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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

iPad版:本編4ページ目とカーネーション

2011-11-17 19:01:07 | iPad版制作日記

夕食後に一眠り。夜中にむっくりと起き上がり電子コミックの制作にとりかかる、という規則正しい生活です。

でも昼間に疲れた日は、夜中に起きることができず気がついたら朝ということも。昨夜はそのパターンでした。

久しぶりに良く寝たので、元気一杯というほどじゃないけど、眼の調子は良いし身体の奥の疲れが少し取れたようなすっきりした気分です。

そんなわけで今日は、制作中のiPad版電子コミック【Wings ウイングス】の本編4ページ目について。

この間7ページ目を制作してたのに、今頃4ページ目? ちょっと後先になってしまいましたが、このページは画像制作に手間がかかりそうだったので保留というか後回しにしてました。

そして案の定予想通りかなりてこずってしまいました。

独房で目覚めたレナがきょろきょろ見回しながら、「えっ...ここは?」「あたしの部屋じゃない」というシーン。

まず背景の独房画像の上で、レナのスプライト(背景上で動かすキャラの画像)がきょろきょろするアニメ表示。

次に、「えっ...ここは?」のフキダシ表示と共に音声の再生。

次に、きょろきょろするアニメに合わせて、背景画像とレナのスプライトの間にコマ割りで、室内の構造や格子窓やトイレなどの設備を表示。

次に、「あたしの部屋じゃない」のフキダシ表示と共に音声の再生。

という流れになります。

問題は、背景画像とレナのスプライトの間に室内の画像を表示すると、レナのスプライト画像のエッジがきたなくなってしまうことです。

つまりアンチエイリアス(エッジのギザギザが目立たないように中間色を置いて背景と融合させる処理)の中間色がきたなく目立ってしまうわけです。

もともとレナ画像のエッジのアンチエイリアスは、背景(独房画像)に合わせて生成されているので、その間に別の画像(室内の設備画像)が割って入ると、同じような壁色のところは目立たないけど、黒っぽい扉のところなどはアンチエイリアスがきたなく浮き上がってしまいます。

で、どのように回避したかというと、画像を拡大して1ドットずつプチプチと修正しました....ρ(。 。、 )。

ドット絵師になって、すべての雑念を払い無心にプチプチとやる。嫌いじゃないんですがえらく時間がかかるんですよね。しかもきょろきょろやるシーンは、上向いたり下向いたり6パターンもあるので大変でした。

Xcodeでのコーディングに少々なれてきた現在、画像作成にあまりにも時間がかかっている、という問題点がクローズアップされてきました(自分の中で)。

これを何とかしないと電子コミックの完成はいったいいつのことやら...

そういえば2~3日前、昼飯を食べながらNHKの朝ドラ【カーネーション】を観てました。

主人公の糸子は、ドレスを短期間で縫わなきゃならないという状況。そのときグッドアイデアが閃いた糸子は、客の体に直接生地をあてがって寸法を取り始めます。立体裁断っていうらしいですが。この手間を省く手法で、糸子はドレスの短期納品に成功するんですね。

これを観ていた私は、『これだ!』と思いついたわけじゃないですが、『こういう...何か...いい方法を...思いつかねば』と思いました。

でもその後、何も閃きません。





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