外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

外国語学部からの新しい議案

2011年10月24日 | 日記
10月24日(月) 曇りのち晴れ

昨日降った雨が寒気を呼び込んできたのでしょうか。
朝から北の風が強く、冷え込んだ一日となりました。維坊特有の強風に冬の訪れを
感じます。部屋の中はまださほど寒いとは感じないのですが、これも時間の問題。
11月15日に開始されるはずの暖房が今年も待ち遠しくなりそうです。

今日はランチタイムに久々に包先生と話しました。
今年から外教の食事会の通訳係りも男性の先生になったので、包先生とはあまり
話す機会がなかったのです。
どの先生も共通の話題は来学期、つまり現在の3年生が卒業した後の授業数減少。
日本語科は現在の2年生、17人だけになってしまいますので、大幅に授業数が
減るわけです。外教の私も契約の話しにはいずれなってきますが、それ以上に
中国人の先生方は授業数による手当てがごっそり減ることになるので死活問題にも
なりかねない。学校側が無理にでも新入生を受け入れていればこんなことは無かった
のでしょうけどね。今でもこの学校の判断が私には不可解でなりません。

その包先生から伝えられた一つの計画。
外国語学部から学校側に提出された議案があるそうです。
来学期の会計系や工商系など他の学部での日本語クラスの実施。
他の学部では外国語は英語のみ。しかし英語が苦手な学生は大勢いる。
そこで英語の代わりに日本語を受講させてはどうか、ということなのだそうです。

面白い提案だと思いました。
私も英語は必要だと思っている一人ですが、しかし仕事に必要になるまでの英語を
学校で見に付けられるかどうかとなると、そんな学生は数パーセント。
寧ろ語学は仕事や交流の為の道具だと決め込み、専門はどうあれ外国語を勉強し
始める人材はたくさんいます。
外国語は英語だけと決めつけずに他の選択肢を与えてもいいはず。

この会計系、工商系というのはこの学校の中で1・2を争う学生数を持つ学部で
会計系だけで約半数近くとも言われています。その学部の中で日本語受講希望者を
募ったら、昨年のこの時期の日本語科の学生数をも上回るかもしれません。
教師さえも足りない可能性が出てくるわけです。

問題はこれまで日本語科に対し消極的な動きを見せている学校側の決断ですね。
包先生が仰るには、来週には結論が出されているだろうとのことです。
もし、議案が通れば私もアピールに一肌脱ごうと考えております。

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