Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

八月

2011-08-02 21:34:35 | 自然
日向薬師へ上る表参道の西側に野猿の集落があるらしい。同じ敷地
にある隣家のラブラドールが低い声で吼えている。誰か見知らぬセー
ルスの訪問者でも来たのかと入り口の方を覗いてみた。
人の気配はしない。西側の小高くなった隣地は畑だ。畑との境目には
柿の木や相当に樹齢を重ねたネズミモチの大木が繁っていて、物陰を
作っている。そのあたりで軽やかに枝を伝わって動く大きな猿がいた。
隣家の犬の吼える相手が猿だったのか!と合点がいく。

さすがに猟犬のDNAを引く隣家の犬、威嚇するときの声調は一段と
低くなるみたいだ。猿は繋がれている番犬の遠吠えを尻目に畑の餌
の偵察を終え太い梢を伝って巣のある北側へ悠然と去って行った。
以前はめったに人目につかない猿だが、人間界の不況に呼応してい
るのか、最近は人家の近くにある畑付近に出没し始めて餌を捜してい
るようである。山に自生する天然の木の実などでは満足できないのか?
餌不足は間違いがなさそうである。今年は冬場から猿を目撃する頻度
が増えた気がする。

先日、小高い隣地の畑脇に食い散らかされたカボチャがあったらしい。
大家さんによると、猿の仕業とのこと。あの固いカボチャの皮をどの
ようにしてこじ開けるのか、一度見てみたいものである。
椎茸や茄子なども好物のようで付近のある程度、大掛かりに畑作を
する人は、畑の周りをネットなどで防御せざるをえないみたいだ。

八月の声を聞いて我が放置菜園の裏地は草がボウボウだ。健気に実るカボチャは一個100円くらいのミニカボチャである。敷地を所有する大家さんの畑では大きなカボチャが健やかに八月の養分を吸い込んでいる。
目前に番犬がいてはご馳走に手を出せない。猿たちもきっと、たわわに実るカボチャの攻略をきっと思案しているに違いない。

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