ユーロな日々

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クラシコ こんなレアルはこの2年見た記憶がない 〔リーガ31節〕

2005年04月11日 | 欧州2010-2003
今期こんなレアルは見ていない。いや、03-04シーズンですら記憶はない。まさに王者のレアルだった。フィーゴをベンチに置いたルシェンブルゴの選択に驚いた。結果は当たった。今日のレアルはフレッシュで激しく、集中力が失われることがなかった。バルサが悪かったわけではない。2得点したわけだし、相手がカシージャスでなかったら追いついていたかもしれない。しかし今日のレアルはここぞという場面ですばらしい集中力を発揮し、失点を防いだ。そして攻撃ではバルサを上回るスピードと展開力、もっといえば創造力により、4度ゴールを割ったのだ。
あまりにもすばらしいゲームだったので何を書いていいのかわからなくなる。
先制点は前半7分、ロナウドが右深く持ち込みゴール前に上げたボールにジダンがダイビングヘッド。ジダンはそのままゴールポストに頭をぶつけた。フランスワールドカップの決勝戦を思い出す。
そして20分、ロナウドがとったFKはPAのすぐ外。ベッカムがすばらしいボールを放り込み、ロナウドが飛び込んで決めた。
しかしバルサも黙ってはいなかった。28分、エトーとシャビがねばって出したボールを、エトーが3人を抜きさってゴールを割った。ものすごいスピードだ。バルサはさらに攻め立てたが、しかしレアルは失点を許さず、そしてロスタイム、ロベカルが左を駆け上がってゴール前にいれたボールをラウルが決めた。強かったレアルでよくみたシーンだ。3-1で前半終了。
後半19分、中盤の底でボールを奪ったベッカムガロングフィード。抜け出したオーウェンがすばらしいシュートで4点目。
これで勝ったと思った。が、27分、バルサはPAのすぐ外からFKを得ると、ロナウジーニョがゴール右隅に叩き込んで、ふたたび2点差にする。しかし今日のレアルは集中し、運動量も落ちなかった。
30分を過ぎるとルシェンブルゴは次々に選手交代を行った。、オーウェンをフィーゴに、ラウルをソラリに、ジダンをセラディスにかえた。そして勝利を手にした。
この2年見た記憶のないような、強い王者のレアルだった。

〔リーガ31節 レアルーバルサ 4-2〕