百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

クロ・ド・ルージュ・ゴルジュ VDPコート・カタランヌ/2002

2007年09月13日 | ワイン

 昨日のブログにたくさんのコメントありがとうございました。読みながら心がじんわり暖かくなりました。また新たなスタートを切りたいと思います。またよろしくお願いいたします。
 
 で、昨夜の晩酌。日本酒を飲むつもりだったのが、妙に蒸し暑かったのでワインに変更。ひさびさちょっと良いワインを抜栓。
 ビオワインは結構ひさしぶりだったのです。少し試してみると、おぉ、かなり微発泡。そして凄いダシ系。香りも味も開いてくれず。こりゃダメだ、しばらく放置。30分くらい置いてもう一度。ん、まだまだか。すごいなぁ、梅カツオスープだ、こりゃ。そして力強さばかり感じてしまう。という訳で、ビールなぞ飲みつつ夕食。
 さて1時間ほど経過。おぉ開いてる。濃厚な果実の香り。強さとノーブルさを兼ね備えた味。うーん、美味いね、こりゃどうも。すっかり一瓶堪能。オリまで美味い一本でした。気難しいけどね。
 
 ルージュ・ゴルジュは「赤い喉」。これは駒鳥のこと。アイリッシュウィスキーのレッドブレストと一緒ですね。

1年

2007年09月11日 | 閑話
 ふと、昔書いた記事を読み返そうとして、ブログをさかのぼっていたら、去年の今日からブログを始めてました。丸一年。なんたるシンクロニシティ。なんたる迂闊。
 とは言え、一年経ったというだけで、これといった感慨も無く、むしろあっと言う間の一年だった、というくらいの思いしかありません。
 しかしまあ、こんなメモ帳代わりのブログにたくさんの方が見に来られ、あまつさえコメントまで残していっていただける。ほんとにありがたいことです。
 そして、それ以上に嬉しいことは、このブログを直接・間接に介して素敵な方々とお知り合いになれた事です。これだけでもブログを始めた甲斐があったもの。
 家にある酒の数も限りがあるもの。いつまでこのスタイルが続くかはわかりませんが、相変わらずマイペースでユルユル続けてまいります。どうか今後ともご愛顧のほどよろしく申し上げます。<(_ _)>

 みなさまのコメントが明日の原動力です。記事の内容に関わらず、ご指導ご鞭撻、叱咤激励、罵詈雑言、なんでも構いませんのでコメント、頂ければ幸いです。

KOSHU/2005 キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー

2007年09月10日 | ワイン


 昨夜の晩酌。夜にはやっと涼風が吹くようになって、いよいよ酒が美味しくなってきたのですが、昨晩は白。国産の甲州です。
世界に目を向けたプロジェクトから作られた「キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー」の2005ヴィンテージ。ロバート・パーカーJrがこの2005を「ライジング・サン(将来のスターワイン)」、また2004ヴィンテージは「SUSHIワイン」とコメント。パーカー氏の好みとはいまいち一致しないのですが、まぁどんな感じか若干の興味はありました。
 さて、香り。ん?あまり開いてないか。冷やしすぎたかな。味は…、かなり酸がきいてる!おおなんだか結構キーンとくるぞ。これは単体で楽しめるワインじゃないな。で、刺身と一緒に。うん、食べながらだと良いね。醤油と合う。
 ボルドー大のドゥニ・デュブルデュー教授がコンサルタントとして作られたこのワイン、なるほど「ライジング・サン」だ、まだまだ曙光程度ですね。これから新しいヴィンテージに期待、でしょうか。


ロングモーン15年

2007年09月07日 | スコッチ・シングルモルト


 本日のお酒。ひさびさにオフィシャルを。
 ロングモーン15年。スペイサイドの佳酒。無骨で、ストレート。華々しさは無いのですが、地に足をつけた安定感があるモルト。
 麦とドライフルーツ、特にレーズンの甘やかな香り、そのくせ味わうとナッティーでかなりドライ。バランスという点では決して良好ではないが、妙に印象を残す味わい。こじんまり器用にまとまるタイプではなく、あちこちに綻びを生じさせながら、強引に我を押し通す。そんな印象です。決して奇をてらったモルトではないのですが、微妙に王道に背を向ける。そして、アイラとは全く違う意味でのインパクトを残しています。
 で、なぜロングモーンなのか。そう、前々からロングモーン15年品不足→値上げの傾向、が見え隠れしていたのですが、とうとうボトル変更になってしまいました。ニューオフィシャルは16年、新入荷で落ち着いてないのでしょうが、価格は13,000円オーバー(!)。このボトル買った時は3,000円台。ユーロ高とはいえ、カスクでもない16年に、この値段出すお大尽ってそんなにいるんですかね。この優れた15年は、今市場にある分で消滅ですね。次にスポットで入ってくる時にはとんでもない価格かも…。
今飲んどかんと、あと飲むとこないよ~(ⓒ酒井くにお・とおる)

アヴァンティ/2005

2007年09月06日 | ワイン


 昨夜の晩酌。なんともポップなラベルです。ヴァン・ド・ペイ・ドックのワイン。南仏はひさびさかな。
 たっぷり肉厚なワイン。果実味十分で、甘草を感じさせるスパイシーさ。気楽に飲むには最適な旨安ワイン。しかし後半は若干ダレ気味。こちらも飽きてきましたし。歳のせいか、暑さのせいか、ここんところフルボトル1本空けると、後はなんにも飲めなくなってしまいました。あ、でも赤飲んだときだけだから、暑さのせいだな。そうしとこう…

キングズバリーズ・スキャパ16年

2007年09月04日 | スコッチ・シングルモルト

 本日のお酒。キングズバリーのボトリング、スキャパです。
 1980年5月2週目に蒸留、1996年6月にボトリングの16年。46%です。カスクタイプはオークから、エクストラバーボン樽。
 軽目の酒質で、スモーキーさ・ヨード香は少ない反面、ソルティでいかにも海のモルト、といった風情です。意外にフィニッシュがいい感じに鼻に抜けて、甘味もほのかに感じます。なかなか良い出来のボトルかと思います。
 このラベルの当時のキングズバリーは、手堅くハズレの少ないボトルがリリースされていたかに思います。加水で46%にしているため、今のカスクストレングス全盛の時代にはインパクトこそ少ないのですが、ボトラーのワザが十分堪能できるのではないでしょうか。
 最近のボトラーは、こういうきっちり仕事をこなす2番バッターのようなモルトより、一発を狙って振りましてばかりのバッターが多いんじゃないですかね?

白笹・特別純米

2007年09月03日 | 日本酒

 昨晩の晩酌。日中こそまだまだ暑いのですが、朝晩には涼風がたつようになってまいりました。こうなってくると、ピピッと「日本酒欲しいですぜ指令」が脳に届きます。
 そこで、昨夜はカンパチ刺身とキハダのゴマサバ風で一杯。
 この白笹は、神奈川県秦野市の金井酒造のお酒。精米歩合55%の五百万石です。ここの酒造所は麹にモーツァルトを聞かせて育てるなど、ユニークな製法が有名です。特別純米ですが、あまりキレ角は感じず、どっしり甘め。ぬる燗が良かったかな。
 長い事、小田急線沿線に住んでいたため、秦野という地名はとても耳慣れていたのですが、実際に行った事はほとんどありません。ちょうど結婚してまもなく、秦野のハイキングコースを妻と一緒に散策し、「正しい日本の秋」を満喫した事を飲みながら思い出しました。もうちょっと秋も深まってから飲めば良かったかなぁ…

ご冥福をお祈りします

2007年09月01日 | 閑話

 去る8月30日、著名なウィスキー・ビール評論家である、マイケル・ジャクソン氏がお亡くなりになりました。享年65歳。
 日本で、いや世界でといっても過言では無いと思いますが、一部の好事家のものであったシングルモルトを、広く世間に知らしめた最大の功労者の一人でありました。
 過去、彼の著書、特にモルト・ウィスキー・コンパニオンをどれだけ熟読したか…。彼の魅惑的な表現を噛み締め、どれだけの未知のモルトを夢見てきたことか…。
 ともあれ、今は安らかに眠られんことを、そして天国で楽しくウィスキーを楽しまれることを願ってやみません。

バーンハイム・オリジナル

2007年09月01日 | アメリカン・ウィスキー


 人気のイチローズモルト。アクセス数がガンと伸びて驚きました。買ってみたい、飲んでみたいという方が多いのでしょう。さすが有名人気商品です。で、こういうものをアップした後は、とたんにマイナーなものをアップしたくなるのが生来の天邪鬼。
 で、本日のお酒。バーンハイム蒸留所のウィート(小麦)・ウィスキー。現在、ウィート・ウィスキーを名乗るのはこの銘柄だけです。実は昨年リリースされたのですが、日本にはほとんど入ってこないまま完売。ネット上でもほとんど消息を聞かないまま1年。ここ最近個人的に一番渇望していたウィスキーなのです。近ごろ再リリースされて国内でも販売されているのが分かり、即購入(また金が…うぅ)。購入したショップでは1日で完売してました。
 さてこのウィスキー、原料比も分かっており、冬小麦51%・とうもろこし39%・発芽大麦10%となっております。香りは香ばしく、まろやか。バーボンよりとても柔らかな香りです。しかしその芳香あくまで高く、部屋の中に満ち溢れました。
 味わいは甘く香ばしく、バターとメイプルシロップをかけた、コーン入りのこんがり焼けたパンケーキを一口ほおばった、という印象。あ、そのまんまですね。甘みとほんの少しの苦味のあるフィニッシュも好印象。
 いやー、待ち続けた甲斐がありました。感無量です。