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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

技術の進歩

2005-06-05 09:16:03 | 科学/考察
 去年の紅白で、紅組のイ・ジョンヒョンが小指に小さなマイクを付けて歌っていた。感心して見ていたが、あれだけマイクが小さくなったのなら、ヘアサポートのCMで辺見えみりがやっていたような「デンワしてね」の手の形で使えるケータイも、そのうちできるのではないかと思った。
 つまり、手のひらに貼り付けた本体から、小指に小さなマイクロフォンが、親指には小さなスピーカーが伸び、例のポーズで電話できるという…。シート状のディスプレイも開発されているというし、ケータイの小型化が進めば可能であろう。あるいは、もうすでにどこかで開発中なのかもしれない。

 中学の頃、田んぼが立体的になれば場所取らなくていいだろうな、と考えたことがある。もちろんその建物は防水でないといけないが、何より、光をどうするかで悩んだものだ。壁をすべて透明にしても、太陽が当たる部分というのは限られているし、照明代はかかるだろう。
 今は光ファイバーというものが出来ているので、それを屋根から各階に引っぱれば解決しそうだ(光ファイバーとは、中学の頃は考えもつかなかった)。コスト高になるため光ファイバーはまだ使われていないようだが、建物の中で、土を用いず、野菜を栄養液だけで育てる技術というのは、すでにあるらしい。
 とはいっても、この時期、水をたたえた田んぼがなくなってしまうとなると、気候に何らかの変動をもたらしそうなのだが。

 ところで、ケータイの着メロというのは、どんなにいい曲であってもどうも耳障りである。スピーカーが小さいせいもあろうが、聞きほれるようであったら、本来の「電話に出てもらう」という目的が果たせなくなってしまうため、わざと耳障りにしているのではなかろうか。技術はあるんだけれどあえて使わない、というか。
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