百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

パーカーズ・ヘリテージ・コレクション

2008年05月27日 | 外飲み


 ちょっと前にColonさんでいただいた酒(左側)。て言うか、画像が…。ひどいもんである。酔ってなかったんだけどなぁ。くわしくはこちらでご覧下さい。
 63.7%、ちょっとばかし覚悟のいる度数です。かなり時間かけて飲んだんですが、なかなか開くのに骨を折りました。

 「第6代マスターディスティラー、パーカー・ビーム氏が、49棟の貯蔵庫に70万樽もの原酒を保有するヘヴンヒル社の1996年に熟成を開始した選りすぐりの68樽の中から、3つのバッチをパーカー・ビーム氏の勤続45年を記念してリリース。」と、抜粋させてもらいましたが、以後感想。

 まずは嗅ぐのにためらうようなアルコール感。続いてキャンプファイヤーのような焦げ臭さ。ゆっくりとプラムのオー・ド・ヴィー。ここまでは強烈なアルコール感が支配。
 口に含むと、ブラックペッパーの爆発感。さらに焦げ臭さが支配。酒質はさすがに滑らかではあるが、高アルコールのためゆっくり味わうのは難しい。じんわりと、しかしいつまでも長いフィニッシュ。
 スワリングするが、なかなか扉をこじ開けられない。そこで少しづつ加水。ようやく本来の香りと味がはじけ出す。メープルシロップのかかったパンケーキ。熟して黒っぽくなったバナナ。ほんの少し柑橘系の香り。焦げた熱々のベーコン。チョコレートペースト。もったりとした芋飴のような甘さ。フィニッシュにはドライさと、ほんの少しの苦味も。
 加水したほうがポテンシャルを引き出せるタイプのウィスキー。何故、あらかじめ加水して販売しないのだろうか、と疑問に思ったが、加水の量を増やすたびに劇的に変化していくRAWの状態の方が飲む側にとっても一層興味深いものではある、と納得の一品。



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