NHKオンデマンドでランキング1位になったこともあるので知ってる人も多いと思うが、11月15日のNスペで『魔性の難問・リーマン予想』というのをやっていた。理学部の息子と、とても興味深く見た。
詳しいところは難しすぎてよく分からないのだが、素数の並びから導かれた関数が、原子の動きを表わす式と、非常によく似ているのだという。
ただの「数字のお遊び」と思われていた素数論が、自然現象・原子論に通ずるものがあるということで、その方面では話題になっているらしい。数学者や物理学者は、〈宇宙の神秘〉あるいは〈神の存在〉をますます感じつつあるようだ。
そこで思い出すのは、人間の手の形の不思議さ。
たとえば指をすぼめたとき、親指から小指までが1点に集まるのは、まあ物をつまむのに都合がいいからだというのはわかるが、「フレミングの左手の法則」をやったとき、親指・人差し指・中指の先端同士の距離が、ほぼ等しくなるのは不思議だ。つまり、3本の指先にインクを付け、「フレミング」の形にして紙に押し付けると、そこに正三角形の頂点が現れるということ。
さらに、指を少し動かして、人差し指・親指先端同士を結ぶ線と、人差し指・中指の先端同士を結ぶ線とが直角になるようにすると、そこには、長さの比が「3:4:5」の直角三角形ができてしまう。
そんなの単なる偶然だよ、と言われればそうなのだが…。
有名なところでは、〈ミロのビーナス〉に黄金比が隠れているなんてのもあったりして。
なおこの番組、今夜遅くに再放送があるそうなので、興味ある方はどうぞ。
ところで、上記リーマン予想は10進法での話なんだけど、2進法や12進法でも同じことが言えるのだろうか。同じ土俵であれば、同様な結果になるのだろうとは思っているが。
…ちょっと小難しい話になりました。