さあ、やっとストーリーボードの11ページ目です。
前ページの内容量が他ページの2~3ページ分のサイズに膨らんでしまい、えらく時間がかかってしまいました。内容的に途中で分割しにくかったんですよね。
アニメもナナや雄作の微妙な表情の変化のような地味なものばかりで、ちょっとストレスが溜まり気味です。ジャンプして手裏剣を投げるようなシーンは作っていて『いや~、作った作った。満足じゃ。』という感じでスカッとするんですけどね(* ̄∇ ̄*)b。でもそんなシーンは絶対出てこないし。
各ページによって、長さというか内容量に差ができるのもまぁ仕方ないかと...。当初は同じくらいのサイズに揃えるつもりでしたけど、メリハリがあるほうがおもしろいんじゃないかと都合よく解釈してます。
ノートに雑に描いてあるスケッチを少しきれいに描き直したのが、上の画像。ストーリーボードといっても、iPadを縦にしたときに表示される補足コンテンツとして読者にお見せする画なのでマンガのネームほどラフではいけません。
といってペン入れするほどカッチリ描き込んでしまうと、ストーリーボードならではのメイキングの雰囲気が飛んでしまうので、適度なラフさが残っているところで止めます。
自分はメイキング(制作過程や舞台裏エピソードなど)が好きなので、iPad縦向き時にストーリーボードが表示されることに違和感は無いし、『おっ、なるほど!...縦向きにすると制作過程のコンテンツが観られるのか』と思うわけです。
一方、メイキングに興味がない人にとっては、最終的な完成品だけ観たいわけで、制作過程の中途半端なものは必要ないしじゃまなだけですよね。
う~ん、たしかに雑できれいじゃないものや四苦八苦してる舞台裏よりも、きれいに磨き上げられて完成された自信作の方が一般的に魅力的であるには違いありません。
でもきれいに塗装して散らかっていた道具などを片付けてしまうと、見たかったいろいろな情報も隠蔽されてしまいます。
すばらしく完成されたシーンも、最初の試作時には「ええっ、最初はこんな感じだったのか...」とその落差にちょっと驚くかもしれません。でもそこには発想の原点などがさらけだされていて、作者の制作時の思考まで感じとれることがあります。メイキングの魅力はそんなところにあるんじゃないでしょうか。
いつも一分の隙も無く完璧にメイクしてびしっときまったファッションの女性が、すっぴんにラフな格好で油断しているときに出くわすと、けっこう感動したりします。ショックを受けるときもあるけど。
ちょっと例えが違ったかな(^ω^;)。でも着飾った完成姿ではなく、素材が見える舞台裏という意味では違ってませんよね。
最近YouTubeでオールディーズ・ミュージックをよく聴いてます。ビートルズのデモ・バージョンなども聴くことができるんですが、バンドの各パートがまだ揃ってない状態での試し録りみたいな素朴なサウンドが良いんですよ~♪。
ミキシングで各トラックのバランスをとってない状態なので、完成バージョンでは隠れてしまう各素材がよく見えて、『こっちの方がいいじゃん。』と思うことさえあるほどです。
メイキング好きにとっては良い時代になったものです。
「iBooks Author」は、iPad横向きで観るコンテンツが基本で、縦向き時は補足的なコンテンツを表示するようになっているようです。なので今回の【ナナのかぼちゃパン】は、縦向き時にストーリーボードを表示するようにしましたが、次回作は別のアイデアがあればそれを試してみるかもしれません。
雄作:「ちょっと味が単調だな...メースかなんか加えて味に深みを出すか」
ナナ:「なるほど! さすがパパ!」
前ページまでの緊張感はどこへやら。親子で和やかな雰囲気。
はたして父・雄作のおしおきはナナに通じたのでしょうか?
このページは、コマ表示しないで全画面表示だけで試してみようと思ってます。
ナナのかぼちゃパンの製作ご苦労様です。ふぁいとー!