こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

雪風パート1

2008-04-21 22:34:01 | Weblog
第二次世界大戦をほぼ無傷で生き残った、帝国海軍の駆逐艦。
(艦隊型駆逐艦である陽炎型の8番艦として完成)

因みに、戦艦大和と言う呼び方は正式には間違ってます。
本当は軍艦大和が正しいそうです。
旧帝国海軍の艦艇で、軍艦と呼ばれる船には、
艦首に輝く菊の紋章の有無が付いているのです。

雪風には・・・菊の紋章は付いてません!
なんと!この時代の駆逐艦は軍艦では無いのです。(酷い話ですな)
小銃弾で穴が空く程、ペラペラの装甲しか持たない駆逐艦は、
消耗品として軍艦籍には置かれていないらしいのです。

雪風は、ミッドウェー、マリアナ、レイテの海戦に参加し、
史上空前の巨大空母、信濃の護衛や戦艦大和最後の戦いにも随伴。
(何故か護衛する船の方が沈んでしまうと言う、変わった経歴が多い)

戦後は賠償艦として中国へ引き渡されています。
中国では丹陽(タンヤン)と命名され、1970年頃に解体されたらしいです。
その際に、錨と操舵用の舵輪だけが日本へ変換されているそうな。

さて・・・雪風に話を移しましょう。
キットは約2年前にハセガワから発売された物で、スケールは1/350。
写真と一緒にタバコを置いたので、およその大きさが確認出来ると思います。

戦艦大和を護衛して沖縄へ突入を目論んだ時の姿で、
レーダー等の装備と共に、至る所に対空機銃を並べた状態を再現しています。

本来なら高速を活かし、敵艦へ突撃して必殺の魚雷を打ち込むべき駆逐艦ですが、
航空機の発達により、艦船が最も恐れる相手は巨砲を振り回す戦艦ではなく、
小さな飛行機になっていたのは皮肉ですね。

まず、船体の製作から開始します。
外板の継ぎ目、舷外電路が彫刻された船体は左右張り合わせ方式で、
大きな隙間も出来ず、部品の合いはバッチリです。(さすがニューキット!)

歪みに対する補強材を取り付けたら、艦腹にビルジ・キールを装着。
(妙な専門用語が多いのだが、これは勘弁してね)
あまり凝り過ぎると作業が全く進まないので、許容出来る部分は眼を瞑ります。

おお!既に船らしいじゃないか。もう出来たも同然か?


誰も期待してない新企画

2008-04-21 14:48:13 | Weblog
小学校の頃、駄菓子屋以外で最も足しげく通ったのが模型屋。

この当時、お小遣いの大半は模型に消えてたと思う。
(毎月、必ず1つは買ってた)

模型との最初の出会いは幼稚園の頃。
まだ大和市へ引っ越してくる以前の話だ。
(おそらく3~4歳の頃だね)
今でも覚えているのだが、ゼンマイ動力の戦車だった。

この戦車、部分的に特徴に関する記憶が残っている。
おそらく陸上自衛隊の61式戦車じゃないだろうか?(マニア魂炸裂!)
ちゃんと完成して遊んだ記憶が有るが、製作は自分では無いだろうな~。
この頃、それだけの事が自分で出来たとは思えない。

従って次に模型を作ったのが記念すべき第一号だと思う。
これは正確な時代は特定は出来ないが、小学1~2年生の筈)

1/700スケールで旧海軍の軍艦を再現したウォーターライン・シリーズ
アオシマの駆逐艦・有明だった。(ちゃんと艦名まで覚えてます!)
当時200円、現在は税込みで735円 ← 今でも売られてるんだよね。
相当、インパクトが強かったらしく、以後に作成する模型は艦船が中心になる。

どうして艦船模型なのか考えてみたけど、理由は不明。
部品が最も細かくて手間がかかるからじゃないだろうか。
少ない投資で長く楽しめる物として、艦船模型は最も適していると思う。

無論、スーパーカー・ブーム時代は車の模型に浮気したし、
(大好きなトヨタ2000GTを運転するのが隼人・ピーターソンだったのは許せなかった)
航空機や戦車を作った頃も有ったけど、艦船模型だけは途切れる事も無く継続してる。

なにしろ、帝国海軍の中心だった全戦艦が揃うのは1/700シリーズだけ。
(大和・武蔵・長門・陸奥・金剛・榛名・比叡・霧島・伊勢・日向・山城・扶桑)
航空母艦も赤城・加賀・蒼龍・飛龍を筆頭に、大鳳・信濃まで網羅。

自宅で連合艦隊が再現出来るこのシリーズは、
静岡の模型会社4社が協力して誕生した非常に珍しい企画物でした。
(大和型=タミヤ、長門型=アオシマ、金剛型=フジミ、伊勢型=ハセガワ)
この為、非常に短期間で同型艦を含め100種類以上がラインナップされている。

ところが80年代頃になると新規開発は停止し、艦船模型は冬の時代を迎える。

しかし!現在、艦船模型は異常な程の盛り上がりを見せているのだ。
ここ1年の間に、ウォーターラインの2倍スケール(1/350)で
長門が!金剛が!相次いで発売されているのだ。
(すまん、長門は購入を控えたが、金剛は我慢出来なくて買ってしまった)
反面、価格も凄まじく涙が出そうになる。
これらは既に定価1万円を軽く越え、完成後には1メートルにも達する巨大な模型なのだ。

一体、何処へ置けば良いのだろう?
買ったのは良いが、パーツを見てお腹一杯になり、そのまま積まれる事も多いらしい。
(彼らは、積んでるモデラーと呼ばれる → 既に私も立派な積んでる君だ)

しかもこれらは買って帰る際にも困難を伴う。
箱が異常にデカイのだ!(かなり恥ずかしい)
お陰で、自宅に持ち帰ると即座にバレる。

更に、艦船モデラーの多くは更なるリアルさを追求する時代になった。
別売りのエッチングパーツも一緒に買うのである。
(これが下手すると、キットよりも高いのだ)

ヤフオク等では作って・売ると言う手法が商売として成立している。
考えられない世界かも知れないが、僅か30センチの模型の完成品を
数十万の値段で買う人が居るのだ。
(こうなると単なる模型では無いと思うのだが)

今や模型は大人の道楽なのである。
子供の小遣いで手が出せる領域を超えた異様な世界・・・

積んでる君からの脱却を目指し、
私はこのブログを通じて模型を作ろうと思います。

最初に取り上げるのは、1/350の駆逐艦・雪風。
現在、製作中の模型を差し置いて、第一弾に選ぶのは
太平洋戦争をほぼ無傷で生き残った、最高に幸運な雪風が最も相応しい!
と考えたからです。

さて、どこまで実行出来るか疑問だが頑張ってみよう。
(子供の側でスプレー塗装が出来ないのがネックなんだ)

最後に付け加えておくが、私の技術では販売目的には使えない事をお断りしておく。
まるでラベル(レベルだろ?)が違うのですよ。とほほ・・・