Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

金魚の新居

2011-08-26 08:05:48 | 自然
旧盆があけて益子付近をまわった頃から秋の気配を感じていた。その頃は幽かな気配なのに昨晩あたりは、その気配の嵩(かさ)が増えている。倉庫でPA機材の払底処分を目指して汗をかいていても、どこか噴出し方に抑制があるようだ。倉庫側に面した北向きの荒地では、早咲きのコスモスに赤トンボが羽を休めている。

8月の上旬に水槽内の水がヘドロ化しつつあった金魚を庭先に転がる火鉢へ引越しさせた。人が近づけば、餌をねだって水面を跳ねる金魚も、唐突で荒っぽい強制移住にふくれたのか?三年以上の仲なのに、そのご一週間くらいは底の方で警戒してプイと横を向いている。火鉢に溢れる水草を覆ってやりメダカを棲ませたいのが本音だが、容器としては合格でも深さの丈が足りない。水が冷え込む冬場に自然温度で越冬する為には、火鉢でも甕でも60センチくらいは欲しい。使っていた水槽はもう古いのか?どこかパッキンが緩んで漏水し始めていた。マンション生活していた頃にも金魚を飼っていたことがある。裏の保存里山に棲む絶滅種になっている「ほとけどじょう」も掬ってきて越冬させたこともある。その頃は自分で「駄金」と称していた和金より上等の種類を飼ったことがあるが、壮年期の仕事優先生活で目が配れずによく失敗したものである。

日向へ移ってからは水道水の質が上がったせいか、放任主義が効を奏したのか、三年以上たっても「駄金」は丈夫である。亡き家内が鼻に挿していたカニューラと同じビニール状のエアポンプで少量の酸素を補給してやれば元気に泳ぎまわっている。近在に住む妹は無類の片付け魔でなんでもよく捨てる。金魚の仮住まいとなった山水画をあしらったこの火鉢も捨てる寸前にもらったもので、しばらくはよく干した水を補給してやれば、これからの秋冬には住まいとしても似合うしお洒落ではないかと自賛している。

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