ユーロな日々

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これでいい サポーターは何が不満なのだろう [Rマドリード- ソシエダ 2-0 リーガ第3節]

2006年09月18日 | 欧州2010-2003
前半、ソシエダがすばらしいディフェンス力を発揮していたので、得点はならなかったが、Rマドリードもひきしまったプレーをしていた。
アナウンサーも奥寺も、それにスタジアムのサポーターも不満げだったが、同意できない。
昨シーズンのことを忘れたのか、とぼくは彼らにいいたい。
一昨年のカマーチョ、昨年のルシェンブルゴとも、ひどいスタートだった。
それに比べれば、まったく、素晴らしいシーズン序盤ではないか。
もちろんこれはカッペロのおかげだ。
すばらしい監督のもとで、厳しい練習に取り組んできたことは疑いがない。
その成果はでている。
とくに、ディアナ、エメルソン、カンナバーロ、セルヒオラモスのコンビネーションは、この2シーズンのことを思い起こせば、この時期なら、天にものぼる思いだといっても大げさではない。
それにまだ3節なのだ。
これからどんなに強くなっていくのだろうと、期待に胸が膨らむ。

今日も後半になると、どんどんよくなってきた。
得点は時間の問題だろうと思える展開になっていった。
結果的にはレジェスのセットプレー1点だけでロスタイムまできたが、ファンニスティ・ロイのあわやというシュートもあり、ラウル、ロビーニョにもいいプレー、いいシュートがあった。
カッペロはRマドリードを再生させつつある。

確かに水曜日、リヨンに負けたのは残念だ。
しかし冷静に考えてみれば、昨シーズンの両者の実力は、はるかにリヨンが上だろう。
落ちるところまで落ち、ゼロからスタートして、まだ3節しか戦っていない新生チームが、アウェーでいきなり勝てる相手ではない。謙虚に、そう思うべきなのだ。Rマドリードはこの2シーズン王者ではなかったのだから。
この水曜日はホームだから、なんとか負けないことだ。
勝つにこしたことはないが、簡単にはいかないだろう。
そのくらい厳しいものだと思っていたほうがいい。
仮に負けたからといっても、まだやり直しはきく。
当然勝てるし、絶対に勝てる、などと勘違いしてゲームに臨むと、負けたときに大きな痛手を受けることになる。それは避けたい。
シーズンはまだ始まったばかりなのだから。
10節、15節と戦い続けていくなかで、着実に強くなっていければ、覇権奪回の可能性はある。そう思いたい。

[Rマドリード- ゾシエダ 2-0 リーガ第3節]