百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

白州25年

2008年03月18日 | 外飲み

 先日飲みにいったおり、Masqueradeさんでいただいたモルト。このような高価なモルトは、家はおろか店でもそう飲む機会はないので、とてもとてもリーズナブルな価格で飲ませていただいて、ひたすら深謝です。

 やや赤みがかった琥珀色で、かなり複雑な香り。みずみずしさより熟れた果実。スモーキーさ、というよりお香のニュアンス。白州特有の木香と相まって、どこか古い寺院を思わせます。時間と共にウッディさが強まりますが、樽香の付き過ぎたくどい匂いではなく、不思議にみずみずしさが感じられてきます。まるで早朝、近くの山を散策するようなすがすがしさ。これぞ森林浴、フィトンチッドです。
 味わいはピーティー、しかし触れなば落ちん風情があり、男心をくすぐる(?)柔らかさがあります。実際、舌に触れたとたん、すっと消えて無くなる甘やかな味わいといいましょうか。妙なたとえですが、極上の和牛の脂が口中でとろけるような艶めかしさです。
 視覚、嗅覚、味覚そして触覚に訴えかける、極上にしてエロティックな一級品でした。


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