今月はブログの更新ができないうちにたちまち8月下旬になってしまいました。
iBooks Authorで作るマルチタッチコミックの問題点や難点は、これまでの制作過程で一応解決しているので、夏の終盤でちょっと頑張って一気に進めたいところです。なにしろマルチタッチコミック【ナナのかぼちゃパン】は短編なんだし。
上の画像は、ストーリーボード(画コンテ)の3ページ目です。
iPadを縦向きにしたときはストーリーボードが表示され、横向きにしたときに完成作品である本編が表示されるという設計です。iBooks Authorで制作した電子ブックはiPad横向き時が基本なので、縦向き時に表示されるコンテンツは補足的な内容になります。
でも私の場合、メイキングも作品の一部として読み手に楽しんでもらいたいという気持ちがあるので、縦向き時のストーリーボード表示はアイディア的に悪くないと思っています。
iPadをくるっと縦に向けてみたら、「おっ、何だ!?手描きのマンガに変わった!」みたいなのも楽しいんじゃないでしょうか。
2ページ目は、背景の上にコマが二つ立ち上がって、雄作(ナナの父、ベーカリーの店主)と客が会話をするというシーンでした。今回の3ページ目は、雄作のコマだけが表示されて、客はふきだし表示と音声だけです。
そのかわり背景のガラス越しに、ナナが登場します。コマの中では、雄作の顔のアップが表示されていて客と会話しているんですが、やがてガラス戸の向こう側にいるナナに気付きます。
そして雄作と目が合ったナナは、ばつが悪そうにスーッとガラスの向こうに消えていく、というとこまでがこの3ページ目です。(上のストーリーボードは書きかけでした(^ー^;)ゞ)
コマの中の雄作と背景のナナとのやり取りのアニメなんて、JavaScriptでやろうとすると『さて、どうしようか...』って感じですが、Flash + Toolkit for CreateJSであればとくに悩まなくて済む(と思う)ので、Toolkit for CreateJS導入は正解でした。
ところで話は変わりますが、iBooks Authorで作成した電子ブックは、アップルのiBookstoreとシームレスに連携して配布できるのが魅力の一つです。
私がiBooks Authorに興味を持った時点では、日本のiBookstoreは開店休業状態ということでした。
でも今年の夏ごろ(つまり現在)には、正式にオープンしているだろうと思っていたんですよね。なにしろアマゾンも夏には本格的に日本上陸してくるとのことだったし、アップルも負けじと頑張るんではないかと。
ところが日本のiBookstoreはその後うんともすんとも。私の知る限り。
やっぱりアップルは日本ではiBookstoreを運営するつもりはないのかなぁ...
それともiOS6で、iTunes Store、App Store、iBookstoreが本格的にリニューアルされるようなので、それ待ちということでしょうか。
またいろいろ環境が変わるのかな、何か落ち着かないなぁ...