こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

ソ連戦車 BT-7 1

2013-02-19 23:15:36 | Weblog
予定通り、戦車の製作を始めました。

今回はタミヤから発売されたソ連戦車BT-7(1935年型)です。

BT-7の最新キットは先日発売された1937年型なのですが、
今回作るのは少し前に出た1935年型の方です。

BT戦車はロシア語で快速戦車を意味する言葉の頭文字(T=タンク)でして、
その名の通り、最大で時速70km/hを出せたそうです。

圧巻なのは、この最高速状態がキャタピラ無し状態でして・・・
この戦車はキャタピラを外して車輪で走行出来る非常に珍しい仕様なのです。
(キャタピラを付けると50km/h程度らしい。これでも高速だと思います)

通常、キャタピラの付いた車輌が旋回(もしくは曲がる)時、
左右のキャタピラの速度を変えたり、片側を逆回転させる様な方法が一般的なのですが、
このBT戦車が車輪のみで走行する時の曲がり方は最前列の転輪が自動車のようにステアします。

ソ連の戦車というと、T-34、KV-1、スターリン戦車と呼ばれるJS-2等が人気(有名)でして、
BT戦車は旧式のヤボったいイメージが強いと思います。
(事実、ドイツとの戦闘が始まると力不足から急速に前線から姿を消していきました)

しかし、対日本向けには現役バリバリでして、1945年になっても最前線で活躍しています。

今回、古い型式のBT-7を選択した理由は1939年に満州国、モンゴル人民共和国の境界で
日ソが激突したノモンハン事件で用いられた両軍の先頭車両を比較してみたいと思ったから。

21世紀になってタミヤからBT-7のニューキットが発売されるとは驚きです。
数年前なら高価なレジン等のキットでしか手に入らなかったアイテムではないでしょうか。