずで大引けまでいって、あせって成り行きでとんでもないのをつかむことがないように!
基本は、寄り付きで成り行き。
合成の誤謬、合コンの誤謬。
がつがついって安く見られたくないとみんなが思って、誰も突破口にならずに、みんななにもえられず。
そんなときは、ケインズ的な呼び水政策。
誰かが突破口になって一組できれば、それが呼び水になって続くカップルが続出する、かも。
これはおもしろいかも。
会議なんかでも、突破口を切るやつがいると活発になる。
仕込みも大切か。
山崎 元 (著)

エコノミック恋愛術 (ちくま新書)
場所:江東区図書館
恋愛×経済、特に投資理論とか、行動経済学とか、ゲーム理論とか。
20ドル札の入札。
最高値をつけた人が20ドル札をゲット、2番目に高値をつけたひとは没収。
実験の結果は、20ドルを超えても引き下がれなくなって最高で204ドルまでいく「競争的エスカレーション」がおこった。
ここから得られる教訓。
競りになったら、本質的な価値以上の値付けをしていないかよく考えてみること。
もうひとつは、戦略的に競りの対象になれば、本来価値以上の値付けがされる可能性があるということ。
女性の少ない職場はご用心?
パレートの法則、あるいは、80対20の法則。
いい男の20%が女の80%からもてる、あるいはその逆。
でも、ほとんどのカップルは80%の方にいるはず、確かに。
アマゾンがロングテールでもうけているのは、おすすめメールを定期的に送ってきたり、積極的なニーズの掘り起こしをしているから。
だから、80%のロングテール側の男も女も、積極的に売り込んで、コミュニケーションを密にして、ニーズを掘り起こさないとね。
株式の取引成立を意味する出合いと、男女の出会い。
寄り付きは出来高が多い、職場とか合コンとかのイメージ。
出来高が多いので成り行きでしかけてもそんなに変な値でつかむことはない?
ザラバは出来高が低いので、成り行きだととんでもない値でつかむことがある。
出来ずで大引けまでいって、あせって成り行きでとんでもないのをつかむことがないように!
基本は、寄り付きで成り行き。
合成の誤謬、合コンの誤謬。
がつがついって安く見られたくないとみんなが思って、誰も突破口にならずに、みんななにもえられず。
そんなときは、ケインズ的な呼び水政策。
誰かが突破口になって一組できれば、それが呼び水になって続くカップルが続出する、かも。
これはおもしろいかも。
会議なんかでも、突破口を切るやつがいると活発になる。
仕込みも大切か。