4月25日(金) 晴れ
今週は昨日の文化祭の盛り上がりがあった一方で、3年生を突き放す決断をしました。
事の発端は火曜日の授業、私の話を理解できる学生が多いクラスですが、最近どうにも
緩んでいる感がありました。最前列に座っている学生が平気で携帯電話を触ってメール
やらチャットをしている。
私が投げかける質問に答えないどころか、テキストを見ようとすらしない。
これが後方に座っている学生なら放っておくのですが、目の前でやられると一言お話し
したくなりますね。
「教科書見る気ないの?」
「この教科書が嫌なら何を用意すればいいの?」
このクラスに対してはほとんど叱ったことがないので、学生は少々驚いたようです。
「この教科書は日本の有名な新聞の記事を使っているから内容はいいと思うけど
読む気が無いなら、先生もどうすればいいか分からないから逆に教えてよ」
ある学生が「7月のN1試験に向けてナーバスになっている」と回答してくれました。
その意見にはお礼を言って、さらに続けます。
「皆がN1に向かって頑張っているのは評価する。だけどこの文章が読めないような
レベルならN1なんて到底無理だよ。それに目の前で携帯電話を触るのは非常に目障り
というより邪魔。携帯を触るなら前に座らないでください。」
「来週から出席は取らないから、授業を受けたい人だけ来てください。
但し、参加条件はテキストにある文章は最低限読めるように予習すること。
机の上に広げるのはこのテキストと辞書。携帯電話の辞書を使う人は
辞書機能以外のメール等を使った人は即刻退場してもらいます。」
「N1の準備をしたい人はどうぞ遠慮なく図書館で集中して勉強してね。」
「この授業は選択授業だから卒業単位に必ずしも必要なわけではないでしょう。
だったら君たちも無理して来る必要はないよね。」
などなどいろいろと話して、君たちはどうしたいの?と投げかけると3人ほど返答を
くれましたが、他の学生は黙ったままなので、
「じゃ、来週までにどうしたいのかまとめておいてね、今日は終わり」と教室を後に
しました。
更に学生は驚いていました。なにせ、まだ後半が残っていたからです。
慌てて5人の学生が追いかけてきました。
「先生、ごめんなさい」と謝る学生に対し
「謝る必要はないでしょう。君たちが授業に何も求めないのであれば先生がいる必要
なんてないでしょう。来週まだ私の授業を受けたい人だけ来てくれればいいよ」と。
よほどこたえたのか、宿舎の目の前までついてきました。
「私は皆さんのことを嫌いにはならないから安心しなさい、ただ私の要求は最低限の
ものだから、それだけ守ってくれればいいよ」
少し安心したのか、一緒に食事したいというので昼食を共にしました。
この日を皮切りに、もう一つのクラスと日本経済の授業も同様の条件を出しました。
私が提示する条件には救済策も盛り込んであります。
3年生の選択授業は出席点を最大40点と設定しておりますが、本来なら16週全ての
授業に出席して付与するところを今週までの8回に出席した段階で最大40点を付与する
というものです。
学生からすれば既に40点は確保できているわけですし、私も聞く耳を持つ学生だけを
相手にできれば目障りな行為に邪魔されることもない。いい条件のはず。
本当は2学期が始まった当初からやりたかったこと。半分が終わったところで漸く
その解決法を見出したというところです。
来週は労働節休暇の関係で3つの授業のうち、2つが休講ですので、再来週から。
学生が何人出席するかではなく、この条件をちゃんと覚えているかどうかが少々心配です。
今週は昨日の文化祭の盛り上がりがあった一方で、3年生を突き放す決断をしました。
事の発端は火曜日の授業、私の話を理解できる学生が多いクラスですが、最近どうにも
緩んでいる感がありました。最前列に座っている学生が平気で携帯電話を触ってメール
やらチャットをしている。
私が投げかける質問に答えないどころか、テキストを見ようとすらしない。
これが後方に座っている学生なら放っておくのですが、目の前でやられると一言お話し
したくなりますね。
「教科書見る気ないの?」
「この教科書が嫌なら何を用意すればいいの?」
このクラスに対してはほとんど叱ったことがないので、学生は少々驚いたようです。
「この教科書は日本の有名な新聞の記事を使っているから内容はいいと思うけど
読む気が無いなら、先生もどうすればいいか分からないから逆に教えてよ」
ある学生が「7月のN1試験に向けてナーバスになっている」と回答してくれました。
その意見にはお礼を言って、さらに続けます。
「皆がN1に向かって頑張っているのは評価する。だけどこの文章が読めないような
レベルならN1なんて到底無理だよ。それに目の前で携帯電話を触るのは非常に目障り
というより邪魔。携帯を触るなら前に座らないでください。」
「来週から出席は取らないから、授業を受けたい人だけ来てください。
但し、参加条件はテキストにある文章は最低限読めるように予習すること。
机の上に広げるのはこのテキストと辞書。携帯電話の辞書を使う人は
辞書機能以外のメール等を使った人は即刻退場してもらいます。」
「N1の準備をしたい人はどうぞ遠慮なく図書館で集中して勉強してね。」
「この授業は選択授業だから卒業単位に必ずしも必要なわけではないでしょう。
だったら君たちも無理して来る必要はないよね。」
などなどいろいろと話して、君たちはどうしたいの?と投げかけると3人ほど返答を
くれましたが、他の学生は黙ったままなので、
「じゃ、来週までにどうしたいのかまとめておいてね、今日は終わり」と教室を後に
しました。
更に学生は驚いていました。なにせ、まだ後半が残っていたからです。
慌てて5人の学生が追いかけてきました。
「先生、ごめんなさい」と謝る学生に対し
「謝る必要はないでしょう。君たちが授業に何も求めないのであれば先生がいる必要
なんてないでしょう。来週まだ私の授業を受けたい人だけ来てくれればいいよ」と。
よほどこたえたのか、宿舎の目の前までついてきました。
「私は皆さんのことを嫌いにはならないから安心しなさい、ただ私の要求は最低限の
ものだから、それだけ守ってくれればいいよ」
少し安心したのか、一緒に食事したいというので昼食を共にしました。
この日を皮切りに、もう一つのクラスと日本経済の授業も同様の条件を出しました。
私が提示する条件には救済策も盛り込んであります。
3年生の選択授業は出席点を最大40点と設定しておりますが、本来なら16週全ての
授業に出席して付与するところを今週までの8回に出席した段階で最大40点を付与する
というものです。
学生からすれば既に40点は確保できているわけですし、私も聞く耳を持つ学生だけを
相手にできれば目障りな行為に邪魔されることもない。いい条件のはず。
本当は2学期が始まった当初からやりたかったこと。半分が終わったところで漸く
その解決法を見出したというところです。
来週は労働節休暇の関係で3つの授業のうち、2つが休講ですので、再来週から。
学生が何人出席するかではなく、この条件をちゃんと覚えているかどうかが少々心配です。