外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

1日遅れのステキなクリスマスギフト

2010年12月26日 | 日記
12月26日(日) 晴れ

風邪の後、二日酔いと続き、しばらくお休み中だった朝の運動を再開しました。
休みの日とあって人がまばらな中、この新学期途中から朝を共にしている
会計系の2年生、孫と久しぶりの運動。気温が零下10度近くとあって手袋を
している手もかなり悴んでおり、早々に食堂へと向かってしまいましたが・・・。
チャットで孫に風邪がほぼ治ったから土曜日にはまたグラウンドに出るよ、と
伝えておいたのですが、さすがにイブの翌日とあって、酒か何かであることは
勘付いていたようです。

さて、先週の月曜日、ライアンが去るとき、彼が残していったもの
「プレゼントがいっぱいでどうにもならない。服を置いて行くから好きに着てくれ」
簡易クローゼットの半分もあろうかという衣類の山。
いくらプレゼントが多いとはいえ、大事な服もあるんじゃないかとは思ったのですが
スーツケースを大小2つも抱えて、さらに子供の体重以上もありそうなリュックと
更にビジネスバッグを見たときには、納得しました。
ただ、高校時代からフットボール(アメフト)をやっている彼の体格からすると、その
服が着れそうなのは私の学生の一人でバドミントン部の主将かあと僅か。
たけしに「とりあえず、寮の仲間を呼んでおいで」と伝え、今朝見に来たのです。

若い男性の押入れのごとく、服はただ投げ入れているだけの状態で、それを
1枚1枚丁寧に拾い出したのですが、あるわあるわTシャツからワイシャツ、ジーンズ
スーツまで。下着以外は全て置いていったかのような品揃えでした。
スーツの銘柄はブランド物では無さそうでしたが、それでも安い品物ではないはず。
それを残してまでも持ち帰ったプレゼントの数々。彼にとってこの4ヶ月がいかに
忘れがたくそして素晴らしいものであったのかがよく分かりました。

そんな中、私が目をつけたのはテレビ。
なぜかフラット型のテレビが置いてある。昨年の同じ時期まで私がここで使っていた
ものと違う。ん・・・。何故だろう?今我々が使っているのは同じ大きさの画面で
ブラウン管タイプの大きなもの。たけしにそのテレビのブランドを尋ねたら、なかなか
有名な会社のものらしい。「先生、交換しますか?」とたけし。『だな』
すぐさま外事主任にメールを入れたら「いいよ」との返事。よっしゃ。
このブラウン管タイプのテレビは私一人で持てるような大きさのものではなく、
スポーツマンタイプの学生二人でもかなり苦労していました。
私と完全にパソコンと楽器オタク化しているたけしでは到底不可能。
アメリカ人の服をえさにとてもステキな物が私の部屋に舞い降りてきました。

たけし達3人はそれぞれ服を選びながら「どれもこれもmade in China」だな、と
呆れていましたが、今先進国の衣料を見て中国製で無いほうが少数派のはず。
『世界の服はほとんどが中国製だよ。ただ、外資だから品質はしっかりしているよ』
ライアンが「夜の市でジャケットを買ったら、既にポケットの中が破れていた」と
笑っていましたが、同じ中国製でも国内向けと輸出向けでは品質管理がまるで違う。
そういうこともあって私は中国でまだ衣服を買ったことがないのです。

スーツと一緒に置かれてあった保管用の袋いっぱいいっぱいに服を入れて、3人は
喜んで寮へ戻りました。
私は他にも少々物色。何故か、扇風機が2台。
とうとうこの部屋もエアコンが効かなくなったか。昨年は2度しか使っていませんが
まだ冷気は出ていたのですよね。
『来年の6月中旬から活躍してくれそうだ』
クーラーが効かない上に送風状態にするとカビなのか、変な臭いが漂うのですね。
とりあえず、「ふつうの」風が当たるだけでも有難い。
今日1日で2つ美味しいものが手に入りました。昨日の最悪なクリスマスから一転
ライアンサンタが残してくれた素敵なクリスマスギフトでした。
コメント
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