外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

陳式太極拳に初参加

2014年04月30日 | 日記
4月30日(水) 晴れ

火曜日の他学部の授業が終わり、その時間で昨日は太極拳のレッスンに参加しました。
先々週から始まったレッスン、外国人向けに外事科長が手配して下さったものです。
当初私の時間の都合も確認されたのですが、他の外教を優先するよう申し入れて
火曜日の午後になりました。

私は昨日が初めての参加。
まずはコーチ役の先生の動きに合わせて動いたのですが、私が知っている二十四式とは
違いがあり、初めは戸惑いました。

一体何式なんだろう??

初めは前二回の復習をされており、動きについていけなかったのですが、新しく教わった
動作についてはほぼ分かりました。
動きは違うものの、基本的なものはさほど変わりがありません。
ただ、二十四式に比べ動きが大きいと思えました。

他の外教が悩んでいるのを見ながら、初めての参加なので大人しくしようと思いつつ・・
ついには我慢できなくなり、少しばかり模範を繰り返しました。
先生からは「覚えが速いね」とお褒めの言葉。
まだこの段階では単に見込みのある受講者程度に思われなかったと思うのですが
私からの質問で驚かれたようです。

「先生、これは孫式ですか?」

太極拳には幾つかの様式があり、私が普段練習する二十四式は楊式、そのほか陳式、孫式
呉式と大きく4つあります。

「これは陳式ですよ」

なるほど、それで動きが大きいのか。

陳式を見たのは大会の時くらいのものですが、私が太極拳を習い始めた当時、同じ教室の
先輩に「若いのだから陳式の方がいいんじゃないの?」と言われたことがあります。

私が質問した後、この先生が太極拳の種類を説明されていたのですが
「陳式は太極拳の元であり、全ての太極拳は陳式から始まっています。
私は陳式が好きです。楊式はゆっくりとした動作で老人向けだから」と
楊式を否定されておりました。私は吹き出してしまいました。

確かに仰る通りなのですが、太極拳がこれだけ広まったのも楊式を元に編纂した二十四式
の功績が大きく、日本でも太極拳と言えば、この楊式なのです。

陳式は確かに動きが大きく動作も速いので武術同様見かけはいいのですが、若い方々なら
まだしも、年齢が60を超えている方々にとって最適なものとは思えないのですよね。

しかし、この先生が毎週火曜日に陳式を教えて下さるのは今後も変わらないこと。
私が土曜日に教えているのは楊式、全く異なる動きに外教は戸惑うのは必至。
ならば、私も陳式を覚えてそれを土曜日に復習してもらう方がいいのかもしれない。

今回のレッスン参加で、この先生の教え方の欠点を見つけてしまったので、まずは
そこを注意してあげれば、動きが飛躍的に改善するものと思われます。
コメント
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