前回の続きです。私の中で期待がどんどん膨らんでいるiBooks Authorを試してみました。
速攻でApp Storeに行き、無料でダウンロード。
いいですねぇ、無料。お試し版とかじゃなく正式版なのに無料。でもAppleは超儲かってるしね。
さっそくiBooks Authorを起動。
シンプルなユーザーインターフェースが、個人レベルでの電子出版時代を予感させてくれます。でもその代わり玉石混交のコンテンツの中から必要なものを選択する眼が求められる時代になるんでしょうね。
あっ、その前にテンプレートを選ぶんでした。起動すると、まずテンプレートを選ぶ画面が表示されました。
6種類のテンプレートの中から、自分の作りたいコンテンツに合ったデザインを選ぶわけですね。
どのテンプレートが電子コミックに適しているのか分からないので、とりあえず「基本」というのを選択しました。
以前iBooks Authorの紹介記事で、「驚くほど簡単に電子ブック作成可能!」というように書かれていたので、ひとまず自由にいじってみて自分のイメージするレイアウトや表示ができるかトライ。
電子コミックには不必要と思えるテキストなどのオブジェクトを削除したり、プレースホルダ(テンプレートにあらかじめ配置されている写真)の画像を、iPadアプリとして制作中の電子コミック【Wings ウイングス】の画像に差し替えてみたりしてみました。
一見簡単そうなんですが、けっこう適切な位置にベストサイズで表示しようとすると、なかなか思ったとおりにはいかなくて無理やり配置したのが上の画像です。
力技で配置してしまったけどこれで問題ないのだろうか?という疑問が残るので、やっぱりある程度仕組みを勉強しないとダメですね。
それでも何とかiPad横向き表示は大丈夫そう。フリックすると次ページに横スライドしてくれるし、前ページにも戻れるのでとりあえず良しとして、問題はiPad縦向き表示。
縦にすると画像がサムネイル表示になったり、消えてしまったりします。このあたりは、ちょっと調べて調節すれば問題ないと思いますが、縦方向にページがスクロールするのは固定の仕様?
縦方向にスクロールさせながら読み進めていくのは、マンガ向きではありませんよね。
『でもこの前ダウンロードしたビートルズのイエローサブマリンは、縦向きにしても横にページをめくれたよな...』というわけで、イエローサブマリンのようなスタイルのテンプレートがあるのか、それとも自分でカスタマイズするのか、という辺りを現在調べているところです。
さて、そんなわけで一見簡単そうなiBooks Authorをいじってみた感想ですが、『よしっ、これだ!期待どおり!』というわけには残念ながらいきませんでした。
たぶん、用意されたテンプレートに文字を流し込んで、画像を差し替えるだけでピッタリのコンテンツであれば、『素晴らしい!これだよ、これ!』ということになったと思います。
電子コミックの場合も、白紙に近いテンプレートにページをポンッポンッポンッと置いていけばたぶんOKと思っていましたが、なかなかそうはいきませんでした。特に縦方向のスクロールがちょっと...ね。
とはいえ、期待はまだ持続中。
それからJavaScriptで書いたウィジェット(小さなアプリケーション)の取り込みをまだ試してません。
引き続き、そのあたりをいじってみます。
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