こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

零戦22型 その2

2010-05-07 23:07:34 | Weblog
零戦22型、マーキングを除けば完成しました。

先に登場した32型が三菱のみで343機の生産に終わりましたが
22型も600機以下の生産で全て三菱製のみでした。

零戦の生産総数は日本戦闘機の中でも最高の10000機を超えていますが、
太平洋戦争中盤に投入された32、22型を合計しても1/10にも満たない数量です。

次に登場する52型は零戦の中でも半数を占める生産数ですので、
結果的にみると、数多く生産されたのは大戦初期の21型と後期の52型の2種になります。

実際の年代別生産数を見ると面白いのですが、
初期の21型は中島でのライセンス生産品が多く、昭和19年に入っても作られていました。

本家の三菱が、21→32→22→52と変化していったのに対し、
中島では、21→52となっており、両社で52型が量産に入るまでの最多生産型は21型です。
また、21型の生産は太平洋戦争開始の1年前(昭和15年)から開始されているので
5年間も主役の座を務め続けた事になります。

陸軍の隼にも同じような事が言えるのですが、
これだけ長期間に渡り第一線で戦い続けたのは後継機に恵まれなかったのも大きな理由で
登場初期の栄光と後継者に恵まれなかった悲劇を味わったという意味では
零戦は世界でも稀有な機体なのかも知れません。

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