外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

予想通り?3年生の現状

2014年09月11日 | 日記
9月11日(木) 晴れ

外国語学部の学生寮が近くになって以来、学食への道のりで日本語科の学生に会う
ことが多くなり、一昨日は「センセイ」と横から声がするので誰かと思えば
窓から3年生男子の姿が。
「どこへ行きますか?」と中国語で尋ねてくるので、「食事だよ」と答えると
ちょっと待って、とルームメートを連れて出てきました。

この男子学生は先学期地元の土産と共に私にある依頼をしてきた学生です。
元々日本語に興味はなく大学院に進んで他の勉強をしたいので理解して欲しいと。
私は「優遇措置は取れないが、残りの日数出席だけしっかりしておくように」と
伝えておきました。
期末試験の日は、私の目の前に優秀な女子学生が座っており、その横が空いていたので
手招きして座らせ、半ばカンニング放置状態(笑)
それでも私は問題用紙を二枚用意していますので、かなり不正解があったのですが
合格基準点は超えておりました。

あれ以来、彼は何かと私にメッセージをくれます。

さて、今日は3年生の授業。
2クラス連続です。
授業を始める前に、恒例の質問をしました。
「夏休み中に教科書の録音を聞くか、日本のドラマを見ていた人は手を挙げて」
「私の話が聴き取れる人は手を挙げて」
初めの質問は中国語で、その次は日本語で問いかけたところ
教科書の音声は皆無、ドラマは5人程度。
次の質問については半分くらい聞き取れるのが5人くらい、8割以上は2人。
2クラスともだいたい同じような状況でした。

予想通りと言いますか、いくら休み前にくどいほどに、しかも中国語で、聴くことの
重要性や耳を慣らすことの大切さを説いても、もはや授業が終われば喉元過ぎるのと
同じようなものです。

これが大学、語学学校でもなければ、研修派遣の会社でもない。
昨年は受け入れるのが嫌だった現実を今年は受け入れる心づもりでいます。

今の2年生とこれから日本語科に入ってくる新入生に対しては何かモチベーションに
なるようなものがないものかと思案しているのですが、これが思いつかないのですよね。
楽しくなる目標が見つかれば、自然にやる気も起きるのだろうと思うのですが
日本語能力試験の成績だけではプレッシャーにしかならないと思えるのです。
コメント
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